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アクマイザー3 第5話と第6話感想

東映特撮Youtubeで視聴したアクマイザー3の感想。あらすじも追いながら書いたので長くなってしまった。

 第5話

今日も活躍中のアクマイザーの前に、現れたアクマ族はサイレーン。

ダルニアの介入で強引に互角の戦力に持ち込まれるが、何故かサイレーンを攻撃しないザビタン。そこを狙うサイレーンだがダルニアビームによって撤退。

ダルニア、最強キャラなんじゃないか。

サイレーンはザビタンの親友だった。将来何があろうと助け合って敵と戦うことを誓い合ったのだ。 しかし、サイレーンが部隊長に座った以上は、戦わねばならない…

動き始めるサイレーンの計画。街中に設置されたサイレン装置が鳴り響き、人々を苦しめる。全ての装置のランプが点った時、銀座は無人となる、その後占領して拠点にするのだ!と、回りくどい計画を行っていたら冒頭でサイレーンの部隊が襲った女性が、装置の電源コードを引っこ抜いて阻止。

電力を建物から奪って使う微妙なセコさが仇に!

女性に気をとられた隙を突いてザビタンが襲撃、銃を奪って装置をすべて破壊。サイレーンは女性を人質に逃げ出す。荒野にて、銃を突きつけて人質を下ろすよう迫るザビタン。って、普通逆では?

指示に従い人質を離したサイレーンが俺を撃つのかと問いかけると、銃を捨てるザビタン。

「昔を思い出してくれ。お前は俺に人間が素晴らしい生き物であることを教えてくれた!」

「あのころの俺は間違っていた…」

「違う!間違っているのは人間侵略を始めたアクマ族だ!」

「言うなザビタン!俺は今、サイレーン部隊の部隊長なのだ!」

剣を突きつけられても、なおも説得を諦めないザビタン。 交互にアップするカットが入るのですが、表情に全く変化が現れないためちょっとわかりづらくシュールなのが難点。と、そこにサイレーンを狙って迸るダルニアビーム!

「ザビタン!昔の友情は終わったのよ!」

さらにダルニアビームがサイレーンの胸を直撃。 崖に落ちたサイレーンを見て、危ないところだったとザビタンに話かけるダルニアだが、ザビタンはダルニアをひっぱたいた!

「俺は友情を信じている!」

そしてサイレーンを救出に向かうザビタン。 情に揺れるザビタンですが、アクマイザーの存在や一平やジュンたち人間との交流、母との壮絶な別れなど様々な積み重ねがあるため、一概に弱いと言いきれないのが何とも。

サイレーンを助け崖を登ろうとするザビタンめがけ、メザロードが機関銃で攻撃を仕掛けてきた!イビルの介入でザビタンは救出されザイダベックにて目を覚ますが、サイレーンは行方不明に。そこで人質だった女性・ヨシコがザビタンに礼を言う。彼女は科学者で、地球空洞説について調べるうちにダウンワールドやサイレーンの作戦を知っていた

物凄く危険な臭いがするんですが、この人。

そんな彼女を仲間に加え、サイレーン作戦を阻止しようとするアクマイザーだが、ザビタンはイビルとガブラに銀座を任せ、サイレーンの本拠地を探そうとする。

サイレーンはザビタン抹殺に失敗した、ならばメザロードが彼を処刑するかもしれない… はたしてサイレーンは予想通り、磔にされていた!それを見て突撃するザビタンだが、それもまた罠。サイレーンの命と交換で武器を捨て、囚われることに。

それを目撃した一平がイビルとガブラに知らせ、自分もついていこうとするが事故って失敗。ザイダベック号、このずんぐりむっくり船体でどうやって地下に下りるのかと思ったら、普通に潜っていった本拠地の後に空洞がありました

だがそれすらもアクマイザーをおびき出す罠!囚われるイビルとガブラ!って、一平が目撃してなかったらどうしたんだメザロード。 囚われたアクマイザーに対して、囮で捕まえたように見せかけただけだと説明されてサイレーン登場。サイレーンに銃を渡してザビタンを処刑するよう迫るメザロードだが…

「俺には…親友は撃てん!」

メザロードに銃を向ける。しかし銃は空砲、そこにメザロードが攻撃して倒れるサイレーン。

うーん、メザロードは知略を駆使する悪党として見せたいのかもしれませんが、ちょっと「罠」を使いすぎたような。そもそも、メザロードが今回も含めてそんな賢そうに見えない人なんだけど! 全体的に出入りが激しく、目まぐるしい展開になってしまいました。

自らの剣を形見としてザビタンに託し、息絶えるサイレーン。再び涙を流すザビタンのバンクシーン。表情が大きく変わらない着ぐるみでなんとか感情を示そうと必死なスタッフに涙。そこにダルニア突入でアクマイザーは解放される!

もうダルニアだけでいいんじゃないかなってレベルで、ダルニアが強すぎる。 アクマイザーみたいに明確にアクマ族には従えない!ってキャラじゃなくて、ただひたすら自分の好きなことのために動いている人なんですが、若干漂うやりすぎ感。

悪魔の紋章でいつも通り苦しめるメザロードに、サイレーンの剣を投げつけ紋章を叩き落として復帰するザビタン。分が悪くなったメザロードは本拠地を飛行船にして逃げるが、大量破壊兵器ザビタン・ノヴァによって撃墜されるのであった。

夕日をバックに親友の墓標として剣を立てるザビタン。ダルニアもそれを見て友情の力を思い知るのであった。

で…ヨシコさんはそのままほっとかれました

第6話

今日も君たちの知らないどこかでアクマイザー3が活躍している」と、いきなりのナレーションをよそに耳で何かを探知したザビタン。指さした先には、派手に吹き飛ぶビル。

回りくどい作戦だとアクマイザーに邪魔されるから直接的な徹底破壊か!?と思ったらアクマ族御用達ドリル戦車は派手な登場の割に兵士アグマーを呼ぶだけ。

戦いの最中、水を飲むガブラを襲うアクマ族カッパード。

水がなければだめだという貴様の存在が黙っておけんのだ!

ひどい言いがかりだ!

腹に穴を開けられるガブラだが、大胆にも噴水を叩ききって水を与えるイビルにより力を取戻し、カッパード撤退。

東都タイムズではビル爆破事件に頭を悩ませる編集長。 毎度挟まれるやり取りなんですが、編集長と光彦少年の「どうして?」のやり取りが話を膨らませる訳でもなく、面白くなってくれないのが困りどころ。

そのころ、突然現れた水たまりに飲み込まれる少年たち。偶然居合わせたジュンとヨシコもまた飲み込まれそうになるが、さっそうと現れたザビタンが水たまりに攻撃! メイン回で家族や親友に関わる精神面のもろさが押し出されるザビタンですが、そうでないときは普通に「ヒーローの登場」をするのでとても格好いい。

突き刺した地面から現れたのはカッパード。イビルとガブラも参戦。公園の遊具を使ったアクションはなかなか面白いです。 貴様らの相手はガブラを殺してからだと述べて、カッパードまたも撤退。

ザイダベックにてヨシコさんが分析したところ、カッパードの水溜りの水は土と同じ成分。カッパードの能力は土を水のような液体に変えること、その目的は東京の土を液体にして洪水にすることなのだ!

「土を水にすることができるのなら、その水を土に戻す薬も作れるはずです!」

さらっとスゲーこと言ったぞこの人。

そのうちアクマ族を一掃できるような超兵器の開発もやりそうな気がするヨシコさんは、アクマイザー3チーム一番の危険人物ではなかろうか。

東映の科学者は相変わらずナチュラルマッドサイエンティストの集まりです。

そんなわけで薬を作る研究に取り掛かるみなさんだが、薬を作るのが得意だったはずのガブラが外れて深夜の町を歌いながら徘徊してるのはどうしたわけか。

そんなガブラが酔っぱらいを水から助け、場面が切り替わると朝になっていてカッパード部隊と殴り合っているという、妙な繋ぎ。カットされた場面があるのでしょうか、それとも本当に朝までこいつらと殴り合いの死闘を演じていたのか、ガブラ。

ガブラの攻撃がカッパードに命中すると、頭の皿の水を失ったカッパードは苦しみだす。彼もまた、ガブラ同様水がないと苦しむ体質だった! 自分と同じ体質のカッパードに水を与えて助けるガブラ、だがカッパードはむしろ同じ体質ゆえにガブラを憎んでいた! 腹を突きさされ窮地に陥るガブラにダルニアが加勢したことでまたまた撤退するカッパード。

絆創膏をべたべた貼り付けて水を飲むガブラに、例の薬は完成したことを伝えるマッドサイエンティスト。これで計画は阻止できる、と思ったところで、やはり同じ弱みを持つカッパードを見捨ててはおけないガブラ。面識はない相手に理由なく憎まれ、こちらは逆に共通点から一方的に怪人に思い入れる、という構図。 前回と対になる形で「アクマ族と敵対するとはどういうことか」を描いていきます

薬を散布したことによって第一次洪水計画は阻止。そこからガブラはカッパードを説得。それを受け入れたカッパードはガブラに招かれてジュンの部屋に向かうが、それは薬の製造を阻止するための罠。

カッパード撤退に光彦少年が花びらを飛ばすことでダルニアと誤認させるという手段をとるのですが、ダルニアの強さを生かした上手い流れ。

ヨシコを誘拐したカッパードに怒りを燃やすガブラ、ザビタンとイビルと共に湖の基地へ。前回同様、一平が基地を発見するも突入できず→アクマイザーに知らせる→ついていけないで「俺って未熟だなあ」とぼやく、という流れが入るのですが、 個人的に千葉治郎さんの生身アクションがもっと見たいので、こういう流れにされるとそれが減ってしまい残念

もはや生きていることに突っ込まれないメザロードを撃退したザビタンと、怒りのままにカッパードを殴るガブラ。魔法陣アタックを受けたカッパードは基地のコンピューターに突っ込んで自爆。「水がなくなると苦しむ」が生かされないのが惜しい

カッパード、アホや…お前アホやで!ワイはな、ワイはお前とはホンマにいい友達になれると思うてたのに……

前回の流れも踏まえるとここで憎悪のままにカッパードなぐり殺す展開はまずいのでは…と危惧してましたが、最後にカッパードの死を悲しむガブラ、とすることでなんとかバランスをとりました。

今回二話に限らずここまでの『アクマイザー3』全体に言えることなんですが、どうも見せたいものを重視して細かい流れや整合性に難あり、という話が続く印象(年代を考えると標準かもしれませんが)。

しかし、メインとなるアクマイザー3のキャラをきっちり描き分けたうえで、同じテーマに沿った違う話を展開していくのは面白いです。第2話から第4話まではアクマ族と人間の関係に重点を置いてましたが、この第5話と第6話ではそれを踏まえたうえでアクマイザー以外のアクマ族にスポットを当ててきました。「ザビタンと同じ理想を持っていた、古くからの親友」と「ガブラと同じ体質を持つ、面識のない勝手な憎悪を向ける相手」と、この二話分の敵怪人もまた対になる相手なのがまた面白いところ。

まあなんにせよ、今怖いのはメザロードなんかじゃなくて圧倒的な力で自分の気に入らないことを無理矢理阻止していく某純潔魔女みたいな力の権化ダルニアと、どう考えても東映おなじみナチュラルマッドサイエンティストなヨシコさんだってことです!