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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

Go!プリンセスプリキュア45話感想

アニメ感想 プリンセスプリキュア

『Go!プリンセスプリキュア』感想。

 幼少期を回想するみなみ。かつて兄や父に海はどうして青いのか、イルカはどうして高く飛べるのかと質問した記憶。

 「おお、好奇心が生まれたか」

 お父様の言い方がなんか実験動物見てるみたいだ(^^;

 「本当に知りたいんなら、考えてるだけじゃダメだ。実際に海に飛び込んでみるんだな」

 本作、全体的に「自分で立ち上がれ」思考ですが、スパルタじゃないでしょうかお父様(笑)

 そんな思い出をあすかに語るみなみだが、未だに家族には自らの想いを伝えられずにいた。

 そのころ、失敗続きのシャットはアイメイクを披露してディスピアにお勧めし、ご機嫌取りをしようとしていたが、

 「失敗だ……シャット、お前は失敗作だ。美しさなど、我々に必要ない。愚かな……なぜこうなってしまったのか……」

 と切り返され処刑されそうになるも、命乞いしてラストチャンスをもらう。

 洗脳が解けたトワにさえも戻ってくるよう呼びかけたディスピアが、シャットをもはや捨て駒にすらする気がなく失敗作扱いで処刑しようとする辺りに、ディスピアが何を恐れているのかが垣間見えます。

 クリスマスの準備をしているところに母からのクリスマスカードを受け取るみなみ。って、普通にパフがしゃべっちゃってるけどいいのか(^^; 堂々としすぎていて、もうちょっと画を考えてほしかったところ。

 きららは未だに思いを伝えられないみなみに、勢いで言ってしまおう! と景気づけにクリスマスパーティを楽しむよう提案。

 にぎやかに進むパーティの中、みなみは微妙に乗り気じゃない姿なのが印象的。

 そうして楽しんでいる最中に、みなみの母から電話が。みなみの体調を気遣う母の言葉に、みなみは涙を流す。

 表情を見せずに涙が流れる頬→電話を切ったみなみに呼びかけるはるかたち→表情を見せないまま振り返り「なんでもないわ」と言うみなみ→きららの「なんでもないって顔じゃない」というセリフと共に映されるみなみの表情

 と、表情の画の見せ方と、誰にも心配をかけまいとつい言ってしまう言葉「なんでもない」の使い方が秀逸な流れ。

 「……お母さまが、優しくて……」

 「ご両親が大好きなんですね」

 「だから、がっかりさせたくないんだよね」

 「でも、大好きな人には本当の気持ちを知ってほしい……そうでしょう?」

 「……みんな」

 「大事なことなら、なおさらです! こうなったら、今すぐ伝えに行きましょう! 悩むのは、その後にしましょ?

 赦しの使徒が本領発揮してきた(笑)

 すぐにわたるに連絡して会うことになったみなみだが、シャットが錠前からウミガメ型ゼツボーグを召喚して襲い掛かる。一人ホープキングダムに引きずり込まれてピンチになるマーメイドだが、フローラたちもカナタの導きによりホープキングダムへ。

 ゼツボーグは絶望の力で、ホープキングダムの海を黒く染め上げていく!

 「絶望だ! お前たちもこの海も、絶望に飲まれて終わるのだ!」

 水を吐き出すゼツボーグをフローズンリップルで受け止めるマーメイド。

 「終わらない……海からは感動や好奇心、そして夢が生まれる!」

 「ふん、何が生まれても意味はない! 生まれた夢は破れるのみ! お前たちがいくらあがこうと、最期は絶望に飲まれて終わるのみ!」

 「……時に絶望や困難に飲まれることもあるでしょう。でも、それでも! 絶え間なく生まれ続ける。困難だとわかっていても、叶えたい夢がある! 海も、私たちの心も、決して絶望で満ちたりはしないわ!」

 押し返して必殺コーラルメイルシュトロムで攻撃するマーメイド。

 「私は海のプリンセス、キュアマーメイド! 海と夢を汚すものは、私が、成敗します!」

 星を傷つけ汚す輩は、星と私が許さない!

 冗談で言ってましたが、本格的に本作の根底にある精神はメタルヒーローと某星を浄める宿命の騎士の気がします(笑)

 撃破し、元の世界に戻ったみなみはわたるに送られて両親と再会することに。わたるはみなみの変化に既に気づいており、みなみは涙ながらに新たな夢ができたことを打ち明ける。

 「おめでとう。大海原に飛び込む時が来たようだな。ブラボー!」

 「それを言いにわざわざ? ありがとう」

 快く受け入れる両親。

 「わがままなものか。いやむしろ、みなみのわがままなんて、お父さん、ちょっと嬉し!」

 「あなたは昔から優しい子だったわ。優しすぎて、いつも自分より私たちのことばかり。そんなあなたが、自分のやりたいことを見つけた。嬉しいわ!」

 「お母さま……」

 「海から様々なものが生まれるように、お前からは夢が生まれたのだろう。みなみ、自分の信じる道を行きなさい。お前の喜びが、私たちの喜びなのだから」

 わたるが予約したレストランに歩いていく海藤家の姿を映して幕。

 母の言葉により、どこまでも本作のテーマが個の尊重であることが貫かれるのですが、ゆいの絵画コンクールの時にも思った「子供たちが夢を追うために、大人たちはどうあるべきか」というテーマも見える気がします(シャットを「失敗作」扱いで処刑しようとするディスピアは、意図的にこれと対にしたものかと)。

 で、本作ここまで来てようやく自分の中で14話の「応援してくれる家族がいるから~」もなんとか飲み込める感じになりました(^^;

 「生徒会長として」「海藤家の一員として」という周囲からの期待や重圧に縛られ、それが本当に夢なのか惑っていたみなみが、色々回り道しつつ自分の思い描いた道を最後に取る、という展開とそこまでの組み方は良かったと思います。

 自分の中では前作『ハピネスチャージプリキュア!』のリベンジだと思っているみなみなのですが、完全にその引っ掛かりを清算してくれました。

 これを前作のシリーズ構成である成田良美さんに任せたのも良かったところ。

 次回、もはや本格的に行先を失ったシャットははたしてどうなる。