ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

『仮面ライダーX』1・2話感想

Youtubeで配信された『仮面ライダーX』の感想。

 第1話

えー、ひとつ言えることは、神啓太郎教授はキ○ガイ扱いではなく純然たるキチ○イで間違いないと思います、ハイ。

突然息子にも内緒の隠れ家が出てきたり、その隠れ家に入ってきた敬介を木刀で襲った挙句「これからの科学者は腕っぷしも必要だ!」とかのたまったり、防弾ベストの効果を教えるために磯辺でおもむろに拳銃を取り出し笑顔でぶっ放したりするような人(しかも完全に不意打ち)は、贔屓目に見ても狂人です。

で、敵のGOD機関も「大切な人質」と敬介を襲いながら、そこから普通に殺そうとしたり、何の脈絡もなく船を襲ったりしていて、何がしたいのか。

敬介の婚約者・涼子の裏切りで、啓太郎は致命傷を負う。敬介もまた重傷を負うが、死の瀬戸際の啓太郎によって改造手術を受け、カイゾーグ・仮面ライダーXとして復活したのだ!

この改造について、ナレーションは「父の最後の愛」と述べてますけど、啓太郎教授、自分の意識を海底秘密基地のコンピュータに移し替えた上で「いつかこんな日が来ることを見越していた」とかのたまうし、息子が死にかけたのをいいことに勢いで禁忌を越えただけのような。

そこから海底基地JINステーションにやってきた敬介に自らの死体を見せ、ベルトとバイク「クルーザー」を与えた後に、「最後の頼み」とCボタンを押すよう指示する教授。望み通り押すと、死体の入っていたロケットが発射、海中で大爆発!

こ の 外 道

わざわざ息子に見えるようにしている上、それを息子に何も知らせないままさせるとか、えげつないにもほどがある

その様を見た敬介が浮かべる父親の思い出が、柔道着を着て掴みかかっていき投げられたというシロモノなあたりに、敬介の親父に対する気持ちが窺えます。えー、柔道経験者としては、受け身もとれないほど練習不足の子供を屋外の土の上で勢いよくブン投げるとか、殺す気かとしか思えません。

このロクデナシっぷりに、敵の組織名が「GOD」、教授と敬介の苗字が「神」なことを考えると、親父が黒幕というのが一番筋が通っているように思うのですが。まあ、敵が「神」を冠しているのは、石ノ森作品らしいっちゃらしいけど。

そして、GOD機関は「対立する大国家が水面下で手を握って組織し、日本壊滅をたくらむ」とか説明されてるんですけど、明確に国家が敵になってしまったのも衝撃、ですけどそれ以上に「対立する大国家」って、時代的にも完全にアメリカとソビエトじゃないですか!

彼らが日本壊滅を狙うメリットは無いように思うんですが、危ない、危なすぎるぞこの番組!!

怪人ネプチューンを倒すも、傷を負った敬介の前に現れたのは、涼子とうり二つの霧子という女だった。彼女の正体は?

第2話

涼子を追いかけて銃撃を受けた敬介に近づく霧子。「あなたはみんなのXライダーなのだから、父の死を引きずったり昔の女を追いかけまわしている暇はない」と、辛辣な言葉を浴びせる。

敬介は自分から改造されたわけではないのに、改造されているんだからお前は戦うしかないんだよ!って周囲から無理矢理固められているのが非常に怖い。あの狂人によってその後の人生を目一杯狂わされた被害者の敬介には同情を禁じえません。

しかし、今こうしている間にも、GODの怪人パニックが、人々を笛の音で操って殺人鬼に仕立て上げる1億総殺人鬼化計画を展開していたのだ!

バイクで跳ね飛ばして催眠術を解く敬介。

今の敬介の状況を考えると、心神衰弱の果てに平気で民間人を殺りそうでまた非常に怖い。

笛の音でおかしくなったことをさとった人々は、いつもフルートを吹いている少年ススムに疑いの眼差しを向ける。ススムは父を亡くしており、フルートはその形見であった。同じ境遇のススムに寄り添う敬介。

しかし、またも笛の音でおかしくなった人々は、ススムを完全に疑いリンチしようとする

催眠術で操られた果てに殺し合いになって殺人→ダメ

明確な意識の上、疑わしい少年を私的に殺す→OK(おい)

70年代、超怖い。 

アクマイザー3』でも度々見られますが、長坂脚本の市民のアグレッシブ確信犯っぷりは、他のライターと比較しても頭一つ突き抜けているような(^^;

そして、操る笛の音が全然フルートのそれに聞こえないので、濡れ衣展開の説得力が弱いんですが、演出はどうしてそこにこだわれなかったのか。GOD指令の通信手段に使われる小物(今回は鶏)には妙にこだわってるのに!

リンチしようとする人々を阻止しようとする敬介だが、その手に突き刺さった包丁は曲がってしまい、それを恐れて逃げる人々。それを見たススム、

人間にそんなことができるはずがない→そんなことができるのはロボットだけだ(え?)→ロボットに父親なんかいるはずがない!→この大ウソつきめ!

という、MMRばりの超常理論を展開して逃走。

なんで敬介、ここまで追い込まれなくちゃならんのだ(涙)

あのキ○ガイ親父め……!

JINステーションに来た敬介は、コンピュータに残る父の意識に、俺は人間なのだろう?と問いかけるが、父の答えは

「お前は人間ではない」

一刀両断

「お前以外にGODと戦えるものはどこにいる?!お前しかいないんだぞ、Xライダー!人間でない苦しさに耐え抜いて、それを誇れる男になれ!お前は立派な、カイゾーグの男なのだ!」

……スパルタな父の愛情ってことで通したいつもりなのかもしれませんけど、そうなったのはあんたの身勝手のせい以外の何物でもないんだけど、キ○ガイ親父!!

教授が秘密裏にGOD対策を考えていた理由とか、全く示されないので、息子に全部押し付けて死んだハタ迷惑っぷりだけが増大していきます。

そして、父は何かあるたびに俺に泣きつくようではダメだと、JINステーションごと自爆。

前回、「何かあったら頼れ」と言っていたのに結局それか、というのもありますけど、教授、あなたの意識だけ切ればいいって話では?

少なくとも、前回の地上の隠れ家や実家の場所は確実にGODに割れているんだから、JINステーションのようにいざとなれば身を隠せる拠点を用意しておかないとまずいのですが、その場の感情で行き当たりばったりに進んでいて本気でGODを息子に壊滅させるつもりあるのか、果てしなく疑問。

息子を改造→人権全否定→お前はそれ以上の存在の誇りを持て!と一見いいこと言っているように見えますけど、そもそも「敬介をGOD対策に使う理由」はありますが「GODの存在を隠す理由」「戦うのが仲間抜きの敬介一人でないとダメな理由」は一切存在せず、加えて前回のように最初から息子を改造して戦士に仕立て上げることを織り込み済みなのにこの流れなので、支離滅裂で故・神啓太郎が外道なだけにしか見えません。

いつものことだけど、東映の科学者はこんなのばっかりか!

街中でススムをリンチしようと暴れる人々だが、そこに現れた敬介によって八百屋がパニックの変装であることが明かされる。戦闘の末クルーザーアタックでパニックを倒した敬介。騒動によってススムのフルートは曲がってしまったのだが、敬介は怪力で強引に戻し「機械の体も悪くない」と言って、自信を取り戻したのだった。

はたして、邪悪の神教授に運命をゆがめられた男の戦いは、いかに?!

突っ込むこと前提で見るのが基本の70年代特撮ですが、さすがに外道親父がひどすぎて、評価しがたい立ち上がりでした。