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Go!プリンセスプリキュア23話感想

『Go!プリンセスプリキュア』の感想。

OPにトワ追加。またナレーションが「4人」に変更されました。ただしクローズとトワイライトはそのままで、これは後の一斉パワーアップ展開(やるかわからないけど)あたりまで映像変更なさそう。

冒頭、トワとの再会とプリキュア覚醒を喜ぶパフ&アロマ&シャムールから。

素直に再会を喜んでいるシャムール…結局この人、「トワが行方不明になったこと」と「それがディスダーク侵攻のきっかけだったこと」について、今まで何も説明をしなかったのはスルーされるのでしょうか。すごい怪しいところなんですが、そこんところ。

そこに突撃してきたプリキュア三名&ゆい、トワを連れて街へと繰り出す。

「一体なんなんです?」

「気晴らしだよ!」

「こちらにきてからほとんど部屋に閉じこもっていたでしょう?」

前回ちょっと思っていたのですが、プリンセス・トワ様、ひきこもり属性疑惑。

トワの服を購入し、はるかが花を買う店、ゆいの好きな絵画展、みなみも経験したプリントシール、さらにドーナツ屋で談笑。そんな会話の中で、トワも笑うのだが…

「いけません!ホープキングダムを救うまで、わたくしは楽しい思いをしてはいけないの!

「そんな……」

「わたくしが奇蹟的にキュアスカーレットになれたのは、天が償うチャンスをくれたからです!あなた方とは、違うのです!」

自責の念を引きずり続けるトワ、いたたまれなくなって逃げだしてしまう。

一人で戦わなくてはと歩くトワだが、車道を平然と歩いて後ろからクラクションを鳴らされる。

一旦「騒がしい」と怒りながら、警官から注意されると交通ルールの本を読んで歩くトワ(笑)喋ることはできるけど日本語の文字は読めるのでしょうか。平仮名の本なので実は漢字が読めないのかもしれないけど。

「まずは、落ち着いて住むところを探さなくては…」

意外と現実の呑み込みが早いプリンセス。

住宅展示会場を見つけ、そこに入るトワ。

「もし、お城はあるのかしら?

微妙なところでズレてた!

「今のわたくしは贅沢など言えぬ立場…メイドは三人もいればよろしくてよ?!

プリンセスとしては常識の範疇かもしれませんが、

販売員からして見れば確実に危ない子。

が、予算を聞かれるとそもそも金を持ってないと諦めて引き下がる。そこで八百屋で買い物する客を見て、店員に急接近。

「わあ!……いらっしゃい、お嬢ちゃんは何が欲しいの?」

「お金です!」

「え?!えっと、うちで働きたいってこと?」

「働けば、お金が頂けるのですね?!」

単純な世間知らずの天然セレブなんじゃなくて、現実の呑み込みが結構早いことが妙な面白さを生んでしまってます(笑)

「はあ、子供は働けないなんて…わたくしなんて無力なの?ホープキングダムを救うどころか、一人で生きていくこともできない…」

日曜朝八時半から世知辛すぎる。

空腹でうつむくトワ、そこに声をかけるのは、ノーブル学園学園長であり絵本作家の望月ゆめ先生!

(この人はあの時の…)

覚えていました。

助けてほしいというゆめ先生、喫茶店であんみつをごちそう。

「両方食べたかったのだけど、一人じゃ多いでしょう?半分こする相手が欲しかったの」

意外と乙女な理由だ……

実際のところは空腹のトワを見かねてごちそうしたいだけで、半分こは方便、という気がしますが。

トワのドーナツを残したまま、会話中のプリキュア一行。

「まじめなのよ、一人で全てをしょい込もうとして……」

みなみさん、あなたが言うのか(笑)

もう一旦ほっといてもいいんじゃ、というきららにほっとくわけにはいかないと駆けだすはるか。

そのころ、傷ついた体を癒すため絶望の森に入ったディスピアは、自分のエネルギーとなる絶望を集めるようにロックに指示、それを求めてやってきたロックはトワとゆめ先生を発見。

ここまでディスダークの行動原理は、基本「ドレスアップキー奪還」「脅威となるプリキュア撃破」で、初期作のようにプリキュアを直接攻撃する理由があるものだったのですが、ここに特定の負のエネルギー収集という梅澤プリキュアの要素が、新たに盛り込まれました。このためだけなら本来プリキュア周辺を狙う必要がないのですが、目的を並立させたことや、トワの周辺を積極的に攻撃するのが一番集めやすいだろうとすることで、上手く馴染ませてます。

ゆめ先生から、空腹で動けなくなってもご飯を食べればまた動く気力を取り戻すように、心も温かいものを注入することで動く気力になるんだ、と教授されるトワ。

そしてロックにより、ゆめ先生の夢(子供たちに輝く未来を!)がゼツボーグに!

ゆめ先生は何かありそうな人の気がしてたんですが、二度も被害に遭うことを考えると普通の人っぽい

いや色々、普通じゃない人なんですけど(^^;

変身して戦うスカーレットだが、ゆめはトワと関わったことで不幸になった、お前と関わる者はみんな不幸になるんだと精神攻撃を繰り出すロック。その隙を突いてスカーレットを吹き飛ばし、さらに赤い角のついた錠前をゼツボーグにつけてゆめから絶望を吸い取る!

「急に力が上がった!ロック、いつからこんな力を?!」

「さあ、いつからだろうねえ?」

ロックが三銃士一の実力者という設定は今まで生かされてこなかったのですが、どうやらここにきて引っ張ってこられる模様。

生身でスカーレットを圧倒し、ゼツボーグにとどめを刺させようとするロックだが、そこにフローラたちプリキュア三名の救援到着。

「笑おう、スカーレット!うれしいこと、楽しいこと、夢と希望とか、そういうあったかい気持ち、みんなでいっぱい作ろうよ!あいつらに何言われても、笑い飛ばせるぐらい…いっぱい作ろう!」

やはりこの子たち、スマイルプリキュアの正統後継者ではないのか(笑)

その言葉を聞いたスカーレット、今までの行いを詫び、罪は消えないことを再度強調した上でディスピアに苦しめられる人々を助けたいという思いを再度述べ、協力を仰ぐスカーレット。

そして四人で名乗りバンク。

スカーレットは「Go!」担当です(笑)

前向きに進む意志、という意味合いもあるかもしれませんけど。

協力プレイの後にスカーレットの必殺でごきげんよう。撤退するロックはホープキングダムの玉座に座り、本気を出すと言って突然青年の姿に。頭身は上がったけど声が変わらず、顔も目を隠したままで、あまりインパクトの強い変化じゃないような(^^;

そして、学園長に呼び出されるプリキュアのみなさん。トワ曰く「匿ってもらっていたため」できららも「いつか来ると思っていた」とのことで、当然ながら寮の規則に反していることだった模様。そしてみなみも会ったことがないという学園長の正体が望月ゆめと知り、驚愕するはるかとゆい。

「わたし、あなたのこと聞いて考えてたの。もしよかったら、このノーブル学園の生徒にならない?」

おい

さらっと外国人の身よりない子供を自ら作り上げた(世間的には)名門中学に学園長権限で裏口入学させようとするゆめ先生、人格者と言うよりも自由奔放すぎてアレな人という気がします(^^;

絵本作家から学園作ったり秘密の花園認めたり寮の規則関連とか自主性の校風とか、どうもその場の勢いで何か無茶をやって成功しちゃう人の模様。本人に悪意はないっぽいし、悪事を積極的に働く意思はないのが困ったところだ……

「トワちゃん!一緒に学園に通おう!」

ちゃん付けで呼んで距離を縮めるはるか。深く考えているのかいないのか、おそるべしはるかの攻略スキル。

トワの生まれた環境の違いによる世間との感覚のズレを嫌味を持たせず書いたところなど、相変わらず本作の長所である人間描写の丁寧さを感じさせる内容。

同時に「戦いを使命とする人は、日常を楽しんではいけないのか?」というポイントについて、罪の意識から戦いの使命感を持つトワを軸に踏み込み、年長者であるゆめ先生のアドバイスやはるかの主張で「日常の楽しさを組み込まないと心が枯れてしまう」として、うまくまとめました。トワの罪を忘れないことも組み込んで、なんとかバランスを取りに行く組み方が気持ちいい。

あまり批判的な引き合いはやりたくないのですが、今回のこのテーマでどうしても思い出してしまうのが前作『ハピネスチャージプリキュア!』第14話(脚本:高橋ナツコ)。

このエピソードの前の週に、「プリキュアハンター」というまさに対プリキュア用の戦士・ファントムを悪の組織・幻影帝国が送り出し、その圧倒的な戦闘力を前に世界中のプリキュアが次々と封印され、何ら対策を打ち出せていないという危険を前に、司令官であるブルーが主人公たちに「悩んでいても仕方がないから気持ちを切り替えて遊ぼう」と言い出し、本当に全員潮干狩りに出るという、明らかに作品世界のリアリティと現実的な倫理双方の面で問題のある展開を繰り出しました。

ハピネスチャージプリキュア!』はこの「例え緊急レベルに迫っていても、悪いことは無視してその場での楽しいことに進む」という姿勢が最終盤まで貫かれ、それがヒーロー番組として大きな破綻の一因というものでしたが、今回のエピソードはそれを反映したもののような気がしてなりません。脚本を担当した香村純子さんは前作には関わってないので、香村さん自身の意識によるものか、シリーズ構成の田中さんの意識によるものかは定かではありませんが。

ともあれ今回で、戦闘と日常のバランス取りを上手く確保できるようになったのは、まだ半分残った作品としていい作用だと思います。

次回、きらら、ルームメイトのトワと色々。って、今まで一人部屋だったのかきらら。