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アクマイザー3 第11話と第12話感想

youtubeで配信された『アクマイザー3』の感想

 第11話

アクマ族・ミイラーゴに誘拐された少年ゲンタとその妹トシコを救出するイビル。その姿を恐れる子供たち。

「泣くことはないだろ」とか言うイビルさん、すっかり自分が異形の存在という自覚がなくなっている模様。「これはお面で、これが自分の普段着」と弁明するんですが、それで受け入れる子供たちの感覚やいかに。

もう一人捕まっている子供を助けようとするイビルだが、それはミイラーゴの変装で、額に張り付けた鏡により無力化されたイビルは大ダメージを受ける。ザビタンとガブラの救援でトシコとイビルは助かるが、ゲンタは再び誘拐されてしまう。

気絶していたイビル、目を覚ますとゲンタ救出のためミイラーゴを追おうとするが、対策を立てたミイラーゴには勝てないとジュンと一平が阻止。

「ザビタンも言ってたわ。イビルには、トシコちゃんを守ってもらうだけでいいって」

基本的に心優しく、クールな面と熱血の面を合わせ持つザビタンですが、仲間に対する戦力外通告の言葉は毎度えげつない

街でミイラを追うザビタンとガブラ、しかし街中で暴れているミイラはすべて、人間を洗脳したものであった!ミイラーゴの計画は、人間同士を争わせることが真の目的だったのだ!

街中で洗脳ミイラに向かって「皆殺しだ」と叫びながら拳銃ぶっ放す警察官たち。

東映の警察は発砲判断早いのが常だよなと思いつつも、その正体は人間なのだから撃つなと言うザビタンたちもミイラの仲間認定して容赦なく射殺しようとするあたり、改めて70年代の恐怖の片鱗を感じます。

住宅街で猟銃ぶっ放したり、手負いの爆弾犯人(冤罪)に石を投げつけるとか、日常茶飯事ですからねこの街!

そんな警官隊すらも、あの大魔女ダルニアの前には無力なのですが。ダルニアもまた警官から銃を奪ったうえで銃を突きつけて脅したりと過激。大魔法で爆殺しない分マシだけど!

一方でゲンタを放っておけないイビルはやはり出撃しようとするが、どうしても離れないトシコに手を焼き、トシコを背負った子連れスタイルで出撃。一応「目をつぶれ」と忠告するものの、子供の目の前で容赦なく下級アクマを切り捨てるイビル

まあ以前「たとえ子供でも、我らの敵を名乗る限り殺すべきだ!」(第8話より)とのたまったイビルのことなので、子供に甘い夢を与えないのは実にらしいといえばらしいんですけど。

そして、そんなイビルの勇姿にトシコ、

「早くお面をとったイビルの顔が見たいわ」

大切なものが崩れる予兆の音が聞こえてきた!!

本拠地を探し当てたイビルは、ミイラーゴに対して目隠しとトシコの指示を受けることで立ち向かうが、メザロードの救援で目隠しを取られ、捕まってしまう。包帯に巻かれピンチのイビルたちのところに、ザイダベックでやってくるザビタンとガブラ(何故戻ったのか、どうやって本拠地知ったのかの説明がなく、唐突過ぎてどうなのかと)。囚われた人々を解放し、一緒に脱出しようとするイビルの前にまたもミイラーゴが現れるが、イビルのピンチに際してトシコとゲンタ、投石。石で砕かれるミイラーゴの額の鏡。

まあ何というか、70年代怖い。

アクマイザー3に追い込まれるメザロードとミイラーゴ。メザロードの指示で(最初のゲンタ誘拐時に使った)「奥の手」である3万ボルトの高圧電流包帯をザビタンめがけて繰り出すミイラーゴだが、

「そんなもの、俺たちに通用するか!」

奥の手、あっさり無効化(笑)

一応「ジャンケルを合わせるとアクマイザーの力は3倍になる」と解説はされるんですが、それだったら冒頭に一度食らったイビルが無効化する話の展開でないと、単純にザビタンが強いってだけになってしまうのですが。個人的にはザビタンが強くかっこいいのはアリだけど、話の構成としてはイビルが跳ね除けてほしかった。

ミイラーゴは魔法陣アタックで撃破、メザロードは撤退、本拠地は大量破壊兵器ザビタン・ノヴァで壊滅。トシコには一平が「イビルの素顔」として接しに行くが、声が違うことで看破されてしまい、道を走るイビルに手を振るトシコで締め。

結局、イビルの顔はお面ってことで押し通してしまったのですが、この優しいウソ(のつもりなんだろうか?)がいずれ近い将来にデカい破滅を起こしそうで、すっごいモヤモヤ

この「優しさのつもりでイビルがウソをついてしまった」ことについては、今回の話できっちり決着をつけるべきだったと思います。「イビルはトシコと触れ合って兄妹愛を知ることができた!」と綺麗に見せかけているのですが、そんな筋の話だったんだろうか、これ?「異形の存在の哀しみ」は通しテーマの一つであるがゆえに、それを嘘つき・ごまかしっぱなしで終わらせたのは、さすがにマズいかと。

本来書くべきことから逃げてしまったような、すっきりしない印象の話でした。

第12話

またえらくグダったなあ。

アクマ族・ハンギョラーの基地を探してある湖にたどり着いたアクマイザーだが、湖からの矢でザビタンが傷を負う。その矢は首筋の神経が集中している場所に命中しており、ザビタンはそれによって光るものを見ると失明する後遺症を負ってしまった!

話の主題であるはずの「ザビタンが失明するピンチ」が、盛り上げる要素として全然機能しません。「ハンギョラーは三人がかりでないと倒せない強敵」であるがゆえに、失明しても戦える特訓を積んで、仲間に失明していることは内緒にしようとする、ということなのですが、

その1・最強戦力であるダルニアの力を無視

その2・そもそもハンギョラーがそんな強そうに見えない(目が見える状態ならザビタン一人で圧倒できるし、Aパートで2回も劣勢になって撤退)

という大きな矛盾があるために、ザビタンがただかっこつけてるだけにしか見えなくなってしまいました。

また、イビルやガブラにちょっと問題があると速攻で戦線から外そうとするザビタンのことなんで、それを踏まえると秘密にする理由は「自分が外れる訳に行かない」ということになりますが、そうなるとアクマイザー3を一番信用していないのは、他でもないザビタンなのではないかという疑惑が浮かんできます。

……実際、今回の他二名、ハンギョラーが仕掛けた毒ガス装置について、ちょっと装置の外観調べてどうすれば止められるかわからんから適当に破壊という脳筋(結果的にはそれで阻止できたけど)だったので、ザビタンがいないと危険そうではあるんですが!

で、今回はヨシコさんが人質にされるんですが、初登場以降裏方に回るだけで表立って動かない&その裏方の出番すら少ないヨシコさんが人質になっても、印象が薄いためいまいち盛り上がらず

耳で相手の動きを察知しての戦闘はかっこよかったし、失明したので悪魔紋章が通用しないというネタや、最終的にヨシコに後遺症を治してもらい「人を治したのは初めて」というヨシコに対し「俺は人じゃないよ…」とつぶやくザビタンを、人と認めてくれるいつもの面々など、ところどころよかったところもあるんですが、どうも首をかしげざるを得ない話でした。

そして魔女ダルニアがライバル意識を燃やしたヨシコさん、今回をもって降板とのこと。あまり活躍しない/印象に残らないまま消えていって、どうしたかったのかよくわからないキャラでした。そして、彼女が消えたことで本作の危険度は完全にダルニア一強状態に!