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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

変身忍者嵐 23・24話感想

Youtubeで配信された『変身忍者嵐』の感想。

 23話

西洋妖怪が本拠地としている魔神像を発見した伊賀忍者だが、狼男の追撃で致命傷を負ってしまう。逃げ込んだ山小屋に住む姉弟に、その地図を四谷の伊賀忍者本拠地まで持っていくよう頼むが、姉弟を狙う血車忍者。ハヤテの助けで逃げられた姉弟から地図を渡してもらおうとするタツマキたちだが、信じてもらえないためやむなく囮としてツムジとカスミを出発させ、その周辺警護に当たる。だが、伊賀忍者がさらに一人殺され、姉弟に危機が迫る!

状況説明をうまいことはさみながらトントン拍子で話を進めていくのは、さすが伊上脚本と言うべきでしょうか。そしてこのエピソードの肝となるのは、狼男は伊賀忍者ゲンキを殺して入れ替わっており、人工的な光で伸びる影を見ることで正体を嵐が見破る、というポイント。

変身忍者嵐』で、まさかの推理ドラマ(というよりサスペンス)!

対象年齢層を考慮してという部分もあって、それほど凝ったつくりではないのですが、こういう違う方向からの楽しみを見せてくることに、監督や脚本の意気込みを感じられます。ただ、伊賀忍者は基本覆面で、殺された忍者が誰なのかわかりづらかったのが難点。その後の話の流れで推測はできるのですが、ここで殺されたのがゲンキだということは、もうちょっとわかりやすくしてもよかったように思います。

残念なのが、アクション。Aパートの偽伊賀忍者(血車忍者)とハヤテの戦闘シーンが謎のスローモーション。やけに長く、尺伸ばしの気配も。畳をひっくり返して動きを阻む室内戦は忍者っぽくてよかったのですが、正体を明かした後も嵐が灯篭とずっと持ち続けて、戦闘中に相手の顔に向けるように使ったのはなんだったのか。別に光が弱点と言う設定は出てきませんし(狼男は日中でも普通に活動)、目くらましでひるんだ様子があるわけでもないし。

また、月ノ輪の出番が必要という都合もあるのでしょうが、嵐が圧倒されるのを月ノ輪が救うという展開が連続しており(今回は狼男の弱点である銀でできた刀を渡した)、結果として主役であるはずの嵐が弱体化してしまったように見えてしまうのも残念。西洋怪人は化身忍者以上の力だと言われてますが、具体的にどれほど強いのかを比較する場面や描写がないので、向こうが強くなってきたというよりも嵐が弱くなったという印象です。しかも今回、殺した相手の技を使えると豪語する狼男→その技を嵐はあっさりいなす→素手なら負けん!と嵐をボコボコに、という流れで、狼男の強さ表現が歪になってしまっているので、より強調された格好に。

狼男は嵐に倒されたが、その遺言を受け取った怪人フランケンが、またも姉弟を狙う―――

24話

姉弟を守る伊賀忍者だが、フランケンによってその一人・市助が殺されてしまう。その姿を見た姉弟は伊賀忍者たちを信じて、ついに地図を渡す。本拠地を知った伊賀忍者だが、フランケンの妨害で伊賀忍者はついにタツマキ一人だけに。ハヤテによって寺まで運ばれ、介抱されるタツマキだが、それもフランケンが仕掛けた罠だった!

前回とは正反対に、脚本がズタズタで演出がまとも。

とにかく全体的に場面のつなぎ方がおかしく、一体どうしてしまったのか。

まず開幕からして、前回狼男の遺言を受け取ったはずのフランケンが目覚めるところから始まるという前回とのつながりガン無視のスタート

その後の展開も、

血車忍者に襲われるが返り討ちにする伊賀忍者→深追いした市助が犠牲に→それを見て姉弟があっさり改心→本拠地に向かうが、フランケンによって全滅→足手まといだと落ち込むタツマキ、独り勝手に逃げようとするがフランケンに襲われる→翌日、満身創痍ながら出てきて住職がフランケンだと告げる(生還の理由づけ一切なし)

と、とにかく適当に思いついた展開突っ込んで勢い任せに転がしているかのような、すさまじくまとまりのない展開。

市助の墓を速攻で道端に作ったこととか、その墓に供えた線香で地図をあぶりだすという無茶な行いなんかは、この際笑える些細な無茶です。

途中の、父を案ずるツムジ、その草履の鼻緒が切れる場面とかも唐突にねじ込んだような雰囲気。

そして、この内容なら前回の姉弟は無理に引っ張らなくてもよかったのではないか。地図を渡してからは話にも絡まないので、素直に前回のラストで地図を渡した方がまだ収まりが良かったと思います。

そんな問題だらけですが、フランケンがパーツを分離させて動く描写はホラー映像として、なかなか秀逸。また、今回は月ノ輪の出番をタツマキや姉弟の避難誘導役にしぼったため、フランケンは正攻法で嵐が撃破することになり、この数話疑問符がつきかけていた嵐の強さが少しまともになりました。

目に光浴びせて動き封じるのが「正攻法」かはさておき。

ていうか、新しい技名付けてるけど、これ実態はあの姑息剣影映しなんじゃ…(笑)

そんなこんなで、ついに敵の本拠地を知ったハヤテ一行。それを受けて、次の刺客としてゴルゴンを呼び起こす悪魔道人の姿があった……。