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ザ・カゲスター 1・2話感想

youtubeで配信された『ザ・カゲスター』の感想。

1話

 ひとまず、カゲスターの眼が怖い。

 見た目だけは結構インパクト強いと思いますが、話は正直、微妙(^^;

 怪人に誘拐された風村コンツェルン社長令嬢の鈴子と、その秘書である姿影夫。身代金のため命までは奪わないとする怪人。その配下の工作員が水を鈴子に与えようとしたところ、隙を見て倒し脱出する影夫と鈴子。

 女性の口で縄を斬らせるという、無茶ぶり(笑)

 脱出した影夫たちだが、奪ったバイクで逃走中に崖から転落し、そこにあった高圧線で大やけど。すると謎の怪人・カゲスターとベルスターが現れた!

 カゲスターを一目見た怪人が彼らを「バケモノ」扱いするのは、この時代のヒーロー番組としてはちょっと面白いかも。

 風村家では警察官・屯田警部たちとその息子タケシに協力を仰ぐが、逆探知は察知されており失敗。そこにカゲスターの戦いでなんとか逃げられた影夫たちが帰還する。

 屯田警部を演じるは立花藤兵衛でおなじみの小林昭二さんですが、まさに牛乳瓶の底のような眼鏡をかけた三枚目と言う、珍しい役どころ。

 屯田警部はまだいいですが、相方の業平刑事がちっとも面白くないのが困りどころ。次のエピソードでもどうもこの二人が面白い掛け合いをしてくれず、これならいっそ屯田警部とタケシだけの方がいいと思うレベル。

 これが伊上勝脚本だと、こういう掛け合いとかを弾ませることがなんだかんだ上手いので、新たな番組の立ち上げに伊上さんが度々呼ばれるのも納得できる気がします。そこにキャラの個性が上手く乗ってくれるかは別として。

 屯田警部らの警護の元囮作戦に出るが、あっさり誘拐される鈴子。影夫は怪人を追いかけるも車で逃走され、何の前触れもなく影に追いかけるよう呼びかけると影がカゲスターに。カゲスターはバイクを召喚して追いかける。

 ヘリコプターで逃げようとする怪人を影を伸ばして捕まえる映像は、結構気合の入った合成。

 同じく鈴子の陰からベルスター出現。二人の戦いの末に怪人はカゲスター投げで投げ飛ばされ、かけつけた屯田警部に逮捕されるのであった。

 ……警察で逮捕できるほどの強さなのか、疑問なのですが(^^;

 何故我らが分身の術を使えるのか、という影夫たちの疑問は、あの高圧線で細胞が異常分裂したからだ、と強引な理屈を勝手に持ち出して自己完結し納得。

 怪人がどうやって警察の事件への介入を知ったのか、何故行動がわかっていたのか、そういう説明は一切無視。

 色々すごい(笑)

2話

 コスプレ路線気味ではありますが、どうやら怪人は一つの組織に属するのではなく毎度違う犯罪者として登場する模様。後の『特警ウインスペクター』に通じるものがあるというか、むしろ刑事ドラマの路線を意識的に特撮に組み込んでみた、というところでしょうか。

 海外に輸出して儲けるため、黄金を盗もうとする怪人・黄金魔人は与久野鱶蔵という富豪の金を狙う。与久野の土蔵を地下から狙いつつ、秘書加山の孫娘を誘拐することを考える魔人に、鈴からの声で与久野家を警戒していた鈴子と影夫が立ち向かう。

 今回判明したのは、カゲスターと影夫は別人格でありつつも、カゲスターの動きは影夫の意識に縛られてしまっているということ。

 影夫本体には特殊な戦闘能力がないようですし、敵が多数いる中で影夫本体が放置されると非常に危険な気がしますが、これによって影夫が自分の身を守ることも可能ということになりました。

 今回は犬に追われてカゲスターを呼ぶという、情けないものでしたけど。

 土蔵の金と加山が誘拐されるが、実は土蔵には偽物しか置かれておらず、黄金魔人は金を引き渡さなければ加山の命はないと脅す。

 加山の孫の泣く姿を映し出し、警部も影夫も金の場所を話すよう説得し、決心した与久野、という流れで金よりも命を優先する与久野の中の良心が垣間見える熱い展開なのかと思いきや、何故か警部、厳重警戒態勢を組み始める。

 黄金>>>>>>>>>>>>>>>>加山の命

 この世界は、そんなに甘くなかった!!!!

 えー、あの、何がどうしてこういう展開になったのかよくわかりません(^^;

 警備会社に設置してもらうセキュリティだが、その会社も黄金魔人の配下であったことからあっさり通過され、奪われる黄金。会社を追いかけたことで囚われた影夫だが、カゲスターを呼び出して加山を助け、脱出する。他方鈴子の呼ぶベルスターが金を奪った魔人たちを追いかけ、挟み撃ちの形に。カゲスター投げで投げられた黄金魔人はそのまま逮捕。

 最後はドライブする鈴子と影夫が「黄金よりも大切なものがある」とそれらしく語って締めますが、そうなるとやっぱり与久野が金より命を優先する展開にしなかったのがますます納得できません。

 命が助かって喜ぶのは加山の孫娘ですが、彼女は金の隠し場所を教えるよう説得する場面で泣いてるばかりで、金と命の選択を迫られもしないし選びもしてません。

 金を渡さないなら渡さないで、加山の孫娘が与久野に対して不信感を募らせるとかなったらまだわかりますが、普通に与久野におんぶされて助かった加山の下に駆けつける訳で。

 いくら70年代と言っても、雑すぎ。

 ところで、影夫の「影よ、悪を追え!」の叫びが悪役の叫びにしか聞こえない(^^;