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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

超力戦隊オーレンジャー17話感想

ニコニコ動画で配信された『超力戦隊オーレンジャー』17話の感想。

 パトロール中の裕司と、本部で最近はバラノイアも落ち着いているとのんきに過ごすみなさん。

油断は禁物と言いながら「洋菓子のコツ」という本を熱心に読む隊長(笑)

隊長、そういう趣味があったのか。

そこで裕司がバーロ兵を発見。子供を誘拐したバーロ兵だが、何故かすぐに解放して逃げ出す。裕司はバーロ兵を廃工場に追い込むが、そこで反撃にあって転落しそうになる。するとバーロ兵は仮面を脱ぎ捨てる。その中身は人間だった!

「私は悪の天才、ジニアス黒田」

その目的は裕司のパワーブレスを奪うこと。

「そのためにオーレンジャーの中で一番のんきな君を選び、チャンスを待ってたんですよ」

ジニアスさん、あなたの眼は多分節穴だと思います。これまでのエピソード見る限り、一番のんきなのは桃か昌平のどちらかです!

今回も熱心にパトロールしてるし、バラリベンジャーの回ではオフ返上で働いたし、むしろ裕司ってオーレンジャーの中では隊長に次いで一番熱血の真面目人間だと思うんですが。さらに言うと今回、(隊長含む)裕司以外全員がのんきしてるんですけど、これは意図的なのかそれともあんまり考えてないのかどっちなんだろう。

パワーブレスを奪い、空を飛んで逃げるジニアス黒田。駆けつけた仲間が本部の三浦参謀長に事の顛末を連絡する。ジニアス黒田の本名は黒田誠一。物理工学の世界的権威で、二年前まで国立科学アカデミーの幹部だったのだが、突然失踪したという。

裕司は本部にスペアのパワーブレスを要求するが、パワーブレスはストレージクリスタルを使ったもので、遺跡から発掘した分は5人のパワーブレスの分だけしかなくスペアは用意されていないと説明。さらに超力の仕組み全てが詰まったパワーブレスを、もしもバラノイアに解析されたら……。参謀長は、那須高原りんどう湖ファミリー牧場近辺で黒田の目撃情報があったと伝え、オーレンジャーはその近辺を調査に、ということで露骨にタイアップ。

ヒーロー番組のタイアップ企画ではよくあることですが、悪人の隠れ家が実在のテーマパーク近辺(あるいは内部)なのってどうなのだろう(^^;

隠れ家にて、息子の茂を抱きかかえる黒田。もうすぐ大金持ちになれるぞと喜ぶ黒田に、悪事を働いてるのではないかと疑う茂。

「このごろバラノイアのことばかり言ってるけど…バラノイアはすごいけど、人間はダメだ、って」

「何を言ってるんだ。パパが悪いことなんかするもんか!」

さっき、悪の天才を名乗ってましたが。

突然頭痛を訴えた茂を奥の部屋へ連れて寝かせる黒田。その後、目を覚ました茂が居間に向かうと、そこにいたのはブルドントとアチャたちだった!黒田は地球を征服したのちに日本を自分に譲るならば、パワーブレスを渡そう、と交渉を持ちかけていた。先にパワーブレスを渡せと言うブルドントだが、後で反故にされるわけにはいかないからと拒否する黒田。

「ま、お互い友好関係を深めることですね。私は人間より君たちマシンの方が大好きなんだ。私のことをパートナーとして認めてもらえるようになったら、お渡ししますから。ハハハ……」

「悪の天才」なんて馬鹿っぽい肩書を自称した割には、意外としたたかな黒田。当然、ブルドントはそれを受け入れるはずもなく、パワーブレス入手のため作戦を練る…。

父の行動にショックを受けて走る茂。そこにパワーブレスの反応を探す裕司と樹里が。探知機(半径20メートルにストレージクリスタルがあると反応する)が示す反応は、茂を指していた!そして、参謀長は、茂もまた二年前に、黒田と共に行方不明になったことを告げる。

茂を追う裕司たちに、立ちはだかるマシン獣はバラバキューム。その名の通り、変身できない裕司を体内に吸い込んでしまった!樹里は撤退して隊長たちと合流し、反応が茂から出たことを伝えるが、そこに茂を連れて行こうとする黒田がいた。パワーブレスを返すよう、父を説得する茂。

「パパ!僕、パパが大好きなんだ!だから、パパに悪いことしてほしくないんだ!」

「茂……」

「黒田!可愛い自分の子を泣かせて平気なのか!」

そこにやってきたブルドント、パワーブレスは茂が持っていると知り、茂を襲う。バラバキュームの銃撃を胸に受けた茂だが、傷口から覗くのは機械の部品、そう、茂はロボットだったのだ!

さらに傷口から飛び出してくるパワーブレス

ロボットでも我が子として愛情を注いできた、までは理解できるとして、その子供に重要アイテムを持たせるあたりが超マッド。

後に杉村升が脚本を手がけたゲーム『バイオハザード2』でも、Gウィルスの開発者であるバーキン夫妻は娘のペンダントにウィルスのサンプルを隠していましたが、こういう劇中人物からツッコまれないところですごいネジが飛んでいるのが杉村マッドサイエンティストの真に恐ろしいところ。

転がり出てきたパワーブレスの争奪戦が、オーレンジャーとバラノイアの間で始まる。

……タイアップだから仕方がないんですけど、そのパワーブレス投げ渡しの過程で足こぎボート乗ったりゴーカート乗ったりで遊んでいるようにしか見えない(笑)

「マシン獣!俺を吸い込めるものなら、吸い込んでみろ!」

ゴーカートで勇ましく突撃するオーレッド、バラバキュームの体内に飛び込む

そして体内の裕司を変身させ、力技で脱出

流石すぎる、隊長。

オーブルーの必殺技の応酬の上、ジャイアントローラーで轢きつぶされたバラバキュームは巨大化するも、やはりオーレンジャーロボにはかなわず倒される。オーレンジャーロボは強いことは強いですが、この前年までの2作がロクな戦闘すらなしに一撃で消化試合にしてしまっていた巨大戦をきっちりやってくれるのは素晴らしい。

パワーブレスは取り戻した、マシン獣も倒した、だが黒田と茂は行方をまたもくらました。

「茂くんは体はロボットでも、心は人間だ。このまま放っておくことはできない。必ず助けてみせる!」

ということで、次回に引き。

タイアップゆえにアクションがどうしても遊びに見えてしまうのは難点ですが、話としては杉村升がよく扱う「家族愛」「行き過ぎた科学信仰」「狂気の科学者」を盛り込んだ、意欲を感じる話。ロボットと人間の関係は本作の敵がロボットの帝国と言うこともあって通しテーマになると思いますが、この2年前の『特捜ロボ ジャンパーソン』でも幾度と踏み込まれてきた問題(26話では事故死した我が子をロボットとして作り、本物のように大切に育ててきた科学者が出ていたりします)で、またなんとなくレスキューポリスシリーズを髣髴とさせる題材。

『ジャンパーソン』の科学と人間の関係、というのは杉村升メタルヒーローで描けなかった部分の昇華、という印象も受けるのですが、その杉村升が時を経て戦隊で手掛けたこのエピソードが、どう決着するのか楽しみです。