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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

手裏剣戦隊41話感想

特撮感想 ニンニンジャー

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の感想。

 九衛門を追うニンニンジャー一行だが、同じく九衛門を追う萬月に阻まれる。萬月は当面の目的を九衛門から外しニンニンジャーを狙うため、父・幻月復活までの間に自分が当主を務めることを宣言、そのお披露目式にニンニンジャーを招待する。

 明らかな罠だと思いつつも、じいちゃんの遠回しなアドバイスから俺たちは型を破るべきだ! 自分たちのやり方で行こう、と向かうニンニンジャー。

 ゲキアツダイオーをからめて型を破る展開を強調はしますが、ここまでの好天が明確に「修行」をしてきたことがほとんどなかったので、そもそも「修行の最終段階に来た」と言われてもすごく納得しがたい。

 「破る」前に、視聴者視点ではいつの間に型が備わってたの? って感じだと思うのですけど。

 萬月は一度に4つの手裏剣を使って超上級妖怪シュテンドウジを生み出し、豆に変えられた市民を人質に五番勝負を挑む!

 前回も思いましたが正直、ここまでの本作の流れを考えて、かつあと話数一ケタというこの時期にこういうお祭り騒ぎをやられても「そんなことしてる場合なのか?」という感覚に陥ってしまい、素直に楽しめません。

 ベクトルは全く違うけど、そういえば去年のこのぐらいの時期『ハピネスチャージプリキュア!』も同じ感覚で見てたなあ……(^^;

 喧嘩凧、流鏑馬、ダンス、綱引きと勝負して2対2、最後の勝負は腕相撲となるが、シュテンドウジの酒気帯びの臭い息に悶絶する天晴はまともにやりあえない。そこで、綱引きに力を貸そうとして断られた獅子王が人間形態で出現する。

 久々の人間形態ですが、相変わらず黒いなあ山形さん(笑)

 「目には目! おっさんには、おっさんだろ! なんで俺を頼らねえ?!」

 「その……」

 「なんだか知らねえが、どうせ、ラストニンジャのじいさんを意識してんだろ?」

 「俺たち、一人前になれるよう頑張っててさ。自分たちの力でなんとかしたいんだ」

 「そういうこと言ってんじゃねえ! とにかくここは俺に任せろ」

 腕相撲に挑む獅子王は自らも呑兵衛であることを利用し、息を耐え抜いてKO。

 「ありがとう、おっちゃん! 俺たち、まだまだだな」

 「へっ、違うぞ天晴! 俺がお前と暴れようと思ったのは、半人前のお前たちでもラストニンジャのじいさんより可能性があると思ったからだ。その俺から助言を受けなくてどうする? 一人前って言うのは人に頼らねえってことじゃねえ。巣から飛び立つために、より人の意見に耳を傾けられる大人になれ

 

 テーマとしては一貫してますし、単体のセリフとしてもかっこいいのですが、序盤のおでんの流れから同じことを繰り返し言いすぎている印象が否めず、停滞しているように見えてしまいました。

 おまけにこの後、獅子王が寝てしまって頼れないというすごい台無し展開ですし。

 ここでそのギャグに走ってしまうのはさすがにがっくり来ましたし、ここからのグダグダはより一層ひどくなっていきます。

 まず獅子王を見て人に頼る→先輩の手裏剣だ! と先輩ニンジャのみなさんの手裏剣で技を繰り出して撃破する天晴を「誰にも思いつかない技」と褒めちぎるのは無理があると思います。

 単に手裏剣三つ使った技ってだけで、何がどうして「誰にも思いつかない」のかさっぱりですし、映像的にも普段の必殺技とそう変わらない背景演出などで、特別感がありません。

 そして巨大化したシュテンドウジにゲキアツダイオーが立ち向かうも、シュテンドウジはなんと獅子王を操り、覇王シュリケンジンを呼び出す。シュテンドウジの息を吸い込んだ者は操られる、これこそ萬月の罠!

 えー、まずシュテンドウジにそんな能力が備わることを見越して作り上げたということはさておくとして、獅子王が現れて息を吸い込んだのは偶然であり、どこが「罠」なのか。

 獅子王が出現するように何か策を講じたのならまだしも、そういう展開になっていないので霞だけが勝手に萬月を持ち上げ続けていて、実際全然すごいことやってるように見えないというどうしようもない感じに。

 萬月を見てお館様の予言、子息が野望達成を成し遂げるのは本当だったのだと安堵する正影ですが、だからそういう設定もきちんと張り巡らしておけば萬月ももっと持ち上げられたのにどうしてそういう展開にしてこれなかったのか、相変わらずの本作の伏線の張り方及び回収の下手さに悩まされる展開。

 何が問題かって、その予言を明かしたのが九衛門の「僕は、牙鬼」発言の後なので、これはもう九衛門がその予言の子息ではないかという予測にたどり着いてしまうため、真実はどうかさておいてもやたらな持ち上げ方も合わせて萬月の存在がどうしても茶番に見えてしまいます。

 順番が逆であれば、予言の通りの抜け目ない子息登場→九衛門にもその可能性が→果たして予言の真実は? という多少の盛り上がりを作れる要素になりえたものを、思いっきり失敗しているとしか思えません。

 そんなわけで、操られるシュリケンジンにゲキアツダイオーは破れ、ニンニンジャーに危機が訪れたところで次回。はたして予言は真実か? そして好天の体が光になる現象の正体は?!

 と、ここ数回なんだか最後と予告は盛り上げてしまう(ちょっと面白いと思ってしまう)のですが、実際出来たものがそんな面白くないという悪夢に突入しており、もうなんだか、もう……

 で、次回、またお前か。