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超力戦隊オーレンジャー19話感想

ニコニコ動画で配信された『超力戦隊オーレンジャー』の感想。

 首都圏が大停電で混乱。それはマシン獣バラビルダーが街の電気を奪っているためだった。早速オーレンジャーロボで応戦するオーレンジャーだが、攻撃を受けるとバラビルダーはパワーアップしていく。その特性を丁寧に説明する皇帝バッカスフンド。

この手の「攻撃を受けると強くなる敵」で思い出すのは『ウルトラマン』の変身怪獣ザラガスとか『ウルトラマンマックス』の完全生命体イフなのですが、バラビルダーは肩のアーマーや頭がトゲ付きになるなど、特性を吸収するイフ型ではなくて単に「強くなる」というザラガス型の模様。

しかしスーパークラウンソードでめった切りにすると、結構通用。

「ぬわああ、待て、待てえ!ま、まいった、まいった。さすがはオーレンジャーロボ、降参する!ごめんなさい」

皇帝、白旗を上げる。

バラノイアに白旗文化があるのかってこととか、「ごめんなさい」って語彙が面白い(笑)

「まっまま、参ったあ!降参!」

バラビルダーも土下座…に見せかけて地面を通ったバラビルダーのコードがオーレンジャーロボを襲う!エネルギーを吸い取られたオーレンジャーロボは集中攻撃を受け、撤退。

オーレンジャーロボ、初の黒星。

スーパークラウンソードが折れる、という展開と映像もまた衝撃的。ついに難敵オーレンジャーロボを倒した皇帝は、バラビルダーに人類滅亡を命じる。

確かバラノイアって人類を奴隷にするつもりで侵略してたはずですが、滅亡させる気になったのは赤ちゃん作戦やジニアス黒田の影響で「人類の感情ヤバい、あんなの利用できるか!」って結論にでも至ったのでしょうか。

基地に帰って修復に入るが、参謀長曰く修理には「皆目、目処も経たない」ほどの損傷。何か戦う手段はないのか……。その時、吾郎のパワーブレスが光だし、レーダーに超力の反応が!

「どうして基地の外で超力の反応が?」

ストレージクリスタルの反応を頼りに外を探すと、とてつもない巨大な物体があることを知る吾郎。基地の仲間が調べると、そこにあるのは巨大ロボット!2年前に完成した超力ロボで、その名はレッドパンチャー!

バラノイア侵略前に何故そんなものを?という点もありますが参謀長がずっと目を背けているのが怪しい、超怪しい。

「やめてください!兄さんを殺したロボットを、掘り出さないでください!」

そう叫ぶ少女は元国際空軍少尉・桐野俊平の妹・みゆきと名乗る。桐野少尉は三浦参謀長が作ったそのロボットに乗って、死んだのだと言う!

やっぱりやらかしてた?!

正義のためとは言えオーレンジャーの強行肉体改造やら遠藤中佐の件やら前回のアレとか、参謀長がらみが危険すぎるぞ……。

山のロッジ(別荘?)にて兄の話をみゆきから聞く吾郎。そこに参謀長と他4名が登場。

「今こそ真実を話そう…バラノイアの大侵略が始まる前、確かに私はオーレンジャーロボに先駆け、レッドパンチャーを作った」

それは2年前、レッドパンチャー整備中に宇宙からの侵略者の証拠(UFO)をつかんで焦った桐野少尉が、未完成のまま強引に乗り込んで暴走し、制御不能状態から投げ出されて死亡した、というものだった。そしてそのままレッドパンチャーも谷に埋まってしまった。

「私のせいだ…私はまだ超力の合成に成功したばかりで、あのすごいエネルギーをまだ制御できなかった」

いやいや。

参謀長の言い分が一応正しいことにしまして、すみません。あなた、悪くありませんでした。

まずUFOの写真だけで「侵略者が来ている!今すぐ出て倒さなくては!」という冷静さを欠いた行動に、未完成であることの注意も聞かず、整備中の発進準備も整っていない状態で強引に出動、どう考えても桐野少尉一人の失態です。

まあそもそも参謀長の言い分なので正しいかは不明だし(でもそれは疑いだしたらきりがない)、あそこに乗り込むまでに誰も制止しなかったの?という疑問もありますが、少尉の精神状態が明らかに前線に立たせちゃダメなレベルまで疲弊しているんですけど、何があったのか。

超力で制御できなかったのはロボの話ではなく、強化した少尉の方だったなら話はわかりますけど、それはそれで参謀長が悪辣すぎて弁護できないレベルに。

そして侵略者騒ぎでハタ迷惑に死んだ挙句、2年間なんだかんだで平和だったので、桐野少尉がどこまでも浮かばれず、哀れ。

まあそこで責任を死んだ少尉に押し付けず、自ら被ろうとする参謀長の発言は、上司としては当然の行いかもしれませんが、桐野少尉がここまでダメとは……。

そんなわけで蘇らせたくなかったのだ、と説明する参謀長。

「しかし、俺たちにはレッドパンチャーしかない!」

参謀長を信じて、それでも動かそうとする吾郎。

未完成のまま埋まってるんですケド。

コチャを通じてレッドパンチャーの存在を知ったバッカスフンドは、バラビルダーを引き連れ吾郎を襲う。しかしバラビルダーの一撃は地面に大きな穴を開け、他メンバーが足止めをしているうちに変身してそこに入っていくオーレッド。

内部でレッドパンチャーを発見したオーレッドはストレージクリスタルをセットしてレッドパンチャーを起動…もしかして、それがないから暴走したの?

ついに動き出すレッドパンチャーだが、すぐに動きがおかしくなり制御不能に。そこへバラビルダーの容赦ない攻撃が飛んでくる!

気を失ったオーレッド…その前に現れたのは桐野少尉の幻影

「さあ、オーレッド…一緒に行こう」

吾郎、ダメだ!それダメな誘いだよきっと!

誘われるがまま幽体離脱のオーレッドは自然の風景を見て回る。

「オーレッド、これがオレたちの守るものなんだ」

「わかったぞ桐野少尉、君が何を言いたいのか!俺たちは、生きとし生けるものの全てを守るために戦うんだ!」

えー、うん…そうなのか?

桐野少尉の印象が参謀長の一方的な視点のみなのでハタ迷惑な死に方したマヌケ以外の何物でもなく、自然を守るためにとかそういう話も回想とかでまったく語られることなくて、思いついたヒーローっぽい口上が並んだばかりな感じがして乗り切れません。妹・みゆきからの桐野少尉像も写真で姿を見せただけで、どういう印象だったのか語られませんし。一応、オーレンジャーでは定期的に「命と愛」「自然の祝福」が飛び出してきますけど、どうも今回のこの成り行きは雑。

制御可能になったレッドパンチャー、影山ヒロノブの挿入歌をバックに大暴れでバラビルダーを攻撃。

パンチャーなのに必殺はガトリング。

バラビルダーは撃破され、少尉の墓に参る一行。少尉の魂を呼んだのも超力のなせる技で、超力はただのエネルギーではなかったということだ、と参謀長がまとめますが、ただのエネルギーじゃないから対抗策にしたんじゃないんですか参謀長。

新ロボ登場ですが、見た目はともかく必殺技が地味で、かつ今回の敵への特別な対抗策とかも存在せず、オーレンジャーロボと使い分ける二号ロボとして描写するならあまりよろしくない流れ。弱点をピンポイントで突くのでなければ単に「オーレンジャーロボより強い」になりかねませんし。

そんなレッドパンチャーは厄介な暴れ馬なのですが、それの制御が「守るべき自然の美しさを知ったこと」というのが月並みで、それはいいにしても今回エピソードだけでそれを説得力ある描写に持っていくには、桐野少尉が上手く描けておらず残念。

どうも盛り上がりに欠ける1話でした。

次回、レッドパンチャー、予告で敗北。

……今回、ここが一番面白かったかも(笑)