ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

宇宙刑事シャイダー第24話感想

ニコニコ動画で配信された『宇宙刑事シャイダー』の感想。

 冒頭から「我より美しきものを許すな」という神官ポーの呼びかけに応じ、美女を火あぶりにかける爆忍ロケットマン…じゃなかった、KKKよろしくとんがり帽子の白装束集団。

場面変わって、女子中学生三人が露天商からもらった占いのチケットを持ってライブハウスの占いを受けるシーン。ライブハウスのマスター(潮建志さん!)が吹くサックスと、占い師に言われ瞑想する三人の遊園地イメージという独特の空間。このぼやっとした光の加減、何とも言えない不思議な気分を誘って落ち着かない時が多いのですが小林監督の持ち味。

行方不明になる怪事件が発生。沢村大はこれを調査することに。ライブハウスのマスターは少女たちは確かに来たが、食事を終えるとすぐ出ていったと話す。フーマの臭いを感じ取った大は、アニーに調査をまかせることに。

露天商を追いかけたアニーはライブハウスに到着し、占い師の扮装をした神官ポーと対面。

「ハトホル…関連ある星は、水星、月。良識ある聡明さを持ち合わせていますね、あなたは。でも反面、ずるい人でもあります。ハトホルが示す逆位置は、無理解と我儘、霊感的な非情さ、裏切り」

唐突に占い始めた(笑)

「ハトホル」というのが何なのかわからなかったので、調べてみたらエジプト神話の美と豊穣の神、ということ。最近は『パズドラ』のそれが有名なようですが(『パズドラ』は遊んだことないのでわかりませんけど)、牛の角を持ち角の間に太陽円盤という姿で描かれるということ。神官ポーのデザインが大きな角とミラーボールのような細かい円盤をつなげた帽子、というのは近いものを感じますが、モチーフに取り込んだ部分があるのでしょうか。

「彼女たちをどこへ?」

「わたくしより美しいものは、この世に存在してはならないのですよアニー」

「三人の女の子たちは、みんなここで消えたわ!」

「怒った顔、とてもお似合いですよ、アニー」

「女の子たちはどこ?どこなの!」

「花に例えるならバラですね。そのキュートな顔はレモンエレメンツ(?)、フーマへの憎しみに満ちた心はレッドデビル」

ポーさん、ちょっと聞き取りにくい(^^;バラの名前に詳しくないので、キュートな顔を示す「レモン~」がなんなのか、調べてもそれらしいの出てこないし、わかりませんでした。

それはそれとして、以前ムー帝国について出てきたときに「フーマに故郷を滅ぼされたアニー」と「銀河連邦が故郷を滅ぼしたのではないかと推測するポー」は対になる要素ではないかと思っていましたが、どうやらこの対立を見るに本当にそういう方向で膨らませていくようです。

ポーの言う「ハトホルの逆位置」、無理解や霊感的な非情さは、銀河連邦警察がかつてムー帝国を滅ぼしたこと(あくまでポーの主張であり、真実かどうかはまだわかりませんが)を知らず、銀河連邦警察の一員として戦っているアニーを示すことになり、逆に今もフーマとして地球を攻める神官ポーにも当てはまる話。

これまでフーマ=絶対悪で銀河連邦警察=正義という形で固まっている本作に、一見正義だが、真実を知らない、あるいは無視しているのではないかというところに突っ込んでくるのも面白い。

事実、バード星が色々隠していそうだというポイントも含めて!(おい)

ポーに囚われたアニーの救援信号を受け、ライブハウスに駆けつける沢村大。そこで不良少年たちがミラクラーとなり襲い掛かる!

何故かピエロだけそのまま襲い掛かってくるのですが、小林監督はピエロに何か強い思い入れでもあるのでしょうか(笑)『ギャバン』とかでも魔空空間でピエロが襲ってくるの、定番でしたし。

そして襲ってくる不思議獣・ラブラブ!

本作のネーミングについて、スタッフでどんな話をしていたのかますます気になります(笑)

アニーを豪快にブレードの鞭で救出したシャイダー。そして神官ポーは、宮殿にて平伏する白装束の中で、バラに口づけ。

「アニー…いとしい人よ、バラの花よ!」

と、赤いバラを炎に投げ込むのは、アニーとポーの対立もあって印象に残るカット。

白装束は再びアニーを襲い、遊園地(おなじみの富士急ハイランド)で激しい戦闘を繰り広げ、ついに神官ポーの手中に。

再び対面するアニーとポー。ポーの目的は少女から美しさを吸い上げることだった!

ポーの実年齢は12000歳!

命と美しさを保つために、500年に一度命を吸い取らねばならない…そういってポーは、怪獣のような長い牙を持つ醜い顔つきに変わる。

「アニー…お前からも…」

美しきアニーから命を吸い取ろうとするポーの「全宇宙で一番美しくありたい」という願い、唐突だし強引ではありますが、やはりハトホルの逆位置が示す「我儘」の体現であり、ポーとアニーを対にする意図が見て取れます。

アニーの信号を受け付けて到着の大。ラブラブや白装束やヘスラーたちに襲われるが、焼結からなんとかかいくぐり、アニーを救出に。ポーをビデオビームガンで攻撃すると、捕まった少女は全員解放。ラブラブも戦いの果てに倒されるのであった。

神官ポーとアニーの立ち位置を対にする上で、アニーの美しさへの執着としてポーのアニーに対する個人的因縁も盛り込みました。今後の展開でうまく転がしてくれることに期待。

しかし、この対立で肝心のシャイダーは蚊帳の外(^^;

いや、コンバットスーツの分(戦闘力)があるので、シャイダーの必要性が出てはいるのですが、ここに沢村大個人が上手く噛み合ってこないのは、やはりちょっと気になるところであります。

次回「エスパークイーン」とはまた直球なサブタイトル……