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仮面ライダーゴースト15話感想

仮面ライダーゴースト』の感想。

  カノンの快気祝いに、タケルたちが幼少期からなじみのたこ焼き屋でパーティ。そんな中、ムサシと話せず悩んでいるタケルと、フーディーニの協力を受けられず悩むマコトの姿。

 後日、再びたこ焼き屋に訪れる深海兄妹だが、そこにアラン登場。

 カノンはアランを「様」付けで呼び、アランはどうやら二人に人間でない状態(眼魔?)になって生きられるよう協力を申し出ていたらしいことが示唆されますが、いつまで引っ張られるのか。

 マコトに対し向かってくるのは復活したジャベルで、あれから戦力が強化されていないスペクターではジャベルに太刀打ちできない。

 ここのジャベル登場シーンから戦闘、やけに逆光が多いのですが、逆光で顔が見えないジャベル→顔で光が隠れてちょっと見える→また光が出てきて顔が隠れる、というのが非常に格好悪い上に、まぶしくて目がチカチカするばかりで、正直見ていて不快になります(^^;

 ギャグ演出にこの逆光と、山口恭平監督は石田秀範の演出をオマージュしているつもりなのかもしれませんが、どうしてそれが格好いいのか・面白いのかとか深く考えず表面の「面白そう」だけで動いているようにしか見えません。

 おかげで出来上がった演出はちぐはぐだし、撮ってる側は格好いいつもりだろうと思われるカットは見たいものがロクに見えなくて、非常につまらない映像ばかり。石田監督も同様の演出でやりすぎてどうかと思うところが多々あるのですが、山口監督はそれ以上に本人のセンスのなさが見えてきて、本当辛い。

 本作ここまで参加した監督、諸田監督に鈴村監督と結構なベテランの割に今一つパッとしないですが(脚本との連携という部分もあるのでしょうけど)、山口監督は群を抜いてひどいと思います。正直、素直に撮ってる場面もさして面白い映像を作っているようなところがないんだから、ひねくれたこと考えずに真面目にやれと言いたい。

 ジャベルに押されるスペクターを助けるため呼ばれたタケル(時間的にも場所的にも状況的にも、どうやってカノンがタケルと連絡をつけて呼び出したのかは不明)は、土に埋もれたスペクターをニュートンで助け出すが、スペクターは手を出すなと言う。しかし変身解除されてしまい、結局タケルは闘魂変身。

 「俺が皆を守る!」

 「ハッ……個人の命など、価値はない!」

 「命に価値がないなんて言わせない!」

 「いいぞ……そうでなくては面白くない!」

 「なんだこいつ……」

 なんでしょうこの、とりあえず借りてきたセリフでヒーロー番組っぽい掛け合い作ってみましたって感じのやっつけ感(^^;

 「個人の命に価値はない」は伏線として、前の対決で闘魂にボコボコにされて負けたジャベルが特にパワーアップ描写もなく、というか今回もボコボコぶん殴られながら「そうでなくては」とか言い出しても意味わかんないし全く盛り上がりません。

 そして、ゴエモン魂になると攻撃を受け止めて反撃してくるジャベルなんですが、闘魂に一撃も返せてない以上単に闘魂>ゴエモンってヒエラルキーが判明するだけでしかなく、急に意味不明な手加減をタケルが始めたみたいに。

 だがアランに呼び止められ、ジャベルはカノンを誘拐して撤退。タケル・アカリ・マコトはそれぞれ分担してカノンを探すが、マコトにジャベルの繰り出した眼魂がカノンを捕らえている場所を告げてくる。マコトはカノンを救うためにフーディーニの力を欲するも、やはり反応なし。

 「いうことを聞け!」

 するとフーディーニ、宙に浮いて鎖を繰り出しマコトを縛る。そしてバイクがマコトを襲う!

 「これがお前の答えか……いいだろう!」

 ……なんか脚本家、それっぽいこと言わせておけばごまかせると本気で思っていないだろうか……。

 マコトはなんだか前向きにとらえているみたいなんですが、あの私、つい1か月ほど前まで通り魔同然の精神状態だった男が「お前を利用してやる」「いうこと聞け!」とか脅してきて、それに対して鎖で縛りつけて無人バイクを差し向け轢こうとするフーディーニ魂の行いは、試練とかじゃなくて本気の殺意がこもっているように感じられるんですケド。

 フーディーニによる処刑現場を偶然発見したタケルは助けようとするが、これは俺の問題だと制止するマコト。

 本当、めんどくさいな!

 「今度こそ俺は、自分の手でカノンを救う! お前と、肩を並べて戦うために!」

 本当、めんどくさいな!!

 マコト一人だけで勝手に問題広げているので、何も格好よく見えないのですが、ギャグか、これはギャグなのか。

 なんとかバイクに飛び乗ってブレーキをかけ、制御するマコトはそのままジャベルの下へ。しかし鎖は外れず。

 「あいつは来ないのか」

 いやあの、そもそも何で、マコトに使いを出したの?

 前半の戦闘見るにマコトにはもう微塵も興味を抱いていないような口ぶりだったのに、マコトにだけ連絡した(かどうかは不明ですが、タケルに連絡行っているならマコトよりそっち優先してそうなので多分何も伝わってません)のは何か意味あるかと思っていたら、何も考えていなかったという拍子抜けっぷり。

 直後に駆けつけたタケルはマコトを信じることを改めて宣言し、一度取り出した眼魂を下げて傍観。それに反応するムサシ魂。

 ジャベルは憎しみの力で本気にさせようと、ドラゴンと融合してカノンを殺そうとする。

 特に脈絡も伏線もなく「憎しみが力になる」と言いだして当然のごとく扱っているのですが、ジャベルももしや愛と憎しみが力になると本気で信じているピュアハートなのだろうか(^^;

 攻撃でスペクターが瓦礫に埋もれたのを見て変身したタケルはそのままだとデカすぎて相手にならないのでキャプテンゴーストを呼ぼうとするも、ユルセン、グダグダ言っている隙に吹き飛ばされる。今回、全然役に立ちません(^^;

 「絶対に負けられない……力を貸してくれ、フーディーニ!」

 すると瓦礫を吹き飛ばし、鎖が解けて、バイクがパーカーとなり融合するスペクター!

 もう何がどうなっているんでしょうか。

 フーディーニが突然力を貸すようになった理由があるはずなのですが、このエピソードずっと同じことしか言ってないマコトのどこにフーディーニがそういう「変化」を見出したのかさっぱりですし、言っていること自体もカノンが間にあるとはいえ「俺のために力を貸せ」の一点張り(それはタケルとの和解前からずっと変わってない!)ですし、フーディーニは「頑固」ではなくて「気まぐれ」なだけでは。

 カノンを助け空中戦を繰り広げるスペクターは回転キックでドラゴン内部のジャベルを貫く。

 「この憎しみと戦いこそ、生きる実感!」

 そして爆散。

 ジャベルはまたあっさり死んだのですが、今回のことも考えると今後も何度か登場して、その中で諸々のセリフの中身を肉付けしていくのだろうなあ……とは思いつつも、そういう背景がないだけならまだしも明らかに負けているタケルにまで謎の余裕を見せたりするなど奇行が目立ちすぎており、すごい勢いで電波をまき散らしているだけの困った人に。正直、もう出さない方がいいと思う(笑)

 戦闘後、フーディーニの力を借りることができたのにタケルは喜び、去っていく兄妹を見送った後、ムサシ魂に吸い込まれて会話。ムサシは英雄たちが全員協力的とは限らないと伝え、タケルに力を貸し続けることを誓うのだった。

 設定上も最初の眼魂であり、一番の憧れであろうことから一番重要なはずのムサシとの対話、マコトの問題解決のついでに処理。

 そのころ、眼魔世界らしきところでネクロムと書かれた眼魂らしきものを持っている謎の人物の影があった、で次回へ続く。

 えーとですね。

 ひ ど か っ た 。

 諸々の話のつながり方が雑な上、一見人物の成長とかの展開をやっているように見せかけて、その実表面の言葉だけが上滑りして、実態は何も書いてないという、とにかく空虚すぎる内容。

 演出も見ていてくどいところや不快なシーンが続いて、正直、面白いところが見つかりません。

 もう福田卓郎脚本×山口恭平監督の組み合わせは、私の中で逆方向の安定感を生み出してさえきました。

 空虚な状態で次回、新しいライダー登場。