仮面ライダーアマゾン 11・12話感想
youtubeで配信された『仮面ライダーアマゾン』の感想。
11話
カタツムリを拾ったまさひこだが、新選組を名乗る乱暴な少年二人に奪われてしまう。それを奪い返すアマゾン。
あー、なんか、白倉伸一郎がボロクソ言いそうな展開(笑)
今の基準でものを考えると、ここでアマゾンがまさひこの周囲の悪事に立ち向かうのに、ゲドン以外相手に力を発揮してしまうのはギリギリのラインだろうなと言う気はします。友達の大切なものを奪い返したというだけではあるのですが、バットをへし折る怪力使っちゃってますし。
アマゾンは変身しなくても十分強く、また変身しても特別な技を持たないので怪力の発揮がそのままヒーローの力の発現になってしまう、というのが今回は一つ問題。まさひこ個人のためにヒーローパワーを発揮してしまう是非、というのは同時にヒーローが孤独である理由にもなってきて、ちょっと考えてみたいところ。
「何?! まさひこがカタツムリを集めているのか」
何を報告しとるんだ(笑)
アマゾンは学校制度がわからない(とナレーションが解説する)ため、まさひこにカタツムリを届けに行くも授業中だったため追い返されてしまう。その隙を狙ってゲドンがカタツムリ獣人を瓶に忍ばせ、それを持って帰ったまさひこは友人や新選組と一緒に誘拐されてしまう。
今回、話の筋としてはそんな捻ってもおらず、また冒頭のカタツムリ獣人に襲われる夢をまさひこが見るというシーンを数分かけた割に伏線になってないなど、全体的に尺の使い方に疑問を感じるのですが、珍しくバイクアクションでカタツムリ獣人と戦ったり、アマゾンの戦闘スタイルが回し蹴り多用するものになって動きが大きく派手になったりと、アクションを力入れて補った印象。
12話
新年早々、バイクの練習をしているアマゾンの前に誘拐事件発生。誘拐犯を捕まえるアマゾン。
まさひこが突然「アマゾンの正体は秘密」とか言うのですが、確か結構でかい新聞記事で扱われてたような(^^;
だが警察に連行される誘拐犯をゲドンが襲い、このまま戻れば強盗殺人で確実に死刑だが改造されて生きてみないかと説得し、誘拐犯も了承。
一方、アマゾンはゲドンの従者を一人拘束しており、彼女をあえて逃がすことでアジトを突き止めようと考えていた。
その従者を見てモグラ獣人、思いっきり食べるつもりで話を展開。
そういや獣人なのだからゲドンにいるころは人の生き血を栄養源にしていたのか、すると今は何を食べているのでしょうか。夜な夜な人を襲ってたりしないだろうな(^^;
トゲアリ獣人に改造された誘拐犯、いきなり基地内で従者を襲うもご満悦の十面鬼。アマゾンの腕輪と従者の奪還を命令する、って、従者の扱いが意外と大きいぞ。
アマゾンの計画通り、逃がされた従者はトゲアリ獣人と遭遇するが、トゲアリ獣人はアマゾンの罠を見切っており、追いかけてきたアマゾンにとげを投げつける、ともろに忍者物のセオリーで展開。
アマゾンを捕らえ、基地にやってきたトゲアリ怪人だがアマゾンの目的は基地に潜入することであり、気絶したふりをしていただけだった!
……そりゃそうだよね。
目的は腕輪だけなのだからその場で息の根を止め、腕を切断し持ってくるだけでいいはずですし、そもそも基地に運ぶまでに死亡確認もロクに行ってないとか、トゲアリ獣人の頭がいくらなんでも悪すぎ(^^;
十面鬼に直接向かうも逃げられてしまい、トゲアリ獣人は倒したが別のアジトに向かうことを示す十面鬼にアマゾンはなすすべなし。
進展するかに見せかけて何も変わらずというエピソードですが、最後のまさひこやモグラ獣人とのやり取りは好き。
「モグラに新年のあいさつやってごらん。モグラさん、おめでとう」
「モグラ! おめでとたい!」
「チュチュ~ン、どうせ俺はおめでたいよ!」
上手いこと言った(笑)