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鉄血のオルフェンズ 8話感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の感想。

 前回のオルガたちの突入からブリッジの名瀬と和解するところを映して開幕。散々小者っぷりをさらしたCGS元社長マルバは、テイワズの開発している資源採掘衛星にて労働させられることに、とざっくり片づけられました(^^;

 見える、見えるぞ、食事は付くけど安月給を丸ごと返済に充てられるタイプの労働で、週に一度購入分天引きする形で嗜好品売りに来る販売員がいて、一個が給料の1割とかのチョコレートに縋るマルバの姿が……!

 諸悪の根源レベルの悪党の末路がタコ部屋送りのロボットアニメって、他にどれだけあるだろうか(というかあるのか?)。

 名瀬との会談のテーブルで、この船に女性しかいない理由を聞くと、それは全て名瀬の女であり、ここは名瀬ハーレムなのさ! そして子供も5人いる! と解説する名瀬に呆れる鉄華団。

 ちょっぴり頬を染めているクーデリアが面白いところ(笑)

 オルガはクーデリアを地球に送り届ける航路確保と、テイワズ傘下に入れることを要求。名瀬は「おやじ」と呼ぶテイワズリーダー・マクマードに掛け合うことを約束するが、テイワズ側もクーデリアの父の資産について調べるという話に疑問を抱くビスケット。

 そこからギャラルホルン含めた背景設定解説。厄祭戦を終わらせた大組織のギャラルホルンは地球を四つの経済圏に分けて監視しているが、近年は利益追求の動きなどもあってそれぞれの経済圏からの不満を買っているとのこと。その中で火星独立運動家のクーデリアの存在は、危険な要素。

 を、「よくわかんねえけどすげえ存在」で投げるユージン(^^;

 一方そのころ、三日月と昭弘は食事。いつもの半分で飛び出してしまう三日月は、先の戦いが不満な様子。

 いつもの半分といいながら、でっかいハムとサンドイッチ食べているのですが、他の料理は映されず、プレートは昭弘も三日月も空っぽ。アトラが差し出した缶入りミルクとか、今回の食事はすごいまずそう。

 交渉が成立してテイワズ基地のある宇宙船サイセイに向かうことになった一行だが、火星からの連絡は資金難。それを聞いたオルガは、格納庫にて修理中のバルバトスを眺める三日月に会う。

 飛んできたオルガを受け止める腕は左手。

 「ミカもよくやってくれたな」

 首を横に振る三日月。

 「今回は、あんまり役に立たなかった。ごめん」

 「何言ってやがる、十分やってくれたろ」

 「いや、あれじゃダメだ。もっともっと、頑張らないと」

 意外と自己評価の低い三日月。

 案外と自分の意志をしっかり持っていることが災いして、自己評価が低いことが起こるとどんどん沼にはまっていくぞ……(^^;

 「……そうだな、俺もまだまだ頑張らねえと」

 空気読んで言い方を変え打ち切るオルガは安定のヒロイン力。

 それから10日、まだ目的地につかない船で悩むクーデリア。

 「資産? ……私が? 何故テイワズが……いったいどういうこと」

 「クーデリアさん!」

 「あ、アトラさん」

 「あとで、あっちの船に行きませんか?」

 「え? あっちって……タービンズさんへ?」

 満面のドヤ顔アトラ。

 これは三日月がなびかないものだから、クーデリア攻略ルートに入ったのか?!

 ここ何回か、クーデリアを積極的にグイグイ動かしている感じになっているアトラがどんどん笑顔と赦しの侵略者になってきているのですが、まあなんというかもう、既定路線です、はい!(笑)

 今度はオルガ、ギャラルホルンから奪ったものをタービンズ経由で捌くよう懇願するが、そんな資金難なら要求を受けていればよかったのにどうしてそうしなかったのかと聞き返される。

 「え? あ、いや、だって、あの話を受けたら俺たちは、バラバラになっちまうって

 「なっちゃいけないのか?」

 「三日月に言われたから」といいそうなところを遮られるオルガ。

 「俺らは、離れられないんです」

 「離れられない? 気持ち悪いなあ、男同士でベタベタと

 部外者のフミタンとクーデリアはさておきアトラちゃんは女にカウントされていない模様(^^;

 いや、会ったことがないから知らないってだけかもしれませんが!

 「なんとでも言ってください。俺らは、鉄華団は離れちゃいけない」

 「だから、なんでだよ!」

 「それは……つながっちまってるんです、俺らは」

 「あぁ?」

 「死んじまった仲間たちが流した血と、これから俺らが流す血が混ざって、鉄みたいに固まってる。だから……だから、離れらんねえ。離れちゃいけないんです。危なかろうが、苦しかろうが、俺らは

 何度か示されているオルガの依存体質ですが、対象が三日月だけでなく死んでいった仲間たちをはじめとする全体に広がってきました。

 死んだ仲間のことを追及され、右腕をつかむオルガ。

 「離れられない、そりゃあ結構。だがな、鉄華団を守り抜くってんならこれから先は誰もお前に指図しちゃくれない。ガキどもがお前の命令一つで死ぬ。その責任は誰にも押し付けられねえ。オルガ、団長であるテメエが、一人で背負えんのか、それ?」

 なんだろう、ようやくオルガと対等以上に会話できる程度の知能の持ち主登場で、ほっとしてしまう(笑)

 一方そのころ、子供を相手に目を輝かせて遊んでいるアトラとクーデリア。

 「元気でしょ、うちのダーリン」と言われて赤面するアトラも割とませてますが、クーデリアと違ってちょっと間があったぞ(笑)

 家族の在り方を見せつけられ左腕をつかむアトラは、笑顔のクーデリアを見て安心。

 「よかった。クーデリアさん、最近むつかしい顔ばっかりしてたから」

 そして微笑みを見せるアトラは、本当に赦しの侵略者と化している気がしますが、金元寿子だから仕方がない……!

 場面戻って、見下ろしてくる名瀬に立ちあがって目線を合わせ、団長として自分が団員の死に場所を決め、彼らが望むなら自分はいつでも死ぬと述べるオルガに、名瀬はリーダーが死んだらバラバラだろうが! とデコピンをかまして説教。

 「でもまあ、血が混ざってつながって、か。そういうのは、仲間って言うんじゃないぜ。家族って言うんだ

 ここまで腕をつかむシーンが何度か入っていますが、三日月やアトラがつかむ左腕は家族の絆の象徴であり、オルガはそれを理解できず汚れた手の象徴である右腕をつかんでいるように続けているという要素をにおわせているのが渋い。

 サイセイ目前で、三日月とオルガはまた星を眺めながら会話。

 「今日も訓練か? 向こうの船でしごかれてるそうじゃねえか」

 「オルガに見捨てられないように、頑張らなくちゃいけないからね」

 「フッ……バーカ。見捨てるとか見捨てないとかじゃねえよ。家族ってのは。……いや、頼むぜ、ミカ」

 覚えたての言葉を早速使いたがる子供なオルガ(笑)

 それはそれで面白いポイントなのですが、ここで三日月と打ち合う腕は左腕で、三日月を家族として意識するようになったとつながっている一方、三日月は汚れた腕の右腕で受けることになっているのが印象的。

 OP含め何度も繰り返されているオルガとの絆のサインですが、OPでは三日月はブレスレットのある左腕でオルガは右腕、となっているところが今回では逆。そしてこのサイン、互いが同じ方向を向いていると絶対に同じ腕同士では叩けず、どちらかが家族として意識すればもう片方は汚れた手で返す、という形になっているのが皮肉めいています。

 タービンズの存在を軸に、本作のテーマは「家族」で固まっていくようですが、次回「おやじ」がどう出るのか……ん、和服?