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鉄血のオルフェンズ 6話感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の感想。

 マクギリスの指示で追撃を止めたギャラルホルンから逃れた鉄華団。マクギリスはトドからクーデリアが確かにあの船に乗っていると知り、いずれ地球航路に乗るのだから泳がせておくことをガエリオに説明。

 そしてマクギリスの説明により、ガンダムフレームの数は72と判明。完全にソロモンの悪魔ですが、全部はさすがに出ないのだろうなあ。

 骨董品機体にやられたのかと笑うチョコレートの隣の人、「乗り手の問題」と言われムッとなる(笑)

 阿頼耶識システムについてフォロー入れてごまかしますが、マクギリスのこれは天然なのか考えてイヤミ言ってるのか、底が知れなくて面白い。

 さて、今回の三日月登場シーンはアトラの手料理から。

 ここまで食事シーンを対話のために入れてきた本作ですが、アトラの手料理は今までの料理と比べると色合いとか鮮やかで、とても豪華。三日月が説明した「アトラのごはんは美味しい」を絵で見せる仕事は秀逸です。宇宙船の中で生のトマトとかを料理に用意してるのは気になりますが。

 そこで「死んじゃうかもしれないのに」と心配するアトラに「大丈夫だよ、これがあるから」とブレスレットを見せる三日月。

 ヒロインと主人公、というよりはおかんと子供だ(笑)

 オルガたちは地球への新しいルート確保のため、木星圏の企業テイワズを頼ることを考える。しかしテイワズの実態はマフィアと言う噂。少年兵の自分たちに協力してくれるのか……?

 会議を離れたクーデリア、弁当を配りに行こうとする三日月&アトラと対面。

 「どうして参加しなかったのですか?」という問いかけに、いったんアトラを見てから「別に。俺難しいこと苦手だし、聞いてもよくわからないから」と返す三日月。ブレスレットの件と合わせて明らかにアトラに気を遣っていますが、余計な負担になるのかどうか。

 弁当を配りながらテイワズの話を聞くが興味なさそうな三日月。

 「オルガがちゃんとしてくれるだろ。大体俺、あんたがなんで地球へ行くのかもよくわかってないし」

 「え?! 私たち、地球へ行くの?!」

 おい(笑)

 この後「オシャレな服持ってない」「田舎者だと思われないかな」とか心配するアトラ、押しかけ女房というか、息子に悪い虫がついたりしないか心配でやってきたはいいけど、息子が何をやるのか/やっているのかよくわかってなくて困るお母さんみたいになってきてるよ(笑)

 クーデリアが旅の目的を説明。この世界は300年前の戦争で世界が4つの経済連合に分かれたと説明するのですが、「知らない」で容赦なく話の腰を折る三日月(^^;

 ざっくりまとめると、4つの連合のうちアーブラウに入った火星の都市クリュセは、開拓時代の不平等条約で底辺生活を強いられているんだ! なので、その是正のためにリーダーと会談に行くよ、というもの。

 リーダー名:マカナイ=トウゴノスケ

 漢字表記不明ですがもろに日本語ですな。

 自由と経済的自立を勝ち取ることできっと火星に平和が……と述べるクーデリアに対して、「じゃああんたが俺たちを幸せにしてくれるんだ?」とドライに返す三日月。

 クーデリアの大義名分は一見立派なのですが、実際の火星の経済状態を理解できていない(桜の農場でとれるトウモロコシの単価すら理解できていない状態だった)ので、三日月からして見れば机上の綺麗事以外の何物でもないですし、仮に実現したとして「クーデリアの願う『幸せ』は俺たちの願う幸せとは別物」という要素も漂わせています。

 雪之丞のおっさんとの対話で三日月が文盲と知るクーデリアは、年少組と三日月の勉強を開催。それを眺めて離れるオルガ。

 三日月が名前のスペルを間違えてしまうシーン、クーデリアはkとzが鏡文字なことを指摘しますが、配信の画面で見るとuも逆に書いているような(筆跡の都合でvにも見え、鏡文字のkも分離して一部がvみたいになっている)。

 また二回あるk(Mikazuki)の後の方だけ鏡文字になってますけど……zが逆でs? 「zuki」が「suki」(好き)……?

 考えすぎかと思ったのですが、この後年少組の練習する例文が「My favorite is……(私の大好きなもの……)」と好意を現す文であることから、意図的な気もします。ちなみに三つめの練習文のoがハートマークみたいな形になっているというネタもあり。

 ビスケットはオルガを呼び止め、オルガに対して急ぎ過ぎ、わざと危険な道を進んでいるのではないかと指摘する。オルガはそれに対して、振り返るといつも三日月の眼があると答える。

 「「オルガ、次はどうする? 次は何をやればいい? 次はどんなワクワクすることを見せてくれるんだ?」ってな。あの目は裏切れねえ。あの目に映る俺は、いつだって最高に粋がってて、カッコいいオルガ・イツカじゃなきゃいけねえんだ」

 第2話ぐらいまで、三日月がオルガに依存しそれに絶対従って生きているのではないかという雰囲気だったのですが、以降段々と三日月の意識が現れる場面が増えてきてそれが薄れたかと思いきや、ここで実はオルガの方が三日月に依存していた、いや、むしろ三日月に依存されたがっているという、捻じれた思いが見えてきました。

 第2話の「死ぬときはでっけえおっぱいに埋もれて~」のセリフや、毎度のEDで三日月が見せる体を丸めるポーズ(胎内回帰願望に見える)、今回のアトラなど、随所に母性や親を求める少年たち、という姿が見える本作ですが、オルガは親を求めているのではなく、三日月の父親になろうとしているのだろうなと。

 そこから三日月とオルガが窓の外を眺めつつ二人で会話。「どうしたんだ? 急に読み書きの勉強なんかしたりして」というオルガのセリフも、どこか「我が子を見守る父」のような雰囲気が漂っています。

 勉強ができれば本も読めるし、野菜のことを知ることもできる。そしていつかは桜のような農園を経営したい、と窓の外を眺めて夢を語る三日月。窓に反射している三日月の眼にはハイライト(光)が入っていないのと、直接オルガを見ずに会話しているのが気になります。

 先ほどのオルガのセリフと合わせると、ここの三日月は父や行動指針によらない自分だけの意志、ということで、オルガもそれに対して気を遣うことはないってことかなあ。ただ、そこで目に輝きがない、というのはここで目指す「夢」が必ずしも幸せと結びついているかどうか、という含みも見えて面白い。

 で、オルガの方を振り向いて眼の光が戻る三日月。

 命の糧は、オルガにある!!(おい)

 「守ってやらねえとな」

 「そうだね」

 「変わらねえな、お前は」

 「オルガは?」

 「俺か? ……俺は俺だ!」

 「……だね!」

 本当は色々なことが変わり続けているのにオルガから「変わらない」と言われる三日月と、三日月のために色々変わり続けて生きてきたオルガが「俺は変わらない」と言い張る流れが、渋い。

 「かなえようぜ、お前の夢。今度の仕事成功させて、鉄華団をでっかくしてよ!」

 「うん!」

 その時サイレンが鳴り響き、停止信号を受け取る船。通信を出してきたのは、真っ先に逃走した社長・マルバだった……!

 基本的に登場人物全員頭悪そうな本作ですが(例外:チョコレートの人)、社長もその例にもれず、凄くアホっぽい(笑) 設定上だとオルガや三日月に阿頼耶識を強制して戦いの日々を強いた元凶レベルのクズなのですが、どう丸め込むのか。