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超力戦隊オーレンジャー13話感想

ニコニコ動画で配信された『超力戦隊オーレンジャー』の感想。

先にまとめておくと、話の筋、ぐっちゃぐちゃ。

いや、うん……「高久進」の名前である程度覚悟してはいたんですけど。

富士の樹海の異変を探るため調査に向かうオーレンジャー。しかし、桃は手分けしての調査中にマシン獣・バラマグマに襲われて足を怪我、さらにパワーブレスまで失ってしまう。

桃の前に現れたのは、一頭の大型犬。その犬の導きによって、山小屋に暮らす陶芸家・島田吾一とその孫の正太に救われる桃。その犬は地鳴りのたびに遭難者を発見して吾一たちに伝えてくることから「神様の犬」と呼ばれており、正太は「ジョニー」と名付けていた。

無線機を失い仲間と連絡が取れない状況を正太から指摘されたのに、あっさり笑顔で流して、その問題とバラノイアそっちのけで犬の話に没頭する桃。いや確かに桃ってこれまであんまりシリアスな印象が無い人だったけど(樹里と一緒に用意された初メイン回がギャグ寄りだったし)、ここまで職務に対する責任感とか色々すっ飛ばしちゃさすがにまずいと思います

そこに山小屋の壁を突き破りつつ襲ってきたバーロ兵、それを撃退した桃。ある洞窟で不審者を見たという正太の目撃情報に従い、そこへ向かうのだが、おじいさんはそのまま放置。そして犬が来るなり正太を無視してひたすら抱き付く。えー……一応、犬がパワーブレス持っていて、それで樹里と連絡が取れたのですが、伝えた情報が「マシン獣がいるから警戒しろ」だけで、今言われた不審者の情報とか足を怪我していることとか重要な情報を一切連絡しません

仕 事 し ろ 。

そして桃が犬といちゃついている間に、一人だけで不審者(バラマグマやブルドント)のところに向かった正太は、足元の石を転がした音でバレてしまい、マグマ流(バラノイアの目的は、ここから爆弾を突っ込んで富士山を噴火させること)の穴に突っ込まれて殺されかける

このピンチの流れももう月並みすぎて、90年代半ばにもなってまだこれやるのかと思ったりするんですが、それを置いても本来桃に伝える目的で来たはずなのに彼女を置いて先行しちゃう正太の行動は無理があるし、犬にかまけてそれを許す桃の行動もダメすぎる(オーレンジャー職業軍人である以上、ここを単なる「甘えがある性格」で片づけるのはまずいし、ましてやその問題を誰も指摘しないのはもっとまずい)し、これで正太が死のうもんならどう考えてもそれは完全に桃の失態です

あわやオーレンジャー最大の不祥事寸前のところを救ったのは、犬!犬に噛まれてバラマグマは正太を解放し、ブルドントも噛まれて撤退。この流れで、ブルドントには機械の癖に痛覚があることが判明しましたが、いきなり月の前線基地に帰還、場面がそこに移ったりして、見ていて落ち着きません。というか今回、場面転換やつながらない展開がやたらに多く、本当見ていてすっきりしない。

そして、バラノイアは犬を血祭りにあげることに。爆炎に消えた犬を見て怒りの桃、変身してバラマグマと対決。主題歌が流れますが、今回は二番の歌詞。そして普通に捻挫した方の足で蹴っているのですが、数回キックをかましたところで思い出したかのように痛み出しました。

「たかが犬一匹に、命を懸けるとは!」

すみませーん、君たちー。オーピンクもバラマグマも本来の作戦忘れてませんかー?

特に桃、君は本来の作戦に気を配らないと犬一匹どころじゃすまない被害が出るんですよ?! 

今回最大の問題点は、話の主題である犬関連のことと、敵が繰り出す作戦が一ミリも噛み合っていないこと。犬のことと敵の企みが別次元で流れていくので、連絡がとれない状況を無視して笑顔で犬の話をする桃とか、任務そっちのけで犬に抱き付く桃とか、桃の救助と敵の阻止とで平行して動くオーレンジャー他メンバーとか、とにかく全体的にちぐはぐ。

一体、彼らは何のために戦っているんでしょうか。

全力で戦い挑んでも倒れないバラマグマにピンチのオーピンクだが、それを発見した4人が救援。『虹色クリスタルスカイ』のインストで隊長が来てくれることの安心感だけは今回評価したいところです。戦闘はジャイアントローラー→巨大化→クラウンソードと超巻きで片づけられましたけど。

消えた犬を探す桃、果たして死んでしまったのか……と思ったその矢先、犬の鳴き声。その方向を見ると、元気な姿でこちらを見つめる犬!

「桃、あの犬は皆が言うように、やはり神様が僕たち人間に授けてくれた守り神かもしれないな……」

よく話を知らないはずなのに、適当に綺麗なこと言ってうまくまとめたつもりになる隊長。

そしてその守り神さん、冒頭でバラノイアの計画に巻き込まれた遭難者を発見しているのですが、その人については最後まで全く触れられませんでした。……救助されたと、信じたい。

 

えー……もう一度言います。話の筋、ぐっちゃぐちゃ。

本当なら「小さな命のために必死になれる、動物好きで優しい心を持つ人」として桃を描きたかったのだと思いますが、明らかに多数の命を天秤にかけるまでもなく無視してしまっているため、桃が責任感のかけらもないただのダメ隊員にしか見えなくなってしまい、非常に残念な話でした。

次回はラーメン屋ロボット?「頭脳回路が優秀すぎる」の一言はなかなか強烈で、期待。