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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

ザ・カゲスター 3・4話感想

youtubeで配信された『ザ・カゲスター』の感想。

3話

 数々の設定の問題が色々滲み出てきて、悩ましいことに。

 屯田警部の「美女にキスすると頭が冴える(と本人は思い込んでいる)」と、業平刑事の「ンガーっ!」とはもう設定を考えた時点で失敗なのではないかという気がする……。

 そもそも、いくら小林昭二演じるダンディーな方でも、子どもがいるいい年した中年男性が「美女の手の甲にキスしたら頭が冴える」とか言って、そのためだけにわざわざ鈴子の家や会社にまで押し掛けるって話を展開されても、あまり気持ちいいとは思えないものでして。

 本来、警察に関わりのない人間である鈴子や影夫を自然に話に組ませようとして思い付いた要素なのかもしれませんが、こういう事件が起こっているんだ、という情報提供だけで終わるならまだしも(それすらも警官としては本来どうかと思うところ)、調査の移動手段に使ったり聞き込みに立ち合わせたりして積極的に事件に関与させるのが意味わかりません。

 業平刑事の方は個人的な好みと言えばそれまでですが単に気持ち悪い(^^;

 怪盗紅ヤモリによる強盗事件を解決するため鈴子はベルスターを召喚してアジトを探るが、影夫は新商品のプレゼンで会社に押し込められる。しかし鈴子は放心状態のところを警部に保護され、そのまま紅ヤモリに捕まってしまう。そこで影夫もカゲスター召喚。

 前回の時点で「影夫と鈴子はそれぞれカゲスター・ベルスターを召喚すると、本体が無気力状態となり無防備になる」という弱点がはっきりしているのに、なぜそれの対策を全く考えることがないのか、不思議でなりません。

 特に影夫はこの後、何故か無気力状態のまま中断していた栄養ドリンクのプレゼンに向かって大失敗、というギャグ展開に持っていってしまうのが極めて悪質。

 気力を取り戻した後説得して契約を成功させる(どのような説得をしたのかは不明)のですが、作品の特色でもある要素をまだ方向の固まってない話数一ケタ序盤の段階から、安易に崩壊させてギャグに向かわせるのは、どうにも受け付けません。

 また、紅ヤモリの被害者の息子がタケシの友人で、その友人から父(警部)を悪く言われたことで警部にいきなり不信感を募らせるタケシ→友人や警部とともに捕まる→カゲスターが撃破した怪人逮捕でいきなり信頼を取り戻す、という流れが入ってますが、ここに書いているだけのことしか思っておらず、話の軸のドラマが全然据わってません(^^; こういう話なら、それこそ警部にはカゲスター抜きで事件を解決してもらいたいのですけど。

 今回、一応の見どころは飛行艇のカゲボウシ出現なのですが、バイクだと間に合わないから呼び出すカゲボウシに着陸させて乗り込むまでのプロセスが異様に時間かかっているように見えて、言っていることとやっていることが一致してないように見えるのも良くないと思います。

4話

 少年たちが次々強盗を起こす事件発生。鈴子が言うには事件の在った場所ではインフルエンザワクチンを受けているという。

 ……それだけ?

 他に共通項とか探せばいくらでも湧いてきそうなのに、いくらなんでも無理がなかろうか。

 それを受けて、影夫、堂々ワクチンを盗む。

 そして、それを研究所にて鑑定してもらう。

 普通に研究所とのコネがあるのか、影夫。

 「風邪のワクチンだよ、ただの」

 「しかし、現にワクチンを打った子供たちが」

 「それがワクチンのせいだと、君はどうしてわかるんだ」

 「え……しかし」

 「想像力が豊かなのは結構だが、ありすぎるのも困りものだよ君」

 ごもっともなことを言われる。

 色々おかしくて、却って面白くなってしまったぞ(笑)

 その後、鈴子の超推理により、少年たちの出現を察知してアジトを突き止める一行。

 何故かタケシがナチュラルについてきてるのはもう無視するとして、いきなり拳銃ぶっ放して威嚇する屯田警部。

 どうせぶち壊すなら、こういう方向の方がいい。

 クモ怪人を追いかける影夫はカゲスターを召喚するが、逃げられてしまう。

 いきなり翌日、もう一度アジトに乗り込んで隠し通路を発見した影夫は怪人に襲われるも、なんとか逃げてカゲスター召喚。しかし逃げられてしまい、その先には襲われた研究所があった。

 鈴子は屯田警部を呼んでくるが、手分けして影夫を探すうちに警部と業平刑事が誘拐されてしまう。

 その後、いきなり街中の影夫と鈴子、行方不明の警部を心配する。

 なんでこうも場面転換と時間の動き方が雑なのだろうか、今回。

 そんな影夫たち、宝石店で強盗を働く男を確認。それを見たタケシが確信する。あれは屯田警部だ!

 小林さん、明らかに警部役よりもこっちの方が板についているぞ(笑)

 追いかけた先には研究所の所長。自らの研究を認めない人々への復讐のためにワクチンによる奴隷計画を企てたのだと説明。警部を操って襲い掛かるが、業平警部が工作員にかみついた隙を突かれ、洗脳装置を破壊される。

 業平刑事が役に立ったというより、工作員があまりに間抜けすぎるように見えてなりません(^^;

 逃げるクモ怪人を追いかけるカゲスター。いつも通りバイクを出すところで、二人が影絵を合わせて「ダブルカー」と言うので、これは影絵を合わせることで合体メカが出現するのか?! とワクワクしたのですが、そんなことはなく普通にそれぞれのバイク。

 脚本段階でそういう構想はあったのかもしれませんが、予算か何かの都合で出来なかったのか。

 どうにも本作のワクワクはいまいち本格的な「面白い」に昇華してくれませんが、今後ともこうだと完走できるかなあ……。