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GATE 第3話感想

『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』の感想。

 前回、井戸に浮かんでいたエルフを助け出す伊丹。集落は全滅しているので一旦コダの村を通って駐屯地へ引き返すことを決定。

片言とはいえ、辞書を使って村長と会話するシーン。独自言語と字幕で押し通すのは難しそうなので、まあ当然の配慮か。

コダ村の村長によると、炎龍は周辺の村を襲う可能性があるということで、村人も逃げる準備をすることに。その中で魔法使いのカトーとその弟子レレィ(メインヒロインの一人)が、魔法を使って馬車を持ち上げたり女の兵士(自衛隊)に驚いたりと、世界観や価値観の違いの描写をギャグも挟みつつ展開。

そんな中での倉田と伊丹の会話。

「隊長、あの人たち、まさかずっと俺たちが面倒見るんですか?このへんには領主とか貴族とか、いないんですか?」

「ああ、それね…さっき村長に話聞いた。この地方の領主一党は、この前アルヌスの丘に出陣して以来、誰一人として帰ってこないとさ

さらっとえげつない話が飛び出す。

この後も馬車が壊れたために荷物をすべて焼き払わざるを得なくなった家族について、車両増援を頼めないのかという意見について、ここはフロントラインを越えているのであまり大規模な投入はいたずらな戦禍拡大を招くのみ、と武力行使についての暗黒面をドライに描きだします。

ただ、安直な行動で悲惨な結末を招くことは予期しても、力や組織そのものについて肯定も否定もしない。

本作、自衛隊という実在の公的組織を扱う都合で、下手をすると特定の政治的な意識や思想が飛び出して、それが作品の混乱を呼びかねないという危うさがあるのですが、とりあえず3話まで見て思うのは、そういう意識はスッパリ切られている、というより、意図的に排除しようとしているということ。

自衛隊の武力が持つ悪辣さや逆に救援活動での有用性・助かった人々の感謝など、善悪については兎に角事実を描きだすだけで、どこかに決まった答えを置こうという意識は見えません。政治関連の描写、異世界がちょっと触れられてこそいるもののほぼ投げやり気味ですし。

作品としてそれが正しいかどうかはわかりませんが、私個人としては本作はそれで問題ない、と思います。

そして、移動中に暗黒神の神官ロゥリィと遭遇した自衛隊ゴスロリ服の神官という見た目に驚く倉田と伊丹。

見た目は明らかに少女なのに、種田さんの演技が結構年齢高めの妖艶な声なの、登場した時には微妙になじめなかったのですが、慣れてくるでしょうか。

自衛隊の車両の「乗り心地」を試そうと、伊丹のシートに上から乗って車をギシギシ揺らすの、あざとい(^^;

伊丹は女性に対して特別意識してる様子を見せないのですが、セリフには性的な動揺を感じさせない一方、表情がそういう意識があっても不思議じゃないように描かれていて、どうとでも取れるつくり。

そして、炎龍と対決する自衛隊。小さい炎龍が太陽の向こうから来たと思ったら、もっとデカいのが来るという描写は、ありがちと言えばありがちだけどちょっと驚き。

自衛隊Vs炎龍は単なる一方的殺戮じゃなく、結構盛り上がる戦闘に。相変わらず直接的なグロ描写を避けつつも、被害は甚大ですが。

目を覚ましたエルフ・テュカの指示で弱点の目を狙うところや、後方確認が遅れてロケット発射がワンテンポ遅れる→ロゥリィの援護で命中、という流れが、自衛隊とファンタジーの共闘を示して面白いところ。また後者はギャグ混じりながら自衛隊側の実戦経験がない人物を描きだしたりしているのもよかった。

炎龍の犠牲者を弔う一行、生き残った人々は付近の町へ向かうことに。村長はあまり人柄が示されない(出番がそもそもこの二話の間だけですし)ので、ここで子供たちや老人など(身内がない者)を連れて行けないと判断するのは理解はできるし、自衛隊への感謝を示すけど、あまりいい印象にならなかったなあ。原作だともっと出番あるのでしょうか。

アルヌスへ向けて、子供たちとお年寄りとヒロイン3名を積んだ偵察隊は進む!

なお、今回の金元さん(テュカ役)の出番、弱点を伝えるときの異世界言語のみ。一番登場が早いのに一番セリフが少ない(^^;