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宇宙刑事シャイダー第14話感想

ニコニコ動画で配信された『宇宙刑事シャイダー』の感想。

 20年前に宇宙で行方不明になり、その当時の姿のまま帰ってきたジミー北原は、恋人である霧子にうり二つな彼女の姪・まり子を追う。しかし彼は宇宙線の影響で身体を原子分解できるミュータントに変異しており、それを利用しようとフーマがつけ狙っていた!フーマは彼を捕獲するため、不思議獣・グリグリを差し向けてまり子を操り、彼をおびき出す……。

話の筋としては特筆するようなことがなく、特に生かされない「まり子の母が旅行中」という設定をナレーションで解説することや、ジミーを捕まえるために動くまり子(というより操っているフーマ)が何故かジミーと霧子の過去の細かいところまではっきり知っているなど、大筋はむしろかなり荒っぽいのですが、小林義明監督の演出によりこの『シャイダー』シリーズにしては極めて珍しい、なんとも味わい深い余韻を残す怪奇ホラー作品に。

シャイダーの焼結解説カット(なんと今週、Aパートで焼結しません)や不思議獣の誕生シーンカットを始め、光源の使い方、カット割り、選曲など、とにかく異色の雰囲気が楽しめるエピソードでした。

ただ、こういう変化球を飛ばしてくるのにはやっぱり『シャイダー』という作品が固まっていてほしいところで、この14話までで大雑把な展開構成のテンプレ以外の背景がうまいこと固まってないのが残念。繰り返し言いますが、これは今回のエピソードよりも『シャイダー』という作品全体に感じる問題。

そして、最後は真実を聞かされてなおも霧子の幻影を追い続けるジミーが近づいてくるまり子を拒絶、そのまま空へ姿を消してしまい、それについて「霧子とジミーが遙か銀河のかなたへ手を取り合いながら駆け出していくのを見た」となんとなくハッピーっぽく締めてますが、ほろ苦いとか通り越して登場人物誰にも一切の救いをもたらさなかったという、恐ろしいエピソード

フィクション(それもヒーロー番組)なんだから、もうちょい手心を加えてもよさそうなものなんですが。しかも今週のシャイダー/沢村大、まり子の警護としては役立たずだし、最後にまり子に気の利いた一言もかけてやれないしで、ジミーの行方不明・ミュータント化の真相を調べた以外はいつも通りにフーマを倒す暴力装置としてのみの活躍。せめてジミーの死に際ぐらい、穏やかにしてほしかったなあ。

次回は…水着?