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仮面ライダーX 3・4話感想

Youtubeで配信された『仮面ライダーX』3話と4話の感想です。

3話

昭和ライダーにこの人あり、初代と『V3』でメインを務めた伊上勝が脚本。

…わかってはいましたが、雰囲気が前回2話と全然違うなあ(笑)

良くも悪くも『仮面ライダー』『変身忍者嵐』を思い出す空気。

GOD機関はアダブ王国のキバラ特使を殺害することで、日本への石油輸出をストップさせる計画を企てていた!それを追いかけてきたインターポール捜査官を殺害する怪人ヘラクレスだが、通りかかった少女サエコにそれを見られてしまう。サエコを助けた敬介は特使暗殺計画を阻止するため動き出すが、サエコと彼女の母が誘拐され人質に。

特使にいつの間にかすり替わっている敬介については説明を入れないのに、ヘラクレスの消失トリックに対して

「物体は車に飛び込む道理がない!車に体を当て、その反動で逆の方向に飛ぶ…目の錯覚は私には通じないのだ!」

という、無理矢理な理屈で理由づけるあたりが、実に伊上脚本らしいというか。

そして、敬介の境遇を考えるとカイゾーグであることの誇りと正義のために人質母娘を無視してヘラクレス撃破!(後から非難される)ぐらい突き抜けても不思議じゃないですが、女子供にやさしいのが伊上ヒーロー。

ところで、タイヤ投げつけて動きを封じる(無効)って流れがどっかで見たことあるなーと思ったら、『変身忍者嵐』の必殺五輪封じでした。

4話

小暮博士の研究した毒ガス・アルファガスの研究成果を狙って、GODは怪人メドウサを送り込む。博士の娘・冴子を狙うGODだが、(何故か遊園地にきていた)敬介は追いかけてそれを阻止。

家まで送ると言って、GODが使っていた車を運転する敬介

だがその車はバズーカさえも跳ね返す強度で作られており、自動運転で踏切に立ち往生状態にされて、そのまま電車と激突すればお前は大事故を起こした殺人犯だぞ!と脅される敬介…あ、ニコニコ動画の『仮面ライダー』と混ざってしまった

すみません、真面目にやります。

冴子を家まで送り届けた敬介だが、博士はすでに誘拐された後だった。倒れていた助手の清美を助け、泣き崩れる冴子を慰める敬介。だが、清美の正体はメドウサの変身で、冴子は策略によって誘拐されてしまう。

本拠地にて、冴子を餌にXライダーを誘導して、冴子もろとも爆破して生き埋めにするのだ!と息巻くメドウサ。

……あのー、冴子はあくまでアルファガスの成果を博士から奪うための人質なのであって、ここでもろともに殺したら意味がないんじゃ。というか、博士もろとも殺る気なのは何でなんでしょうかメドウサさん。

だが、メドウサの配下で動く涼子は、この子を巻き添えにしたくないと反発。拘束を解こうとするが、メドウサの蛇で首を絞められボッシュート。涼子にも良心があるのだ、という描写なんでしょうが、ここで涼子が冴子に情を寄せる理由も過程もないので、よく意味が分かりません。というか、博士の方は助けるつもり一切なしなので、前回同様女子供にやさしい(ただし中年男性には厳しい)伊上脚本ってことでしょうか。

助けに来たXライダーは隠し通路をあっさり発見(「む!このボタンが怪しい!」って、すごいデカいボタン(笑))して脱出。メドウサは切り札の石化能力も回避され倒されるのであった。

この2話、アクションなど見映えはしますし、4話はメドウサの怪奇っぷりをしめす冒頭なども冴える演出。ただ、ヘラクレスの毒蜘蛛をライダーに使わなかったことや、文字通りにメドウサ目玉の能力である石化が追い詰められた最後っ屁扱いで話に絡まないところなど、怪人の能力の使い方が残念。これは脚本の問題もあるのですが、話だけでなく戦闘シーンでも一切活かさないので、物足りなく感じます。

脚本としてはセリフ回しの巧みさがさすが伊上勝、と言うところですが、プロットはベタだし、特別見る要素がないように思います。何より前回2話とあまりにカラーが違いすぎていて「これぞ仮面ライダー」という安心感の一方で、どこへ進みたいのかよくわからない空気を感じてしまうのが難点。もう4話ほど前回までのラインを組んだうえで伊上脚本なら、また違ったかもしれませんが。

新しいことへの挑戦と従来のラインの保持、ということの難しさを感じる二話でした。