ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

Go!プリンセスプリキュア18話感想

『Go!プリンセスプリキュア』18話の感想。

 はるかが夢見た『プリンセス』の起源である絵本『花のプリンセス』。その作者である望月ゆめの個展兼サイン会が行われると知り、絵本作家を志すゆいと一緒に盛り上がるはるか。

ここにきて、ついに今まで示されずにいた『花のプリンセス』の詳細が明らかに。誰からも愛される人気者で、微笑みで花を咲かせる美しさを持つプリンセスは、ある日、隣国の王子の城へ向かおうとしたところ、その人気に嫉妬した鳥によって魔女の下へ誘導させられる。だがプリンセスは魔女を恐れることなく、それどころかそんな悪行を起こした鳥をも許した。それを見て反省した鳥はプリンセスを救出し、泣きながら何度も謝り、プリンセスも受け入れたのであった。

世界は、赦しに満ちている!

…と、はるかの説明によってあっさり明かされた花のプリンセスですが、あれ、そうなると「花のプリンセス目指しているから花の名前覚えてるんだよ!」って発言(10話)は一体なんだったのか。ひょっとしたら絵本の中にそういう話もあったのかもしれませんが。

何にせよ、聞いた印象を率直に述べると、もったいぶった割には意外と普通でした。これだったら18話まで引っ張らなくても、早い段階で明かすべきか、いっそ最終盤まで引っ張っちゃうかした方がいいような感じ。どうもこのタイミングでこの話をやったことにいまいちしっくりきませんでした。

まあ、もしかしたらもっと早い段階で明かすつもりだったけど、設定やらなんやらが上手く固まらないまま見切り発進→でもなかなか固まらず、スケジュールも難しく→ようやく固まって、かつ話に組み込めるようにできた!って感じかもしれませんけど。特にスケジュールの問題説は、本作はここんところなんだかんだで質が良かったので忘れかけてましたが、プロデューサーについたのかのセーラームーンcrystalの神木プロデューサーだしな……。

というかそう考えると、2クール目に成田良美が突然出てきて、しかも作品の流れをつかめていないひどい内容連発なのもちょっと納得できてしまいます。本作だとボロクソに言ってますけど、正直、成田良美はそんな嫌いじゃない&実力ない人とは思えないんで、そうあってほしいとさえ思ったり。

脱線したので本題に。今回示された絵本の内容で、プリンセスをだました鳥とか言われると、真っ先に思い出すのがクローズさん

いやクローズさん別にはるかたちを騙してないんですけど、この絵本の内容を見る限り悪のクローズを許さず浄化≒抹殺したのは、この絵本を理想としているはるかにとっては非常に厳しい話のはず。そういえば、クローズ撃破時にキュアフローラは哀しげな顔をして舞う羽から顔をそむける、という描写がありましたけど、もしやこれの伏線だったのか。

クローズを赦せなかったことは、はるかにとっては大きな汚点!

あの散り様に加え、未だOPに登場していることも考えると、やはりクローズ関連は今後拾われるのだろうか、というかここまで前フリしておいて拾わなかったらそりゃマズかろう、と思うのですが。

最大の問題点は、絵本のプリンセスが打撃系でなかったことに安堵するべきか落胆するべきか。

さて、そんな『花のプリンセス』は内容がそこで途切れており、結局プリンセスは城にたどり着けたのか、その結末は描かれていなかった。それを疑問に思ったはるかは、望月ゆめ先生にそれを質問する。ゆめが出した回答は「本当は描こうと思っていたが、ファンレターや娘の出した『その後』を見ることで、あえて結末を描かず見る者の想像に任せる形にした」のだという。

君の謎は 僕たちの夢さ~ 特捜ロボ ジャンパーソン~

……すみません、順調にいけば来週から東映特撮youtubeオフィシャルで配信されると思うんで、興味がある方は見てください、ジャンパーソン(露骨に宣伝)

「あなたの中にも、プリンセスにはこうなってほしいという未来があるのでしょう?それがきっと、あなたにとっての花のプリンセスなのよ」

この読者に結末を想像させる系のオチを描く作家ってどうなんだって気はしないでもないですが、このように明確な『夢』という単語を使わないで『夢』というものを表現してみるセリフの使い方は悪くないかと思いました。なんかの心理テストっぽいこと言ってごまかしてるようにも聞こえなくはないけど。

そこにトワイライト出現。登場以後、既に二つのドレスアップキーがプリキュアの手に渡ったことを叱責されたトワイライトは、新しいキーを手にして自ら戦いを挑んできた!新しいキーでステンドグラスと針に囲まれた空間を作り出し、人々を額縁に閉じ込めるトワイライトに、プリキュアが立ち向かう。

強化されたトワイライトはプリキュアを圧倒し、さらに自らが有している『プリンセス』の理想から最もかけ離れたフローラを強く敵視。

「かわいそうに、こんなものがあるから、報われない夢を見てしまったのね。」

サインが描かれた絵本を奪い取り、燃やそうとするトワイライトだが、奪い返すフローラ。

「トワイライト…確かにあなたはすごいよ。私、あなたと出会ってから、プリンセスってこんな人のことを言うんだって思ってた…」

そうなのか?!

あのトワイライト登場のバイオリン回以降、はるかとトワイライトの会話がそんなに無いので、はるかはトワイライトの何をもって「すごい」とか「プリンセスってこんな人のこと」と思っていたのかが、もうちょっと物足りないような。基本、部下を使って人を襲わせ見てるだけの人だし、トワイライト。これを言わせるなら、もう一回ぐらいトワイライトとの明確な対立が欲しかった。

「でも、望月先生の話を聞いて、それだけじゃないかも、って…同じプリンセスでも、みんなの中にいろんなプリンセスがいて」

「私にも!私だけが目指せるプリンセスがあるかもしれないって思ったの!」

「それは、私の理想!魔女を恐れない強さ!相手を思いやる優しさ!そして、世界に花咲かせる心の美しさ!

「小さいころからずっと憧れてきた、花のプリンセス!それが私の目指す、プリンセス!

あーそうか、はるかの思い描く「プリンセス」をこれまで強く主張してこれなかったのって、はるか自身自分が解釈したそれが絶対正しいという自信が持てなかったのか!

生真面目でまっすぐだけど視野の狭いはるかは、『物語』には当然答えがあるはずだと思い、でも結末が描かれていない(答えのない)絵本から読み取った「自分の解釈」を正しいと主張できなかった!

で、ホープキングダムのプリンセスが「自分の解釈したプリンセス」と全く同じ要素を持ってきたのでそれにホイホイ釣られちゃったのね(笑)

そして、原作者から与えられた言葉(答えではなく、あくまでヒント)をたどることで、やっと誰が与えたわけでもない、自分の答えをつかみ取ったはるか。

今、己の『理想』と『正義』を強く固めるキュアフローラ。

……まあ、かなーり妄想と無理矢理な解釈を詰め合わせてますけど(笑)

そして、『夢』をつかみ直したはるかの下に、現れるリリィドレスアップキー。新ドレスアップキーをそれぞれ入手した三人は、新必殺技トリニティ・エクスプロジオンによってトワイライトを撤退に追い込んだ。

新たなキーでパワーアップしたと思ったらこちらがもっとパワーアップしたのであっさりあしらわれるトワイライト。戦闘は確かに盛り上がったのですが、まだ18話なのにこんなアイテムバンバン使用して盛り上げてしまうと、後の方でしわ寄せがきて盛り上げづらくなりそうなんですけど、大丈夫か?!

平和を取り戻した街で、はるかは「自分が目指したプリンセスとグランプリンセスは同じなんだ」と思いを馳せ…って、え?それでいいの?

そ、その着地はなんか違う気がするんですけど……何だこの違和感。『絵本のプリンセス』と『グランプリンセス』が違うものだと今後の話が転がりにくくなるので、無理につなげてしまったような気がして、ちょっとおさまりが悪いんですが。まあいつまでもはるかの『夢』が定まらないままだと、それこそ収まりが悪いので、この方が今後『プリンセス』って言われてもすっきりまとまってはくれますけど。

そして、望月ゆめ先生の正体は50年前にノーブル学園を設立した学園長だった!

…うーん、ここまで学園関係者があまりに出番少ないことは確かに問題だと思ってましたが、この出し方は今後の話に絡んでくることがあるのでしょうか。今回の単発話としては別に彼女が学園長でなくてもきれいに纏まるので、これは確実にこれから展開する物、と見えるのですが、どうなるんだろうか。

で、ゆめ先生、子持ちの年齢で絵本を執筆していた作家→絵筆を置いて学園設立50年、ってことは今は70代後半から80代ぐらいなのか?!

生徒の自主性重んじすぎて危険な校風とか、何故か秘密にされる卒業生の夢を寄せ書きした小屋とか、色々謎の振る舞いをしているし、この婆さん、ディスピア以上の魔女の可能性が。

はるか/キュアフローラのヒーローとして寄って立つところを強調したエピソードとしては良かったのですが、その他もろもろ謎が多すぎて、手放しに誉めにくいというか理解が追い付かないエピソードに。色々もったいない出し方だなあと思うのと同時に思うのが、これ本当に18話なんですよね?

ドレスアップキーが早くも残り三個だし、はるかのヒーローとしての根幹があまりにがっちり固まりすぎてしまったので、ここからはるか関連で膨らませるのが難しくなりそう。他のキャラクターの変化をどうやって描いていくのか、それに引き続き注目したいところ。

次回、箸休めギャグ回っぽいのにカナタ王子が予告で戦闘しているのですが、何が起こる。