読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

変身忍者嵐 13・14話感想

特撮感想 変身忍者嵐

Youtubeで配信された『変身忍者嵐』13話と14話の感想です。

今週配信分の見どころはあまりにも弱すぎるオバケクラゲ

 第13話

南の遙か異国まで航行できる潜水艦を有する血車党の科学力。確実に無駄遣いです。

(ちなみに史実では実戦投入された最初の潜水艦が1776年のタートル潜水艇だそうで)

その目的は新型爆薬を運ぶことだが、この爆薬は衝撃に弱くちょっとしたショック(本当に骸骨丸がこう言いました)で爆発する潜水艦で運ぶの、かえって危険では。

その護衛につけた化身忍者オバケクラゲが、任務を忘れて南の島の女に手を出したりと、すごくダメな雰囲気

先に日本に上陸したオバケクラゲは、上陸しやすくするため奥州勝浦の人を襲って人形に変える。少年・ショウタも人形に変えられてしまうが、彼の母が持っていた秘伝の薬はオバケクラゲに大打撃を与え、人形をもとに戻した。しかしショウタの父を救うだけの薬がなく、原料を取りに走る母。そこに襲い掛かるオバケクラゲによって囚われるカスミたち。

「どうだカスミ、動けまい!お前たちはこれから人形になって、血車党の慰みものになるのだ!

子供向けのヒーロー番組で飛び出すセリフじゃないよ、それ!

いや、深読みしすぎなのかもしれないですけど、先に述べたようにオバケクラゲは女性襲ってたりするんで、絶対そういう意味で発言してるよね!?

もったいぶっていたところを嵐が救援。体が乾くオバケクラゲはショウタ母をさらって撤退する。

ショウタの母を探すべく行動を開始するタツマキたちだが、ショウタは一人で母を探しに。そこにオバケクラゲが現れ、ショウタをさらう。

乾き対策で日傘持ってるのがさらにマヌケな絵面に。

そして部下も部下で、基地の人形に紛れ込んだタツマキとツムジに気づかないという体たらく。すぐに警戒して槍で刺そうとしますが、ハヤテによって阻止。

いい加減、血車党は情報伝達をちゃんとしようよ!そしてタツマキとツムジの戦力を本気で警戒すべきだよ!

爆薬輸送計画を知ったハヤテはショウタたちを助け、オバケクラゲと決戦。珍しく水中戦を展開しますが、オバケクラゲが強くなったようにも嵐が弱くなったようにも見えません。

そしていつも通り姑息秘剣・影映し…と思いきや、オバケクラゲは技の発動前に逃走するという賢明な判断に出た!潜水艦に逃げ込んだオバケクラゲに対して嵐はどう出るか…と思ったら、飛び蹴りの姿勢のまま海に飛び込んで、潜水艦にライダーキック!

二回のキックの末、爆薬が振動で爆発、潜水艦は海の藻屑と消えるのであった!

話の筋としては非常にアレだし、爆薬で自爆というオチもある程度予測できたのですが、終始間抜けなオバケクラゲ水中でも戦力が落ちる気配がない嵐によって何とも言えない笑いのエピソードに。  

第14話

1クール終了したところでの再生怪人軍団編。

新しいドクロ館を建設するための人材を集めるため、箱根の関所のニセモノを作り誘拐する作戦を考える骸骨丸。落石で通行止めとなり仮関所を作るというアイディアが、まるで「ニセ夜間金庫事件」みたい。

それはそれとして先週倒れたばかりなのに復活させられるオバケクラゲ、お疲れ様です。

少女・楓だけが父によって逃がされるが、通行人に助けを求めても誰も信じてくれず。そこに通りがかったハヤテは血車党の仕業とにらみ調査開始。

女装したタツマキが偽関所に入るが、いつも通りあっさり看破。人食いガラスの攻撃で左目が転げ落ちてしまうのですが、普通にはめ込んで何事もなかったかのように再生(その後の場面で濡れ布巾載せて「一晩でよくなる」と言及)。

ゴールド・エクスペリエンス?(こっちの方が先です)

すぐさま嵐が突入するも、人食いガラスは関所もろとも嵐を殺そうと気球で空中に逃げて爆弾投下。カラスの化身忍者なのに飛行能力つけなかったことが気になりますが、先週の潜水艦に今週の気球と、血車党の技術が100年単位で進んでいて怖い。

本拠地を探すハヤテたちは、木につるされていた脱走者の一人を救出。その男は仲間と共謀して脱走を企て、楓の父・佐吉もその中にいたという。

安堵する楓とツムジだが、油断はできないとハヤテが刀を振るう。するとそこには仲間を殺そうと隠れて待ち構えていた再生化身忍者・不死身マシラの死体があった!

ひ、ひでぇーっ!!?

再生怪人の部類とは言え、仮にも化身忍者なのにこの扱い!今でこそ常識として根付いてしまった「再生怪人は弱い」お約束ですが、これを越えるものはそうそうないんじゃないか。

第二の刺客・オバケクラゲ、Bパート開始20秒で刺殺。

あー、うん……オバケクラゲなんで仕方ないね。

それにしても、さも当然のように蘇った化身忍者についてハヤテもツムジもちっとも驚く様子がないのが不思議なんですが。

「なんて恐ろしい…俺この先行くの恐ろしいだ…」

「情けないことを言うな!子供に笑われるぞ

後年、今回の脚本担当である伊上勝の実子・井上敏樹は、伊上勝について「子供に嫌われたくない人だったと思う」と述べていますが、このセリフはその意識の表れでしょうか。

忍者でもない、戦闘経験もない一般人に強いるのは若干酷な話の気がするけど!(一応、「先へ行くのも後に戻るのも結果は同じ」とフォローはしますが)

崖の下の洞穴に脱走者の仲間がいると聞いたハヤテは、目を逸らすためツムジと楓に囮になってもらうことに。川下で男とハヤテの姿をしたカカシと共に、魚を焼くツムジと楓。それをわざわざ二人で見張るオニビマムシとネコマンダラ

焼き魚を見て涎を垂らすネコマンダラを窘めるオニビマムシという構図が、実際に描かれた実力と実にマッチしていて可笑しい。まあ、どっちも囮に気づいて突撃するも、あっさり落とし穴に嵌められて退場というひどい扱いですが!

崖の洞穴についたハヤテと男だが、中に誰もいない。そこに男からの不意打ちを受けるハヤテ、さらに襲い掛かる再生化身忍者!変身忍者嵐となったハヤテと再生化身忍者の対決が今、始まった!ここまで登場した化身忍者集団があまりに残念な扱いだったのですが、ここで戦う化身忍者はそれぞれが得意とする忍法を使って攻撃し、なかなか熱い戦いに。

そこにまたも気球、その籠に乗っているのは脱走者の男。彼は人食いガラスの変装だったのだ。空から爆撃する人食いガラスは崖に落ちた嵐を見て勝利を確信するが、ハヤテに戻った亡骸を踏みつけると、それはなんとトゲナマズ! そして立っている化身忍者も触れるたびに倒れていく。一瞬のうちに嵐は全てを倒し、トゲナマズを変わり身にして逃げていた!展開自体はひどいのですが、演出と勢いで強引に乗り切らせてしまう力技。

気球に逃げる人食いガラスを追いかける嵐。昇ってくる嵐を追い払おうと、くちばしでつつきまくる人食いガラス。 絵面もさることながら、つついたときに鳴り響くカンカンという音が効いているような音に聞こえない(つつかれた手を離すなど、実際にダメージはあるっぽい)のですごい間抜けな映像に

しかし、下ではツムジと楓が佐吉を発見。彼は気球を制御する綱の調整役として働かされていたのだ。彼を救出し、気球の高度を下げるべく綱を引かせるツムジ。

地上に降りた人食いガラス、嵐に追われてなおもくちばしで応戦。 ここで主題歌インストが歌の付いた主題歌に切り替わるのですが、いくら演出ががんばっても根本的にくちばし攻撃が間抜けなので中和しきれてません。嵐は今回、いつもの影映しではなく旋風斬りという新必殺技を披露。刀を回転させてから持ち替えて首を一刀両断と、派手でヒロイックな技になりました。

そして倒した人食いガラスに対して、合掌。人食いガラス自体は卑劣な小者もいいところでそこまでする必要あるのか?とも思いますが、男(になりすましていた人食いガラス)を助けたときに「丁重に弔ってやろう」と言っていたので、それを意識したのか。

監督によるものか脚本から書かれている内容かわかりませんが、これまで倒した化身忍者に対して何も述べなかった嵐が、その死を弔うような行いをするのは初めてで、何か意図的に組み込んだものだと思います。 必ずしも力で勝つだけでないヒーロー、というのは第8話にも通じるところがありますが、そういえば第8話の化身忍者・毒蛾くノ一は再生忍者に入っていたのに撃破シーンがないのも引っかかるポイント。これについてはその第8話での「嵐は女子供を斬らない」という設定を踏まえて入れなかった、というのも考えられますが。

再生忍者の扱いなど、それはちょっと…と思うところも多々あったのですが、単に勢いだけにとどまらないで見るべきポイントがなかなか多く、面白い話でした。監督も伊上脚本だと撮影しやすいのか、今回テンポも非常によかった。