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アクマイザー3 第23話と第24話感想

youtubeで配信された『アクマイザー3』の感想。

第23話

珍しく『仮面ライダー』『変身忍者嵐』でおなじみ、昭和東映特撮の名作家・伊上勝が担当。

冒頭からアベックを襲うアクマ族・オオカミーダ、男性が操られるがそれを気絶させて女性を助けるザビタン、魔法力と悪魔力の対決でオオカミーダを撤退に追い込み、イビルがそれを追う、という流れをテンポよく展開。

一番の難点はオオカミーダがどうしても狼に見えないことですが!

オオカミーダの正体はイビルの剣の師匠で、実力を理解している師匠に剣を向けられないイビルは、ザビタンの寝泊りする部屋に人形を置くよう指示される。しばらく眠らせるだけならば、と承諾するイビル。ここでオオカミーダが友情を「人間社会の悪」と呼ぶのは、ちょっと面白かった。

だがイビルが置いた人形は魔法力を奪うものであった。悪魔力で東京を破壊するオオカミーダに、ザビタンは南雲健二のまま元に戻れず透明にもなれずピンチに。悪魔力でギャリバーを木馬に変えられるなどして苦戦の健二は、ガブラやダルニア、イビルの助けで逃げる。

「イビルよ!わしの可愛い弟子よ!師に向かって剣を向けるのか!」

「先生…いや、オオカミーダ!あなたは拙者をだました!ザビタンを眠らせるといったが、実はザビタンの魔法力を封じるのが目的だった!もはや師でもなければ恩人でもない!」

そういってかかるイビルだが、あっさりあしらわれ、「くっ殺」状態に。

変身忍者嵐』ではタツマキが同じパターン繰り返しまくって悪役にまで突っ込まれてましたが、伊上勝はこれ好きなのか(笑)

魔法力封じの原因をつかんだ南雲健二はその源を絶つと、わざと囚われてオオカミーダの基地へ。そこにはビンに囚われたイビルとガブラ。

「やー、これでアクマイザー3も終わりか、全国の少年少女たちよ、さよならちゃーん」

ガブラ、とうとうメタ発言まで(笑)

コメディリリーフとしてのガブラはやりすぎない範疇だと結構好きなんですが(主に八奈見さんの演技が原因)、こういうところでギャグやってると反応に困ります(^^;

イビルの失態を責めることなく、魔法力で戻るザビタンは二人を開放してオオカミーダと対決。ここでオオカミーダの弱点(十字架を溶かして作った銀の玉)が伏線も何もなく唐突に出てくるのが残念。まあ最終的に魔法陣アタックですが。

撃破後、未だアクマ族を憎み切れない気持ちがあるのでは、というイビルに「それがお前のいいところなんじゃないか」とまとめるザビタンで締め。

演出テンポなどは良かったですが、全体のまとまりとしては今一つすっきりせず、ちょっと面白いとは言い難い出来。

第24話

ハイキングで迷子になったダルニアと光彦がたどり着いた村は、アクマ族ノッペラーとその息子ジュニアが恐怖で支配していた!が、ノッペラーは親バカの上色々間の抜けた男だった!

地下水脈を掘り当てるため、村人を動員する中に紛れ込むアクマイザー…南雲健二とイビルはさておきガブラ、変装できてません。

いるだけで笑えるのって、ズルい(笑)

5日ほど動きを見ていたザビタン、ノッペラーは村の水不足解消のため働いていることを知り、人のために良いことができるお前ならアクマイザーとして戦えるはずだ、と説得を試みるが、ノッペラーは難しいことが考えられず、自らの善行を認めようとしない。明確に善行をするのではなく、善悪の判別がつかなくてうっかり善行をしてしまっているアクマ族、というのが面白い。

ザビタンたちが逃げたあと、ノッペラーの同僚から連隊長に昇進しているメザロードが現れ、ノッペラーをしばきながら本来の目的を伝える。実はこの村の水脈はダウンワールドとつながっており、掘り当てれば無限に水が湧き出て日本を沈没させられるという恐ろしい計画だった!

「モタモタしてると、定年までヒラの隊長どまりだぞ!」

なんて世知辛い話を持ち出すんだ、メザロード(笑)

直後にノッペラーが何故自分とメザロードにこれだけ差がつくのだと嘆いていて、哀れ。

ザビタンは計画を盗み聞きし、水脈調整装置を作って洪水計画を阻止しつつ水不足解消を狙う。ノッペラーは水脈を探し当て、二つの班に競争させて掘り出した班には賞金だ、とすることで村人の意志を高揚。人材の使い方としてはメザロードよりは有能な気がします(笑)

提示された賞金が10万円って安すぎる気がしますが!70年代にしても、その額は明らかに見合ってないと思います(^^;それで必死になる村人たち、普段どれだけ餓えているんだ。

水脈は掘り当てられ、調整装置を持って走るザビタン。ノッペラーは水脈を掘り当てた知らせとザビタン襲来とザビタンにいじめられたと泣きつくジュニア(調整装置の話の際に、一緒に遊んでいたガブラを引き離して地面に叩き落としました)で大混乱するが、即座に部隊を分けてそれぞれの対応に当たらせ、ジュニアを抱えて泣き止ませようとする。やはりこの人、人材の扱いではメザロードより上の気がしてなりません(笑)

イビルとガブラが水脈を止め、ザビタンが調整装置を持って走る中、ノッペラーの目前でもう一つの湧き水が!水脈は一つだけではなかった!

魔法力駆使でノッペラー部隊の動きを混乱させ、水脈調整装置を渡すザビタン。混乱する部隊について動くノッペラーはザビタンの化けたメザロードの指示で、第2の水脈の下へ。そしてお馬鹿なノッペラー、メザロードはこの水脈を止めろと言ったのだと勝手に思い込んで、体を張って止めようとする。

調整装置を取りつけたイビルとガブラは本物のメザロードに捕まるが、ザビタン救援でメザロードと対決しこれを撃破。第2の水脈は体を張ったノッペラーに止められ、洪水計画は防がれた上で水不足は解消され、アクマイザーと村人から感謝されて満足のノッペラー。

「いやーノッペラー。本当にありがとう!」

「だはははは、いやーなんだかわからんが、いいことをした後はいい気持ちだ!」

村人からもらった野菜を下げて帰るノッペラー。ダウンワールドで一人でも仲間を増やすんだとジュニアも人間的成長をしたようにまとめて、もうなんだかすごいほんわかハッピーエンド。

「あのー俺、なにしたかな?これでよかったかな?だはは…」

帰った後はヒラ隊長ですら済みそうにないけどな……

善悪の判断がつかないアクマ族がうっかり人を助け、意外な優秀さを見せ、成長も描いた上で最後まで生き延び大団円、と終始すごい振り切れたエピソード。

個人的にはここまでの『アクマイザー3』の中で一番面白かった(笑)

素敵な話でした。