読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

アクマイザー3 第13話と第14話感想

特撮感想 アクマイザー

Youtubeで配信された『アクマイザー3』の感想。

 13話

初公開・ザビタン人間態

……といっても、一平の姿になっただけですが。

学校に本拠地を構えるアクマ族・トケイマン(なんか、ロボット刑事の怪ロボットみたいな名前だなあ)。その目的は全国の学校の時計に時限爆弾を設置し、基地からの遠隔操作で爆破して混乱させること!……って、『仮面ライダー』で見たような気がするぞ、その作戦。

秘密の出入り口を一平に知られたと勘違いしたメザロードたちは、一平とそれを撮影したカメラを始末しようと、一平を狙う。一平を狙うアクマ族の動きを不審に思ったザビタンは、一平に変身してその目的を探る!

一平がいないところにメッセージを送り込んできて、ザビタンに察知されるメザロードがまた非常にマヌケなんですが、変身したザビタンがいざ待ち合わせ場所のレストランに向かうと変身とかしないで普通に席についているメザロードに驚愕(笑)そこに登場したダルニアを見て店員が怪訝な顔をしますが、向こうに座ってるアレの方がずっとアレだよ!

一平が偽物であることを見抜いたメザロードは外で対決。いつも通り悪魔の紋章で苦しめるも、至近距離で大魔法ダルニアビームを受けて撤退。しかし、ビームを放った直後にダルニアは疲労を覚える。アクマ族を裏切り善の心に染まっていくダルニアは、徐々にアクマ族としての能力を失うため、使えば疲労は激しくなり、いずれ人間の女性と何ら変わらなくなるのだと、ザビタンが解説。

唐突な設定の説明ですが、このまま放っておくとダルニアが強すぎて万能になってしまうため、それを防ぐ理由づけをしっかり行ってきたのは評価。同時にザビタンが戦える時間にもタイムリミットがあるということを示していることにもなると思うのですが、今後どれだけ拾われるのだろうかこの要素。

一平に変装しての捜査の結果、学校内、ある教室の黒板裏に入口があることを知るザビタンだが、

「ザビタン、黒板から離れろ。言う通りにしないと先生の命はないぞ!」

校内放送のスピーカーを通じて脅迫するのがシュールですが、人質を「先生」と呼んでいることが妙に面白い感じに。この「先生」は冒頭からアクマ族について一平およびザビタンから聞き込みを受けている人なのですが、せめて個人名用意してやればよかったのに…。

先生を救出したアクマイザーは基地に侵入。起爆装置を破壊したのちトケイマンを撃破。かくして平和は守られた。

時系列がわかりづらい(一平が再び学校を調査するときにザビタンの化けた一平と遭遇、そこから何の説明もなくそれ以前の時間に飛ぶ)、ザビタンが写真を現像して基地の入り口にたどり着くまでの流れなど時間の整合性が無茶苦茶、特に説明もされないのに何故か計画を把握しているザビタンなど、大筋はもはや破綻しているレベルなのですが、ザビタンが一平に変身したシナリオの都合で千葉治郎のアクションシーンが増加して見ごたえがそこそこあったことや、相変わらずの万能ヒーローな姿勢が貫かれるザビタンのおかげで、なんだかんだ楽しめました。

ところで、ザビタンは一平に変身している間にちゃっかり一平の仕事を一つ片付けているのですが、いいのか。

14話

改造手術で自らに組み込む超能力者の頭脳がないことを聞き、自ら探しに出ようと決心するアクマ族・キングラー

改造手術はちゃんと材料をそろえてから始めろと言いたい。

街中では今日も戦うザビタン。アクマ族戦闘員をザビタン一人で処理して不満だからといきなり襲い掛かるイビル。そして脅かそうと後ろから鉄球ぶつけるガブラ死んだふりをして泣いているガブラに不意打ちかますザビタンと、開幕からひどい流れ。曰く、最近出番がなくて運動不足だそうですが、正義の使者を自称している以上身内でわけわからんトラブルを起こさないようにしてください

キングラーが目をつけたのは予知能力を持つ少女・ちづる。襲うキングラーから彼女を救出したザビタンが彼女の母から話を聞くと、一年前にちづるは崖から転落したことで超能力を得たという。その能力でキングラーを探ると、ガブラの危機を察知!

ガブラを襲うキングラーは、自分の肉体には99人の科学者の頭脳と、99人のスポーツ選手の筋肉が移植されたと長々説明。それだけの人数を殺した、という悪辣さを見せるのですが(こいつ一人でやったのか怪しいけど)、この短気&行き当たりばったり戦略を見るに、頭脳には明らかな欠陥があるように見えてならんのですが。10人ぐらい文系の頭脳を入れたら、ちょっと違ったかもしれない。

ガブラを救出したザビタンは、遊んでいる子供たちを寂しく眺めるちづるに、一平の姿で励まそうとするも、超能力で無効化。「超能力ができてから普通に遊ぶことができない」と嘆くちづるは、ザビタンなら共感できるはずだと寄ってきて、それを受け止めるザビタン。人とは違う力を持つ、理解してもらうことが難しい苦しみを、ザビタンの出自と絡める格好で押し出していきます。

そこにジュン登場。ちづるが超能力を失うには崖から転落するほどの衝撃が必要と述べる。

さらっとこえー話してるぞこの人。

それを「崖から落ちたりしない限りか…」と考え込むザビタンが、また怖い。

そこにまたキングラー襲来、アクマイザーの活躍でちづるは誘拐されずに済むが、度重なるキングラーの恐怖にちづるは超能力への嫌悪をさらに増していくのであった。

それを聞いたザビタンは山へ向かうことを提案

………え?

「超能力さえなくせば、二度と狙われることはない」

「そのためには、ちづるちゃんを崖から落とさなきゃならないのよ!」

いや、えーと……あの。

「他に方法がないんだ!」

いやいやいやいやいやいや。

ザビタン、ちょっとザビタン、頭冷やしてもっと冷静に考えようよ!それ絶対おかしいから、いろいろと!

「崖から落とすほどの衝撃を与えない限り」という前提が本当に正しいのかがまずわからないですが、そこから「つまり崖から落とせば解決だな!」と、短絡的に結び付けるザビタン。

当然、ちづるの母は反対するが、ちづるは「それで普通の女の子に戻れるなら」と、積極的に身投げに賛同。

おかしい、絶対おかしいよ!!

断崖絶壁にやってきたちづるとザビタン。ザビタンはちづるを抱きかかえるが、そこにダルニアが登場。その行動に反対の意思を突きつけてきた!

「もしも失敗したら、あなたは人間たちに何を言われると思うの?!」

ザビタンの名誉>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ちづるの命

違うよダルニア!問題はそこじゃないよ!

ダルニアのキャラとしては「ザビタン以外どうでもいい(ましてや女とか)」ってことで筋が通ってますけど、あの、これ成功しても人間から迫害されてもやむなしな狂気の行いですから!

そしてそれに対するザビタンの返答。

「ダルニア!お前はいつからそんなくだらないことを言うようになったんだ!人間からどういわれようが、己の信じたことをやりとげる、それが俺たちのいいところだったはずだぞ!」

いや、うん、これ単体だといかにもヒロイックでかっこいい台詞ですよ。

その「己の信じたこと」がどうしようもなく狂っているけど!!

ここまで正統派な万能ヒーローとして描かれてきたザビタンですが、今回その「ヒーロー」「正義」の持つ危険な部分がすごい勢いで突き抜けています。

ジャン○ーソン・フォー・ジャスティス!

ザビタンはちづると一緒に飛び降り、その身をクッションにしたことでちづるは無傷で生還、超能力も消え失せた!って、無傷ってことは頭に衝撃も受けてないのか。それで超能力が消失ってことは、この身投げは単なるイニシエーションにすぎないってことなのか。

やっぱり頭冷やして他の道を探すべきだったよザビタン!

そんなことを知らないキングラーはちづるをまたも誘拐。今度こそちづるの脳を移植しようとする。

(やれるものならやってごらんなさい。あたしはもう、普通の女の子よ。手術なんかしたら、あんたの体パンクしちゃうから!)

身投げの選択からそうですが、ちづるの精神が狂気に突っ込んでいて、怖い。非常に怖い。

いざ開始しようとした時に助けに来たアクマイザー。ちづるを人質に取るキングラーだが、ワープしてきたダルニアに突き飛ばされる。99人分の筋肉もまた欠陥品だったようですが、相手が魔女ダルニアだから仕方ない。

キングラーはアクマイザーによって倒され、母と娘は再会。

「ザビタン…あたし、間違ってました。ちづるがこんなに明るくなってくれたなんて、なんてお礼を言ったらいいのか…」

いやええと、いい話っぽくまとめてますけど、ちづるちゃんのそれは明るくなったというより狂気の果ての新しい世界を開いてしまっただけのような気が。

己の信じた「正義」を貫く姿勢が一貫しており、それゆえにヒロイックでかっこいいザビタンですが、今回特に意識してないだろうにその危ない部分が色々突き抜けてしまった、という

恐怖の怪エピソード。

凄すぎました。