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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

手裏剣戦隊第22話感想

特撮感想 ニンニンジャー

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の感想。

 伊賀崎家に届く雑賀鉄之助からの中元。

いつの間にか「てっちゃん」ってあだ名つけてますけど、天晴はあだ名つける方向でいくのでしょうか。キンジをキンちゃんって呼ぶようになってから唐突に出てきた要素ですが、「○○ちゃん」連続で早くもレパートリーの狭さが気になります。すぐ飽きそうだ!

意外と字が綺麗なてっちゃん、ライオンハオーの力を引き出すのに新たな手裏剣を用意したと送ってきた。

前振り無く戦闘に突入し、手裏剣を使うが頭が飛ぶだけで合体せず。どうやら勢いだけではダメなようだ、とガシャドクロに向かっていくアオ以下4名とスター、あっさり撃破。まあ普通に新しい合体なくても大丈夫だよね、って流れなのですが、合体できない→じゃあどうすれば合体できるのか?のドラマを作るための展開として、ここまでハイペースかつ強引な流れがあったでしょうか(^^;

恐れの力が溜まらないことに怒る有明の方。ひょうたん揺すって喜んでいる九衛門からひょうたんを奪って、小じわが増えると言いながら恐れの力を自分の顔につけ、それに九衛門が「貴重な恐れの力を~!!」と焦る一幕は、結構楽しい。

「奥方様、無闇にガシャドクロを呼んだだけではあまりに無謀にござりまするぞ」

「晦、美しさを保たねば、復活されたお館様に顔向けできぬではないかあ!」

あなたが使ってるその力が復活のエネルギーなのですが(笑)

九衛門を「きつね」と呼び、手段は何でもいいから今までの10倍の恐れの力を集めろと無茶ぶりの奥方。正影も「互いに苦労しそうじゃのう、九衛門」とちゃんと本名で呼ぶほど手を焼いている様子で、多分九衛門にとって一番の重要事項であると思われる「正影への嫌がらせ」は達成できそうですが、言うまでもなく九衛門にも被害が降り注ぐ(むしろヒエラルキー最下層故、一番被害がデカそう)ので、プラスマイナスではあまり得していないどころか悪化してるぞ九衛門(笑)

牙鬼軍団最大の敵はニンニンジャーでもラストニンジャでもなくて、奥方だ!

何故合体できないのか、悩むニンニンジャーにいつの間にか紛れ込んでいる好天。合体できないのはライオンハオーの問題ではなく、キンジと八雲にあると言い、去っていく。納得できないキンジと八雲、超絶勝負チェンジャーを天晴から借りて試すも、振り回される。挙句自由に飛び回って霞につこうとするが、跳ね飛ばされ、風花が超絶に!

顔は変身してないのに鎧というのがアンバランスですが、このシーンのために変身バンクCG作ったのかスタッフ(笑)

「ふざけてる俺の方が強い」と煽る獅子王に怒りつつ、風花の腕ごと取り合いをするキンジと八雲。

「今気づいた。やっくんて、相変わらず「スター」って呼ぶんだ

凪が指摘するまで、私も気づきませんでした(^^;

というか今までの八雲とキンジの会話で名前を呼び合うシーンがそんな印象に残ってないので、そもそも八雲がキンジをどう呼んでいるかが、ここまでどうでもよかったのですが。

これまでも一応、キンジと八雲が対立する場面はちょこちょこあったのですが、戦闘で互いに行動を阻んでしまう場面とか特になかったので、この両名が問題という展開に持っていくのに、ちょっと弱かったのは難点。

この辺、ここまでにちょっとでも積極的に描かれていれば違ったのですが、本作の設定や世界観は積極的に事実を示してこういう世界なんだと示したのではなく、設定を適当に投げていたらなんとなく世界がそういう形になった、という部分が強く、故にこういうところで微妙にパンチが足りなくなってしまう、という全体に通じる問題を抱えているのがモロに浮かび上がってしまいました。

その時、九衛門が遮断機を基に妖怪ヌリカベを召喚。ヌリカベは人々を壁で覆っていく。

プロポーズ中のカップルに壁を作って、その中に「浮気性」とか、子供向け番組で何やってるんだ(^^;

「あのヌリカベは、人生の壁を作り出し、人々に絶望を与える妖怪でござりまする」

プリキュアの敵ですか?

プリキュアでやったら今までのスタッフから怒られそうだったところをこちらの戦隊で柴田Pが活用した、という気もするのですが、誰のアイディアだこれ。

「人生の壁(物理)」ってアイディアに、人々に絶望を与えて恐れを集めつつ正影の好きな遊び要素も入っていると、上司を何とか立てようと必死の九衛門の姿もあって、なかなか面白い展開に。

ニンニンジャーと激突のヌリカベに、やってくる有明の方。天晴が「カリアゲの方」と呼んだことにノリツッコミするのは、まさか今後もやるのでしょうか。正直テンポ悪いだけで面白くなかったので、あまりやってほしくないなあ。前回と同じ名乗りを上げて、前回と同じエフェクトが有明の方にかかっているのをロングカットという画は面白かったけど、これも一発ネタの領域ですし。

ただ、ヌリカベへの脅しが「城壁にするぞ」はなかなかの切れ味(笑)有明の方がこの調子で妖怪に対応した脅し文句を考えてくれるのは、ちょっとアリかも。

壁に閉じ込められてしまうキンジと八雲。彼らに立ちはだかる現実とは、天晴!昇ろうとすれば叩き落とされ、攻撃すれば跳ね返って破れない壁、乗り越えようと決意する二人。

うーん……獅子王が使いこなせないのは「天晴がすごいのに対してキンジと八雲がダメから」じゃなくて、「キンジと八雲が獅子王を理解してやれないから」が問題なのだと思うのですが、何故か「天晴のすごさの壁」を置いてそれを越える、という流れにしちゃいました。まして獅子王加入編は「みんなに長所があり、天晴はそれを引き出せる」というのが明確にされたエピソードであり、そのことを踏まえると今回単純な「天晴すごい」になってしまったのは、非常によろしくないと思います。

煽る獅子王に「頭が固い」と言われたキンジと八雲は、乗り越えるのをやめて地面を溶かして潜り抜ける戦術に出る!

「とんちをやってる場合じゃないでごわす!ふざけるんじゃないでごわすよ!」

「つまり、ふざけてるあっしらの方が、おめえさんなんかより強いってえわけでございやすよ!」

脱出した八雲とキンジは有明の方と戦う天晴たちに加勢。有明の方は帰還し、獅子王は八雲とキンジに自分の使用を許可するが、本当に天晴を越えたときにこそ使うと言って天晴に返す八雲。

「今日のところは天晴ぼっちゃんがかわいがってくださいやし」

「なんだよ?!俺はペットか?!」

って、よく考えなくてもひどいやり取りですが、彼ら獅子王を「手懐ける」つもりで当たっていたので仕方がない。

で、ヌリカベは頑丈で超絶天晴の力押しが通用しない、となったところを頭を柔らかくして他の手段で解決するなら「ふざけてるあっしらの~」が綺麗に収まるのですが、実際にやるのは八雲とキンジを武器にして飛ばすという、確かにそのアイディアはふざけてると思うほどの無茶だけど、力押しに変わりがないというものなのがまた一つしっくりきません(^^;

巨大化したヌリカベに今度こそ合体を、と手裏剣を使うが冒頭と同じ頭だけ飛ぶ展開に。と、ここで八雲の動かすシュリケンジンとキンジの動かすバイソンキングが、ライオンハオーの上半身を力技で半回転させて合体!!

ああ、確かに硬い発想では無理なアイディアだというのは納得しましたが、バイソンキングはともかくとしてここでシュリケンジンのメイン操縦者が八雲である必然性が語られてないので、別に八雲だけ悪いわけじゃなかったよね、これ(^^;

霞あたり、気づいてたけど黙ってたって可能性がありそうだけど!!

そういや獅子王、真っ先に霞に飛んだのは、まさかそれを見越してたのか(笑)

合体形態・ハオーシュリケンジンの圧倒的火力はヌリカベのバリアを砕き、さらに天晴がヌリカベの遮断機を斬り落とし、必殺ハオーアッパレバスターによる飛び道具一斉射撃でヌリカベは城壁ですらない粉みじんに砕かれるのであった。

いつか天晴に追いつくという八雲はキンジを名前で呼び、キンジからもヤッキーなるあだ名をつけられ困惑するところで幕。

途中で触れましたが、

・天晴を単純にすごい人間として持ち上げる方向で動いているのが、獅子王加入のエピソードと噛み合ってなかった(故に今回ライオンハオーに認められる流れも歪になってしまった)

・八雲とキンジの対立がそれほど強調されてこなかったために、そこを軸にしても面白味がなかった

・八雲とキンジが壁を突破することで気づいた内容とまるで噛み合わないヌリカベ撃破

・合体には「気づき」は必要だったけど、それは八雲とキンジでなくてもよかったため、エピソードの主軸である「ライオンハオーに認められる」が空虚に

と、今回組み込まれた要素やアイディアそのものは面白かったにもかかわらず、本作の適当な世界構築の問題などと合わさった結果、色々なものが明後日の方向に飛んでしまい、一個のエピソードとしては残念な出来。まあある意味、『ニンニンジャー』らしいと言えばらしいエピソードですが。

次回…え、霞に弱点とか、ハハハまた御冗談を。