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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

手裏剣戦隊第17話感想

特撮感想 ニンニンジャー

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の感想。

 開幕から積極的にお命頂戴に励むスターとニンニンジャーだが、その弟子入り期限が明日に迫っているということを、キンジの独りごとを聞いた凪は知る。期限が来ればきっとキンジは道場に来なくなるだろう…

「なんとかしてやりたいなー…あいつ、いいやつだし」

「うん、僕たちもたくさん助けられたしね」

「easyだな。ということは何か…奴のために俺たちがわざと負ければいい、とでもいうのか?」

君ら、一応「命を狙われている」んですよね?

何をもって勝敗を決めているのかわかりませんが、八雲の言う「わざと負ける」ってマイルドにぼかしただけで、意味しているところは「わざと死ぬ」のはず、だよね?

言うまでもなく、そんなことができるはずもなければ、それで勝ってもキンジは満足しないし、好天も合格になどしないだろう、と考える霞。それを受けていつも通り過ごそう、と提案する天晴。

一人野宿のキンジに迫る九衛門はまた弟子に勧誘しようとするが、一日だけ時間をくれと返答。そして翌日、朝早く起床した天晴はキンジとの決戦のため、果たし状をしたためていた。思うところは他の面々も同じで、それぞれが忍び装束&果たし状所持で集結。

女性陣、何故にラブレターのような雰囲気で果たし状を懐にしまう(笑)

 どでかい手書き文字の天晴、便箋の風花、横書きで英字付の八雲、「親展」の朱書き入りの霞とそれぞれの個性が出ている果たし状ですが、個人的に気に入ったのは、凪の「果し状」が太字ゴシック体。

凪はなんかこう、薄いキャラが続いた結果「安定をとる常識人でツッコミ役だけど一番下のランク」なところにきていますが、いかにも生真面目な印象を受けるゴシック体が果たし状の絵面としてかえって不自然(笑)

そうしてキンジを待つニンニンジャーだが、ガマガマ銃が妖怪誕生の瞬間を嗅ぎつけているらしいことを綿密な調査で知った正影は、妖力で結界を張って妖怪ウミボウズ誕生の瞬間を隠し、キンジだけを呼び寄せるのだった!

この妖怪サーチについて、ニンニンジャー側は妖怪誕生の瞬間を察知することが判明。それはいいのですが、何故かキンジの妖怪探知機が反応することについて、ちょっと首をかしげてしまいました。キンジの探知機はガマガマ銃より優秀、と説明されてはいましたが、発生の瞬間をキャッチできなくても妖怪がいるだけで反応するのか。その辺の説明はされてないし正影もそれを知っているかどうか不明(知らないとできない策略ではありますが)なので、何故キンジだけ動けるのかの理由づけが弱く感じます。

そして、発生の瞬間をキャッチできなかったら以降まったく反応できないガマガマ銃は、探知機として非常に穴だらけでマズいのでは。今回は、旋風が「妖怪が出たとの情報が入った!」として伝えてきましたが、あまりに都合よく感じますし、その「情報」ってどういうルートで入ったんでしょうか。井戸端会議?

天晴達が駆けつけると、謎の靄に向かっていくキンジの姿。それはおそらく妖術の世界で、やみくもに入れば思う壺だろう、と考える霞と八雲だが、対策は何かあるのかと風花が聞くと

「そんなものはありません!ですから、やみくもに入っちゃいましょう!天晴くんからどうぞ♡

黒い、黒すぎるよ霞姉

霞が真黒なのはいつも通りですが、それに対する比較的常識寄りの二名(凪、風花)の反応が、同じドン引きでも「今、タカちゃんで実験したよね…?」「科学実験の術……」と、微妙なズレがあるのは面白いかも。常識人度合いで言うと凪>風花なのが微妙にはっきりしてきました。あ、八雲は多分「霞姉だから仕方ない」って諦めてます、ええ。

言われるがままイケイケドンドンな天晴が見た幻は、山盛りのピーマン!

「なるほど、恐れを抱いたものが幻として見えてしまうようですね」

天晴の恐怖の対象ってそれでいいのかとか思いつつも、後からやってきた4名に何故その幻術が通用していないのか、何故天晴の抱いている恐怖のイメージが見えているのか、全く説明されないので困惑が肥大化(^^;

まあそれを置いとくと、チンジャオロースなら食べられるよね!と家族に説得された結果かっこいいBGMでチンジャオロースをモリモリ食べる天晴には大笑いしましたが!(笑)

そして当たり前のようにキンジの追いかけた幻影に侵入。彼が追いかけたのは、自らを庇って死んでいった父と兄の姿だった。

「あっしは、あの過去に縛られておりやす…そのせいで、あっしの心は揺らぎやすい…

過去と向き合った結果、キンジ、猛烈にダメ人間化

えー、あなたは心が揺らぎやすいというより「情緒不安定」とか「分裂」って言葉が正しいよーな。それを自分の口から「父と兄が死んだ過去に縛られているからだ!」とか、ダメすぎる。

それと、キンジってこの数話ほど「家族を想う気持ちとは何か」ですっごい揺さぶられてたような展開で、どちらかというと「あまりよく知らない「家族」について、天晴達との交流で知っていく」側の流れに見えたのですが、そこから「自分は家族の死の過去に縛られているからダメなんだ」とする過去の設定が出てくるの、微妙に噛み合ってないような。

「揺らぎやすい心なら、鍛えるだけだよ!私たちといっしょに!」

「そうだ、一度ラストニンジャ目指したんだから、じいちゃんの弟子入りするの最後まであきらめんなよ!」

「あたしたちは、一つしかないラストニンジャのイスを争っているのは確かです。でも、互いを高め合うには一人でも多い方がいいと思います!

「あいにく、俺たちもあんたに勝つのが試練なんだ」

「一度乗った船なんだから、中途半端に降りちゃだめだよ!」

励ますニンニンジャー…って一見いいこと言ってますけど、えー…確かにおでんタネの件とか、今までの要素をそれとなく拾ってなんとなく纏めてますけど、誰もキンジを呪縛する過去については一切触れることなく

「俺たちと修行して楽しかったのもラストニンジャ目指すのも本心だろ?じゃあ降りるな!ついてこい!」

の一点張りで説得するんですね。

お前も、おでんのタネになれ!!

怖い、怖すぎるよこの一家

「さっさと妖怪やっつけて、今日はぶっ倒れるまでお命頂戴やろうぜ!

殺し合い、帰って飯食って寝るレベルの扱いに。

この人たち、オカシイよ!!!

幻術を連係プレイで破られたウミボウズ、ニンニンジャーと対決。ちゃっかりキンジに「キンちゃん」というあだ名をつけつつ、見事な連携を見せる天晴とキンジに

「互いを攻撃することはできまい!」

と、それぞれの姿を映した幻影を仕向けるが、サイコなこの人たちに通用するはずもなかった!!

奥義スターライト忍烈斬で海に吹き飛ばし、ちゃんと写真を撮影するキンジと爆散するウミボウズを眺める天晴。そして天晴の持つ手裏剣がキンジを受け入れたことで忍タリティが高まり、変化。相変わらず、忍タリティの扱いは適当(^^;

巨大化したウミボウズに、海上では手が出せないと新しい手裏剣でオトモ忍召喚。新たなオトモ忍は潜水艦で、ウミボウズの投げる爆弾を回避しつつ魚雷によって攻撃!

……これまで明確な兵器モチーフは出てこなかったので、一応はオトモ忍は武器じゃないよ!と主張できたのですが、こいつはどこから見ても完全に兵器なんですけど、なに作っとるんだおじいちゃん。

サーフボードに乗る人型に変形したオトモ忍を「サーファーマル」と名付け乗りこなすキンジ。爆炎を潜り抜けて波に乗るサーファーマルの動きは非常にかっこいい。

サーファーマル合体で秘伝技:なみのりを会得したシュリケンジンは、ウミボウズを撃破。浜辺にて、ついにキンジと天晴の決戦が始まるが……

「お前たち、何をやっておるのじゃ!」

じいちゃん乱入。

「スターニンジャー、約束の一か月は昨日で過ぎたはずであろう!約束は約束じゃ!弟子入りはあきらめよ!」

スターニンジャー、アメリカの時差のまま時計を直していなかったというしょうもないオチ(笑)

「あのオトモ忍、サーファーマルはわしからの餞別じゃ。故郷に戻り、再度自分の道を探せ」

そしてニンニンジャーに見送られ、サーファーマルで離れていくキンジ…密航では。

好天は何故弟子をとらないのか、疑問を抱くニンニンジャーに、かつて九衛門が自分の弟子であったことを教え、去っていく好天……。

ギャグとしてはところどころ笑えはしたのですが、一個の話としては流れの雑さが目立ち、疑問符がつく出来。またキンジ/スターニンジャーの家族関連のドラマもいまいちうまく扱われず、特に面白くなることも盛り上がることもないままさっくり片づけられて終わってしまい、残念。今回の重要ポイントを上げると、ニンニンジャーのサイコ一家っぷりは強烈に増しました。

次回、八雲が敵に回る。