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Go!プリンセスプリキュア43話感想

『Go!プリンセスプリキュア』の感想。

  前回、ジャパンコレクションのチャンスを逃してしまったきららは、妙にプリキュアの戦いに張り切るように。そして事務所にはモデルとしての活動休止を申し入れる。そこにやってきたボアンヌさん。

 久々の登場なのですが、アバンタイトルでやけにかっこつけた登場をしたりしてなんか扱いが大きい(笑)

 「あなたの輝きを曇らせるのはまだ惜しいと思いまして。一つ、提案があるのですが」

 「それって仕事の話ですよね? ごめんなさい。お気持ちはうれしいんですが、今はダメなんです」

 去ってしまうきららを呼び止めるトワ。

 「あたし、200%の力でプリキュアもモデルもやり切れると思ってた。でも、ダメだった。こんな半端な気持ちで仕事しちゃ、社長やたくさんの人に迷惑かけちゃうもん。それこそ、プロ失格だよ」

 「プリキュアの使命のため、自分の夢を犠牲にするというのですか?」

 「……そう、決めたんだよ!」

 初登場時は夢>使命だったきららですが、それを並立させようとして失敗した結果、ここにきて使命>夢となるきらら。

 一方でかりんの話を聞きつつ、夢の輝きを取り戻したいと考えるはるかは星を見てあることを思いつく。

 「なるほど、素敵なイベントね。いいわ、講堂の使用を許可しましょう」

 あっさり許可する学園長先生、相変わらず自由すぎます!

 よく考えたら生徒会長に学園長と色々コネ持ってしまっているのか、はるか(笑)

 準備を進めてきららに招待状を送るはるか。講堂で行われたのは生徒それぞれが抱く夢の服を着たドリームファッションショーだった。その中にかりんの姿が現れ、その微笑みに幼少期の自分を思い出したきらら。

 「どうかな? 私たちのショー」

 「全然ダメ。ステージは雑だし、モデルは素人ばっかで見ちゃいられないよ」

 「そりゃあ、ほんとは見る側じゃないからね、きららちゃんは。」

 初めて会った時のきららの姿に心を打たれたことを話し始めるはるか。

 正直、第5話で「どうしてもきららにプリキュアやってもらいたい」とか言い出すのは、いったい何を見ているのかとか思っていたのですが、かなり遠く回ってきて補完してきました(笑)

 「きららちゃんが皆の夢を守りたいと思うのと同じように、私たちもきららちゃんの夢を支えたい! 力になりたい。だから、どうか、夢を追い続けて

 一人で失敗して落ち込むことがあっても、振り返れば支えてくれる仲間がいる、とゆうきを励ました時と同じように説得するはるか。

 ゆうきに比べるとやたら甘い感じなのは、やっぱり自分のことを「かっこ悪い」といっちゃったのが決定打なのか、それとも単にゆうきへの恨みが混ざっているからなのか(笑)

 自ら控室に向かうきらら、トワから衣装を受け取ってトップモデルの夢を抱き壇上へ。

 (まったく、おせっかいさんがこんなに。あ~あ、やっぱり、楽しいや!)

 前回からきららに憧れて夢を抱いたかりんを交えることにより、きららの夢が単なる目標ではなく、同時に他の人たちに夢を抱かせる力でもある、ということも示しており、ただプリキュアとして戦うことだけが夢を守る手段ではないというところまで踏み込んでいるのがお見事。

 壇上を歩くきららの作画にも気合が入っており、きららの夢と使命のまとめとしては綺麗に仕上がりました。

 と、ここまで綺麗にまとまっただけに、この後城の変化を察知したディスピアがゼツボーグを放ち、戦闘になるのが惜しい(^^;

 いや、もちろん「各々の夢の輝きで城を取り戻して、絶望を打ち払う」という展開が必要なのはわかるのですが、どうにもそれを達成するためだけの展開になってしまっており、RPGのイベントバトルみたいな感じになってしまいました。

 ホープキングダムに移動したプリキュア達の背後から馬でジャンプしつつアドバイスする王子の画は、面白かったですが!(笑)

 きららは、ボアンヌから新しいブランドの専属モデル候補として勧誘されたことを明かし、春からノーブル学園を離れてパリに留学することを告げる。それは当然、はるかたちと離れ離れになるとともにプリキュアとの共闘もできなくなってしまうわけだが……

 「じゃあ、それまでにグランプリンセスになって、ホープキングダムを救わなきゃ!」

 笑顔できららの夢の障害物扱いされるホープキングダムの危機(^^;

 さすがに行き過ぎた発言の気がしますが、きららはそれに賛同し、ホープキングダムを取り戻すことを誓うのだった。

 前回から引き続き「長い目で見て間違っているかもしれなくても、その時の全力で選んだ答えなら正解」という田中裕太監督の作風が強く見えるエピソード。

 序盤、使命と夢を完全に割り切ってきたきららが、いつしか使命(戦い)を日常に組み込んで共に仲間たちと笑ってきたために、もはや切り離せなくなっているという状態なところにきららの変化が見て取れます(ここで序盤のはるかだったら積極的に走りそうなところ、止めに向かうのはトワではるかは別口から解決策を探っていく、というところも変化)。

 しかし、いつかは決断を下さなければならない……というのは、やっぱり『スマイルプリキュア!』に通じるものを感じるところで、特に田中監督がコンテを手がけた『スマイルプリキュア!』43話は「夢と今まで培ってきた日常やヒーローの使命、どちらを取るか」という今回と同じ題材であると同時に結末が正反対である、というところは意図的なものの気がします。

 次回はみなみの番。脚本ローテの順番から言えば成田良美さんかな。

 シリーズ序盤からずっと思っているのですが、みなみのキャラクター設定などはどこか前作のリベンジのような要素を感じるところで、16話以降前作シリーズ構成の成田さんが関連エピソードを主に執筆しているのは何の因果か。出だしの16話が超大事故だったのですが、以降修正してきて前回完全にひっくり返すところまで来たので、成田さんにきっちり締めてもらいたい。