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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

超力戦隊オーレンジャー12話感想

特撮感想 オーレンジャー

ニコニコ動画で配信された『超力戦隊オーレンジャー』の感想。

 赤ん坊に嫌悪感を示す皇妃。皇帝が調査したところによると、人間は本能的に赤ちゃんをかわいがるようインプットされているので、それを逆手にとって、赤ん坊から裏切られるようにすれば社会が混乱するはずだ!と計画。

…路線変更の影響が着実に見えてきました。

まあ、毎回直接攻撃ばかりだとストーリーが1年持たないので、こういう変化球を飛ばしてくるのは問題ないのですが、前回から二度目の変化球

作品のこれまでを考えると、バラノイアにとって一番の強敵はオーレンジャーであり、それを排除すればあとは世界征服など容易、って状況なのだから、回りくどい世界征服計画よりオーレンジャー特化の作戦を展開し続ける流れの方がすっきりするんですが、これは背景事情とかも踏まえてやむなしとするしかないのか。

まあオーレンジャーロボ排除作戦に失敗→武力じゃどうにもならんからとりあえず別の方法で征服して、オーレンジャーの居場所を無くしてやろうぜ!な侵略プランかもしれないけど!(考え過ぎ)

その夜、町中の赤ん坊に細工するマシン獣・バラベイビー。翌朝、吾郎は近所の奥さんから、バーゲンセールに行っている間に赤ん坊・コウの世話をするよう頼まれる。

そこにやってきた昌平、

「どうするんですか?今日は二人でテレビゲームやろうって…

地球は狙われてるのに、余裕だな、君ら。

参謀長除けば彼ら2人が年長で、階級も上の方なんですけど。

そして20代半ばの男(職業軍人)二人で昼間からテレビゲームというのも、20年前のこの時代にしてはなかなかすごい話の気がする。まあ、脚本書いた杉村升さんがゲーム好き(後にバイオハザードシリーズやディノクライシスなどでも脚本を担当)だから出てきた台詞なんでしょうけど。

しかし昌平も赤ん坊の可愛さには勝てず、あやそうとするが泣かれてしまう(吾郎、それについてさらっと「不気味な顔」とか言い出す。ひどい!)。すると、周りのあらゆる物が爆発し始めた!吾郎が本部に連絡すると、街中あちこちで同じ現象が発生、赤ちゃんの声が特殊超音波となって周囲のものを破裂させているということが判明した。

赤ん坊を襲うバラベイビーを発見したオーレンジャーだが、バラベイビーはコウをはじめとする赤ん坊の能力を強化。

強化された超音波によってはじけ飛ぶ高層ビル群。

街中は大惨事に

バラノイア皇帝一家はこのままいけば人は赤ちゃんを恐怖の対象とみなし、いずれ出生率が下がって滅亡するぞ!と大喜びですが……皇帝陛下、そんな回りくどいこと考えなくてもこれで十分文明を破壊しつくせると思います。

だが、そんな皇帝の思惑と裏腹に、むしろ赤ちゃんを泣かせないように必死でかわいがろうとする人類の姿がそこにあった!…まあ当然の行動なんですが、これ別に赤ん坊をかわいがる本能じゃなくて自分たちの身を守る危機防衛本能だよね?!

そして、そんな中で積極的に子守りにあたる樹里と桃君ら確か、空軍だったよな?!

普通ならあれだけの大惨事を起こせば死刑だろう、と困惑のブルドントだが、皇帝、

「『愛』か……人間どもの言う『愛』というものがここまで妙ちくりんなものとは……」

いや違う、それ絶対違うよ

ていうか前回「機械への愛を忘れている!」と憤っていたような気がするんですが、どうも皇帝一家にとっての『愛』の概念がすっきりしません。脚本家同士ですり合わせが上手くいってない、ということもあるのでしょうが、どうやら『愛』を便利ワードとして使う以外に考えてない気がします

まあ、これを『愛』と勘違いしてしまうのは愛を知らない機械らしさが出ているところ、と解釈できなくもないけど、どうもそういう描き方じゃないっぽいしなあ。

ムキになって何が何でも赤ちゃんによる混乱作戦にこだわる皇帝は、バラベイビーを使ってコウを誘拐。港の高台に連れて行き、近くの石油コンビナートを超音波で破壊させて、コウの命もろとも東京への壊滅的打撃を加えようとしていた!

だから、普通に破壊工作に出た方が早いって、皇帝。

コウがミルクを飲んだのは30分前で、お腹を空かせて泣くことはないはず、と言う樹里。でもあの子は大飲みだからすぐお腹を空かせるかも、と心配する母。とにかくコウを泣かせないように降ろすしかない、と、ミルクとおしめを持って走るオーレンジャー緊張感があるのかないのかわからない不思議な会話と展開で、面白すぎます。

そんなオーレンジャーを妨害しに来たアチャとコチャ。4名が抑えている間にコウの下へ走る吾郎。

ミルクとおしめで片手がふさがっているのに、生身でバーロ兵を圧倒する吾郎。

コウの下へたどり着きそうになる吾郎を妨害し、先に泣かせるため攻撃を加えるバラベイビーだが、コウは一向に泣く様子無し。決死の吾郎がついにたどり着いて、やっと解決を迎える…と思われたその時、泣きはじめるコウ。

原因がつかめず、ミルクを突きつけたりおしめをチェックしたりと、珍しく慌てふためく吾郎。母は、ミルクが冷えてしまって飲めないのだろうと推測して新しいミルクを作り始めるが、そこにタコンパスが赤ん坊を泣かせるためだけに砲撃

それで石油コンビナートを狙おうよ?!

落下するベビーカーを、超力変身して追いかける吾郎。それをタコンパスのビームが襲い、大きな炎を巻き上げる。しかし、オーレッドはしっかりとコウを抱きかかえ、着地していた!

こんな頭おかしい話なのに、普通にヒーローとしてかっこいい救出劇と着地を決めるオーレッド

そしてまだ敵は健在なのに、隊長めがけて駆けよってくるメンバーたち。

ミルクを与えたコウと母を退避させ、戦闘再開するオーレンジャー。バラベイビーは超音波でオーレンジャーを苦しめるもスターライザーとビッグバンバスターで瞬殺。巨大化するが、オーレンジャーロボ出撃。哺乳ビン爆弾などで応戦するバラベイビーですが、オーレンジャーロボが派手に火花散ってのけぞる様子を見せる割に全然効いているように感じられません。コクピットに火花と煙が飛んでのけぞる演出すらなし。さらにビームを放つもスーパークラウンソードに反射されて逆にダメージ。そこからクラウンファイナルクラッシュでKO。

いや尺の都合もあるし、この時代の戦隊ロボでは定番ではあるけど(大連王、無敵将軍など)無敵すぎるぞオーレンジャーロボ。

そして事態に解決策を打ち出さないままバラベイビーを吹き飛ばしてしまったのですが、バラベイビーが倒されるとあっさり超音波の声は解除。バラノイア最大の失策は彼を前線に出してしまったことで間違いないです、ハイ。

事件は解決、コウの笑顔を見てやっぱり赤ちゃんは笑顔が一番と笑うオーレンジャー。そこで三浦参謀長がコウを抱き上げるも、何か底知れぬ狂気を感じ取ったのか泣き出してしまうコウ。昌平も吾郎も泣き声を止ませることはできず、結局母の下でのみおとなしくなるコウだった。

えー、全編頭おかしくてツッコむにツッコミきれないのですが、やっぱり一番のネックは『愛』というものの描き方が曖昧に過ぎることだなーと。単純な便利ワードとしてこれを飛ばすのは非常に危険。

まあ少なくとも、今回赤ん坊を泣かせないようにしてたのってどう考えても愛からくるものじゃないよね?ってことで。

ドタバタの一話完結としてはそれなりに楽しめたんですが、作品の流れで言うとちょっとマズいものを感じる、そんな話でした。

次回は桃の単独メイン回の模様…犬?