読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

仮面ライダーゴースト4話感想

特撮感想 仮面ライダーゴースト

仮面ライダーゴースト』の感想。

 織田信長に憧れを持つ会社社長の勢力拡大に反発する社員・黒田だが、社長はあるときから様子がおかしくなり、冷酷非情になった、と同時にポルターガイストのような怪現象が発生するようになったと相談に来た。

 根本的に、社長の目指していることがこの世界でどれだけの悪事なのかがわからないのですが、それを「信長が目指した日本統一(というか征服)」になぞらえて悪行のように見せる一方で、黒田の反発内容は「そんなの社長のやり方じゃない」というものであり、タケルの説得も「眼魔に利用されているだけ」「信長は残酷なだけでなく、弱くても有能なものを助けていた(証拠として、社長の先祖が信長から賜った書状)」というもので、目的の是非と手段の是非がごっちゃになってます。

 「不要なものは切り捨てる」ということを問題視する割に、社長が自らそういう人を切り捨てた場面がありませんし(そういう話なら、黒田はリストラされて今は無職だとか、そういう話が入らないと説得力がありません)。

 そして眼魔の目的は、買収した会社の配置を目の形にして、街を浮き上がらせること……が、それがどうしたいのかさっぱりわかりません。

 社長を唆して信長ゴーストを生まれさせるのはわかりますが、街を浮かばせるのがゲートと何か関係があるのか、別の目的があるのか全く不明のまま進んでいくのが、首をかしげざるを得ません。

 第1話の遊園地を襲ったのと同じで、眼魔を悪辣に見せるのに必然性の無い悪事をやらせているように見えます。

 社長は秘書(にとりついた眼魔)の教唆で動いており、ゴースト出現寸前のところを前回同様謎のハグで救済。見せ方が全く同じなので、ここは純粋に面白くなく(^^;

 最終的に眼魔は倒され、落ちてきた街もニュートン(前作最終回に登場したのをユルセンが出した)利用で助かるが、信長の眼魂を謎のライダーが持っていってしまう、という展開。

 秘書については「取り憑かれていた時の記憶がない」ということで片づけられ、どうやら本作では「眼魔に利用されていたものは無罪」で通していくらしく、もうそれは仕方がないとあきらめざるを得ないようですが(少なくとも今回に関しては秘書は明確な犯罪と呼べる行動をとってないけど)、社長ではなく秘書にとりついた理由を仙人が「本人の偉人への憧れを利用しないとダメ」と言ってしまったのは、恐ろしく噛み合いません。

 そういう話だと、前回・前々回は「偉人への憧れ(自分の意志に拠る)から犯罪行為(自分の意志)を働いた」のに、「眼魔のせいなので無罪」と、罪と責任の所在について思いっきり矛盾してしまいます。

 だから、「悪いのは眼魔だから、そそのかされた人は無罪」は非常に危険だって言ったじゃないですか!!

 シナリオでの不満は大体こんなところですが、演出もひどかった。

 近接戦闘でロビンフッド使うのは販促の事情で仕方ないにしても、今回どうしても我慢できなかったのが、眼魔によってビルの屋上から投げられる人(お得意先企業の毛利さん)を助けるのに、変身して飛び降りた後浮遊するかと思いきや、着地して足がしびれるシーン。

 明らかに『未来少年コナン』のパロディなのですが、えーとこの後、落下してくる街をニュートンで救うのに、潰されそうになって慌てるのを「自分の能力を忘れたのか」とユルセンに怒られ、透過能力で脱出する、というのがありまして、その能力が使えるのに何で着地の衝撃を普通に受けて足がしびれるのか(^^;

 それを抜きにしても、浮遊に関しては今回の騒動の主要因であり、第2話の回想で「眼魔の仕業」とアカリが認識するに至るシーンまで入っているのだから、素直にこれを使った方が話としても面白くなるのは当然です。

 あるいはタケルは未熟なので浮遊するのに他の人を支えるほどの力を出せない……とも考えられますが、それならそういう描写をするべきで、映像ではそうなってません。

 瞬間的な面白さを求めるために1話の中ですら描写を徹底せず

 それをまだ4話という作品全体が固まってない段階からやって

 解決策として使える上に作品およびヒーローの特色となる能力が二つもあるのに両方破棄して

 やったことが何かというと、テーマ性も面白味もない昔の有名作品の表面だけなぞったやっすいパロディ。

 もう本気で、このシーンを見たときには呆れました。

 前回も言った通り、以前から山口恭平監督のことを評価していない私ですが、今回は本気でメガホン置いて田舎に帰れと言いたくなるレベル。

 

 残るはキャラについてですが……アカリは眼魔を信じる分だけマイナスの印象は減ったのですが、単に眼魔が見えるようになるだけの舞台装置としてしか機能せず、今回は微妙(^^;

 正直、ヒロインとしては御成が単純に上位互換ですし(笑)

 そして仙人ですが、竹中直人は以前言ったようにいるだけで面白い人で、作品全体を飲み込みかねないことをスタッフも承知しているのか、とにかく目立たせないように必死な印象を受けます。結果、ただ都合よく導入を作ったり、都合よく説明したりと、単純に面白くないキャラを役者で無理矢理持たせているという、困った存在に(^^;

 そんなこんなで雲行き怪しいですが、次回、早くも登場した新ライダーはどうなるか。