読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

ガンスリンガーストラトス第10話 感想

終盤のこの段階にきて、ようやくちょっとだけ面白いと思いました

脱走を果たした徹と鏡華はオルガに拾われ、彼女にかくまわれる。そして、徹はその隠れ家で夢を見て、少女の過去を知る――と、公式サイトやニコニコ動画の説明文で説明されているのですが、実態はここまでの設定整理&総集編。まあ、そこそこわかりやすかったんでここは問題なし。

九美が管理したシェルターに拠点を移した徹たちは、全てにケリを付けるためオードナー撃破とタイムキーパー排除に向けて行動をすることに。過去へ飛ぶ手段としてん子された手がかりは、かつて徹が謎の少女を見た、あの交差点……。

作戦開始前に、徹をデートに誘う鏡華。強引に手を引き、シェルター内の庭園で弁当を食べたり、急に女の扱いが上手くなったみたいと徹に詰め寄ったり、そのまま押し倒してキスと、前回から急激にヒロインアピールを行っていく鏡華。

このまま相手を倒しても世界が救われるのか悩む徹に、鏡華はフロンティアS世界について尋ねる。こことは違う荒れ果てた世界だが、同じところもあったし、みんな一生懸命生きていた、そんな世界…

「私、思うんだ。私たちで、全部が全部未来を変える必要はないんだよ。ほんの少しでも違う流れを作れれば、未来の人たちだってきっと頑張ってくれるよ!」

未来のことは未来人に丸投げ、みたいな言い方に聞こえないこともないですが、言わんとせんことは「大切なのは自分の意志で立ち上がることなんだよ!」って、やっぱりこの子、某チタンの肋骨の末裔では。

「それに、私ももう一人の私に会ったよ。私たちとは違う、別の歴史を歩んだ結果があの私たちってことは、人間には無限の可能性があるんだよ!

「それにさ、前に言ったでしょ?いっそ徹が大統領にでもなんでもなって、世界を救っちゃえばいいんだから!

どんどん、世界を赦しに満たしていく勢いを見せ始めるラスボス候補

もうなんだか、金元寿子だから仕方ないってレベルに達していて、笑うしかありません。

作戦が開始され、あっさり殺害される困ったオッサン(K)。一方、フロンティアSの困ったオッサンも、徹(S)に殺害される。

「俺は俺の信じる未来を選ぶ」

鏡華(K)が望んでいることを、徹(S)が実現しているという構図は、以前の徹(K)と鏡華(S)の交流との鏡写しであると同時に、こちらの徹も徹の可能性の一つであることが強調されて、いいところだと思います。

「徹の未来が、私の未来だもん」

そして、愛と言う名の特定人物への依存による自己決定という、相変わらずのハピネスチャージから全くブレない鏡華(S)。

人々がそれぞれ生きることが正義な赦しの侵略者の鏡華(K)と、

徹こそが絶対正義のイノセント!なイノセントテロリストの鏡華(S)という、

強烈な対比の構図が改めて浮き彫りに!!

怖い、非常に怖い。

ついにタイムキーパー撃破の最終作戦に出ようとする管理区のメンバー。全員が21世紀に飛び立つ中、最後に残った徹が思うことは…

「もし、自分が違うところに生まれて、違う人生を送っていたら、そいつはどんな気持ちだろう。海の向こうのどこかにもう一人の自分がいたとして、そんな自分と出会えたらどうなるか?」

「はたして仲良くなれるのか、それとも、育ちの違いは超えられないのか…自分だからわかりあえるのか?自分だからこそ、わかりあえないのか?

「……それでも僕は、やれるだけやってやるさ!」

ここは、これまでの話の集約としてはわりと綺麗に収まって、よかったと思ったところでした。

意識をすべて統合することが安寧と謳うタイムキーパーの存在、徹(S)や鏡華(S)との交流、および鏡華(K)とその姿を対比させ、人には無限の可能性がある!と鏡華(K)が叩きだした上で、この疑問

「人と人は相互に理解できるのか?」はSFだとよく扱われるテーマですが、本作はここで「違う『自分』同士はどうなるんだ?」というところに明確に突っ込んできたことで、ようやく今までの展開が意味を成してきました。

徹(K)の意志も「自分が信じた未来を選ぶ」という、徹(S)と同じものを持ち込んだことで、異世界の徹の同一性を肯定しつつも人の無限の可能性も肯定。

僕たちの運命は いつだって そう、僕たち次第

というわけで、作品としては一応ちゃんとした着地点を用意はしたんですが……まあ、ここまでがガッタガタなんで、どうしても評価は高くできませんケド。

次回、予告で困ったオッサンが復活してる…!