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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

仮面ライダーアマゾン 23・24(最終)話感想

特撮感想 アマゾン

youtubeで配信された『仮面ライダーアマゾン』の感想。

23話

 水爆を凌ぐ破壊力を有するヘリウム爆弾の実験に成功したガランダーは、これによって日本を壊滅させそこに帝国を築く作戦に出る。

 最終章だけあって大掛かりな作戦を展開してきましたが、一つだけの爆弾って量産できないのかしないのかどっちなのだろう。

 サンショウウオ獣人はアマゾンを誘い出すため、まさひことりつこを誘拐する作戦に出る。獣人から逃げるりつこたちを助ける藤兵衛。

 何故か黒塗りのベンツ。

 いつものジープはどうしたのか、そういや不調で動かないことあったから買い換えたのか、それにしてもなぜそんな高級車を(^^;

 ジューシャの車に挟み撃ちにされるも、アマゾンの加勢で撃退。家を把握されているりつこたちの隠れ家を提案するアマゾンは藤兵衛を案内するが、アマゾンはサンショウウオ獣人の変装であり、藤兵衛は車を奪われてりつこたちを誘拐されてしまう。本物のアマゾンはそれを知り、追いかける。

 サンショウウオ獣人はりつことまさひこに毒を注射し、自分のような醜い姿に変わっていくようにして、アマゾンに自分と戦うよう挑発してくるが、りつこは基地の中で丁寧に説明されていた爆弾設置までの時間稼ぎであることを示してアマゾンを止める。

 すごく間抜けな獣人ですが、だからと言ってアマゾンも普通に獣人を倒す方に動くので、あんまり関係ない(^^;

 にしても、徐々に変化していくりつことまさひこの顔のメイクは、このブツブツした感じがいわゆる蓮コラみたいで不気味。

 サンショウウオ獣人はアマゾンに姿を変えて勝負、と、にせライダーとの対決構図に。しかしながら、アマゾンとの見分けをつけるポイントがギギの腕輪の有無というのは目立たないので動いていると見分けがつかないし、アマゾンには特別な能力があるわけでもないので同様の戦法で圧倒、みたいな構図にも持っていけず微妙な対決に。

 まあお約束だから、というところの楽しみぐらいでしょうか。

 傷を負って撤退するサンショウウオ獣人は、アジトに戻って処刑される。その血の跡を追いかけて、アマゾンもアジトに潜入し……次回、最終回なのだけど、予告のノリとか明らかに中盤の山場レベルの盛り上げ方で不安。

24話

 基地の内部では、時限装置をセッティング作業中。時間になると、司令室からの起爆スイッチを押すことで爆発する仕掛けになっているのだ!

 ……時限装置の意味は、いったい。

 時限装置で万が一作動しなくても基地の中から、という二重の安全策ではなくプロセスを増やしているだけの無駄ギミック。アマゾンが基地の中から阻止する展開にするために、思いっきり不自然になってしまいました。

 不自然と言えば、ガス室の罠にかかったアマゾンが脱出するために「室内の」スイッチを切る、という設計も気になりました。爆弾をセットしたジューシャはこれを使って罠を切り抜けるのですが、明らかに設計思想から間違っているから考え直した方がいいぞ(笑)

 アマゾンはついにゼロ大帝と対決するが、槍から発するビームで変身を解除されてしまうアマゾンは手も足も出せず、拘束されてしまう。

 捕まったアマゾンにゼロ大帝、爆弾の起爆時間と司令室からのリモコン操作によるものであること、そして設置場所、さらに起爆してもここは地下数百メートルだから無事、と作戦の情報を超説明。

 うーん、悪役が何の脈絡もなく作戦をペラペラ説明してしまうことからの破綻、という展開は「ヒーロー番組のお約束」として挙げられることが多いですが、むしろそういう「お約束」を築き上げた伊上勝さんの脚本回は(本作以前の『仮面の忍者赤影』なども含めて)「教えるわけがなかろう!」と説明拒否のパターンが多いのだけどなあ……それでいて視聴者への説明は外さず組み込めるのが伊上さんの巧さなのでしょうが、どうして鈴木脚本回だとこうもギャップが出るのだろう(^^;

 出てこないアマゾンを心配した藤兵衛は爆弾をセットしたジューシャの帰還に合わせて潜入。アマゾンは今まさに処刑されそうになっており、腕輪を奪おうとする大帝はガガの腕輪を持ってくるが、突然アマゾンのギギの腕輪に吸い寄せられ、それによってパワーアップしたアマゾンは拘束を振りほどく!

 腕輪がそろってパワーアップしたアマゾンは変身解除も効かず、藤兵衛に爆弾の場所を教えるとゼロ大帝をボッコボコにして罠の一つである落とし穴に叩き落として勝利。

 敗因:「アマゾンを殺す」と「腕輪をそろえる」の順序が逆だった

 なんて情けないオチだ。

 爆弾を見つけた藤兵衛だが、リモコンを切らないと起爆装置が外せず、まさひこたちに逃げるよう説得。しかしまさひこは自分も死ぬ意志を固める、と感動シーンのつもりで書いているかもしれませんが、日本を三分の一吹っ飛ばす爆弾から2分で逃げるのは不可能だと思います。

 アマゾンは基地内のリモコン装置を破壊するためジューシャを締め上げるが、知らないと答えられたため手当たり次第にパネルを破壊すると、なんとか止まってくれる起爆装置。

 下手すると起爆が早まってたのではないかと思いますが、綱渡りすぎるぞ、アマゾン(^^;

 そんなアマゾンの前に突如現れるKKKのような白フード!

 真の支配者を名乗るそれは、フードを脱ぎ捨てると中からゼロ大帝が! 先ほど死んだのは影武者だったのだ!

 が、同じように腕を落とされフルボッコの末にスーパー大切断で首をはねられあっさり死。

 せめてデザインとか少しぐらい影武者と変えてほしかったのですが、影も本物も大したことない印象になってしまいました。

 アジトは爆発し、平和が戻ったところで、白スーツ姿のアマゾン。

 腕輪がよく入ったなあ……(笑)

 アマゾンは故郷であるアマゾンに帰ることを考え、出港。また日本が悪に脅かされるとき、きっと帰ってくるだろう、と別れで締めとなる本作。

 ラストバトルであるにも関わらず、これまで役立たずを処刑するぐらいしかなく強さの基準が分かりづらかったゼロ大帝は、腕輪をそろえて無敵化したアマゾンにボコボコにされてしまうことによって、上に述べた通り影も本物も大したことない印象に。

 正直言って、ゼロ大帝はせいぜいが中ボス程度の風格で、作品の締めとしては弱すぎる悪役でした。まだ十面鬼の方がラスボスの風格がある。

 また、アマゾンがアマゾンに帰るというこのラストも、結局アマゾンのコンセプトや拠り所の不安定さを示す証左という感じで、ここの葛藤も細かく踏み込まれていれば違う印象かもしれませんが、アマゾンの反応の微妙さもあって「戦いを追えたヒーローは去る」という当時の流行やお約束に乗っただけのような。

 ジャングルに帰るにしては白い背広はあまりに無理があるだろうし、そもそも故郷の村は滅んでますし。

 せめて、最後に友情のサインを交わしてほしかった。

 まさひこに対して手も振らず、ただ去っていくだけのアマゾンは親友に対してあんまりな仕打ちじゃないだろうか(^^;

 残りは総括で。