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アクマイザー3 第19話と第20話感想

Youtubeで配信された『アクマイザー3』の感想。

19話

山で荷車を引く少年・タケルは、足を怪我して動けない女性・エリカを助けて病院に運ぼうとするが、その前に現れるアクマ族ハンニャード。荷車の車輪に般若の面がくっついて怪人に、というのは完全にハッタリ効かせた演出ですが面白い。

そこに南雲健二登場、ひとしきりハンニャード部隊を殴った後ザビタンになり、アクマイザー3そろい踏みで撃退。エリカを一平の家に運んでダルニアに治療させる。

「あの、あたしを助けてくださった南雲健二さんはどこに?」

言葉を詰まらせたザビタンはダルニアと外に。

「あたし、健二さんに一言お礼を」

「いい、言わなくっていい言わなくっていい!あいつはただの居候なんだから!僕がここの主人ね、主!」

ザビタン、人間形態で居候を続行していることが判明。

一応、東都タイムズの給料はあるだろうし、生活費は自力でなんとか工面していると信じたいですが、ザイダベックという拠点もちゃんとあるのだし、ザビタンの姿で一平・ゲスト双方とも何の問題もなく接しているわけで、この設定は本当に何がしたいのかわかりません。

エリカの傷口にはバイ菌が入っており、ダルニアが見たところによるとそれはアクマ病と言う厄介な病気。唯一の治療法は不思議な力を持つ仙人の石を粉にして飲ませることだが、それが最後に確認されたのは100年前!エリカの命は持ってあと三日という。

一方、ハンニャードは地球上の人間を壊滅させるための爆弾を開発しており、それに必要な部品は仙人の石だけというところに達していた!

……て、それを最初にどうにかしないと根本的に何もかもダメでは。

キングラーもそうでしたけど、何故に作戦がそんな泥縄なんだアクマ族……。

そこにイビルが、ハンニャードと交戦した地点で拾った花を持って帰る。それはタケルが見つけたもので、矢印草と呼ばれる100年に一度咲く花。その矢印の指す先に仙人の石があるという!

こうして、その花を探ることで石を見つけようとする、ハンニャードとアクマイザーの対決が始まった!ザビタンは五つの謎の一つとして、透明化能力を発動。

ダルニアのインチキ成分が薄れた代わりにザビタンが万能化してどんどん非の打ち所がなくなっていきます。

タケルを送るダルニアの言動にイビルとガブラがずっこけたり、透明になったザビタンがガブラをくすぐったり、アクマ族兵士とぶつかったイビルたちがひとしきり殴った後互いに礼をしながら別れたりと、終始コミカルに続く争奪戦。初期の殺伐とした空気からは信じられない作風ですが、これはこれでちょっと楽しいです。

タケルはいてもたってもいられなくなり再び山へ。ダルニアが帰らせようとするも、矢印草がどこを向いていたのか思い出したとのことで、透明化ザビタンに助けられつつ走る。

「タケルくん、エリカさんが好きになっちゃったのね」

「え?そ、そんな……」

「恥ずかしがることじゃないわ!人を好きになるって、素敵なことよ!」

最近、魔女ダルニアさんが恋愛相談員になってきてるよーな(笑)

そこで矢印草を発見したタケルとダルニア。

「ここかぁ……」

突然姿を現す南雲健二、悪役の登場にしか見えません。

矢印草の向きを変えたり戻したりして互いを翻弄する争奪戦の末、ついにガブラとそれを追いかけるハンニャード部隊が仙人の石を発見。

そこに横から現れたブルドーザーが土をかぶせた。

どうして(笑) 

「やめてーな、ちょいと、やめて!ま、なんてひどいことを…」

必死に土を分けるガブラとアクマ族戦闘員。って、アクマ族の策略じゃないんだそれ(笑)

「あんたたち、邪魔せんといてーな!」

笑いすぎて呼吸が(笑)

ついに仙人の石を見つけ出すガブラだが、横からハンニャードが強奪。しかしそれすらも透明化ザビタンが奪い取り、さらに戦闘の末ハンニャードは魔法陣アタックを受けて爆散。

地味にハンニャード、大量破壊兵器ザビタン・ノヴァを受けて耐え抜いているのですが、どのみち魔法陣アタックには無力だった。

治癒したエリカは南雲健二として仙人の石を届けたザビタンに礼を言う。

「みんな健二さんのおかげです」

「ううん、エリカさん。キミのことを一番心配し、命がけで守ろうとしたのは、このタケルくんなんだよ」

タケルの思いを汲み取ってやって、ちゃんとそのフォローをする南雲健二だが、エリカはタケルに礼を言った後、

「健二さん、あの、あたし…今度の日曜、お礼にお食事御馳走したいんですけど」

現実は非情だ!!

困惑する南雲健二/ザビタンはダルニアにつねられ、その誘いを断る。その誘いは自分が受けようという一平だが、ダメに決まっているとジュンに囃し立てられ、みんな笑っておしまい。

南雲健二の扱いがどうにも座っていないことや、やりすぎて滑っているコメディ要素がいくつか引っかかる話でしたが、石を隠してしまうブルドーザーからの一連のやり取りで笑ってしまったため、元を取ってしまった気分になって悔しい(笑)

20話

今回、どのコメディ描写よりも面白かったのは、

ダルニア「あたしザビタンさえ無事なら、他のことはどーでもいいの」

一応この後の展開も含めた芝居ってことになるんですが、

そりゃあなたはそういう人ですよね!と納得できてしまう(笑)

話としては、70年代だから仕方ないって話かもしれませんけど、露骨に数の暴力を伴ういじめへの対策が「覚悟を持って立ち向かえ」は非常によろしくないと思います。

いじめを受ける太郎少年に関連したザビタンの発言が

「喧嘩はいいが、大勢で一人にかかるのは卑怯だぞ」

「君も君だよ。悪くもないのに負けてるやつがあるか」

「何より君が自信を持つことだ。でなけりゃさっきみたいな調子じゃすぐドラキューダにやられちゃうぞ」

と、ひたすらダメな方向に突き進みまくり。

ちなみにそのいじめっ子たち、太郎の血を吸うために現れたアクマ族・ドラキューダの「乱暴するのはよくないね」(セリフだけだとザビタンより真っ当だぞ!)に対して、「大人の癖に太郎の味方する気だな!」と投石するという、70年代長坂脚本お約束のアグレッシブ確信犯市民です(笑)

ドラキューダは一見紳士的に見せかけて、「暴力と人殺しが嫌い」と言いながら銃を乱射するというド外道なのは間違いないんですが、対してザビタンのいじめ対策である正義のための暴力無条件肯定というのは五十歩百歩だと思いますが。

「正しいから勝つ」じゃなくて「勝つから正しい」に見えてしまい、よろしくない。

魔法力で物質変換能力を発揮したザビタンが、切り株で作った太郎の偽物を誘拐させる策略も、太郎が普通に外を出歩いていて(その結果捕まる)意味をなしていないし、同じく物質変換でザビタンと南雲健二を同時に並ばせることで秘密を守ろうとするオチもそもそも南雲健二を秘密にしておく意味も面白さもないため当然面白くもなく、非常に残念なエピソードでした。