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動物戦隊ジュウオウジャー 第1話感想

『動物戦隊ジュウオウジャー』の感想。

 好みの作風ではあるけど単独メインは初の香村純子さんに、個人的に肌に合わない演出の方が多く今一つ評価していない柴崎貴行さんの演出という話で、正直開始前は期待値をややマイナスに設定していたのですが、面白かったです。

 第1話冒頭で、主人公・大和の人柄と基本設定を小気味よく見せていくところに感心していたら、いきなり謎の立方体に遭遇して異世界へ! とインパクト大の開幕。

 二足歩行の動物の容姿をした人々「ジューマン」の住む世界「ジューランド」は、その立方体リンクキューブによってのみ人間世界とつながっており、そのカギとなる「王者の資格」がかつて盗まれていた。

 大和が持つお守りはまさにその「王者の資格」であり、かつて鳥男からもらったものだった。盗人と疑われる大和だが、元の世界で宇宙からの侵略者デスガリアンが現れ、子供たちを襲っていた!

 デスガリアンの面々には過去にプリキュアシリーズで参加された声優が起用されているのですが、井上和彦のボスに寿美菜子の秘書って構図にちょっとにやりとします。

 その目的はシンプルに、地球を「遊び場」とすること。地球人への攻撃を「ブラッドゲーム」と呼び、メダルを投入して怪人巨大化など、いかにも「遊び」であることを強調。対話不可能な「悪」であると早々と強調してきまして、1話にしてかなり攻めてきます。

 作戦を「ゲーム」とするのは『仮面ライダークウガ』を思い出しますが、宇宙からの侵略者という点では『超力戦隊オーレンジャー』のマシン帝国バラノイアに近いか。

 リンクキューブの守護者である4人のジューマンと共に移動。リンクキューブが破壊され、怒りに燃えるジューマン4人が「王者の資格」を手にして変身、デスガリアンに立ち向かう!

 こういうところもかなり勢い良くいくのですが、即座に「王者の資格」を手に取るジューマンや、「野性解放」した後で「なんだこれ?!」と驚くなど、細かいところが雑に転がっていた感じでやや残念。

 ジュウオウジャーとなったジューマン4名だが、空からの攻撃と敵のチームリーダーにより倒れてしまう。そこに現れた大和がとびかかっていくが、軽くいなされる。

 「馬鹿か、お前?! なんでわざわざ……」

 「戦いたいんだ、俺も! 守りたいんだ、この森を……地球に生きる命を! 頼む、俺にも力を貸してくれ!」

 「無理だ。それはジューマンにしか使えない!」

 「何が違うんだ?! 人間だって、動物だ!」

 大和はなんと、ジュウオウイーグルに変身! 空を飛んで空中からの攻撃部隊を叩き落とし、蛇腹剣でチームリーダーを撃破する。

 冒頭で大和が森に棲む動物の命を愛する優しさを持つことをしっかり描き、ジューマンとの遭遇や大和の過去など、諸々の細かい要素をちりばめた上で一つの決め台詞に集約させ、ヒーローの背骨を作り上げると同時に一気に爆発させる香村節が、炸裂!

 もうこの決め台詞だけで完全に作品に乗せられてしまい、なんというか、負けた(笑)

 難点を言いますと、この決め台詞により第1話にして作品テーマの根っこを固めすぎたんじゃないかなという気配も漂うところで、上手く融通を効かせて転がせればいいのですが、一歩間違うと硬直化を招きそうに思えます。

 香村さん以外にもサブライターが参加されると思いますが(荒川稔久さんは参加確定の模様。『アクティヴレイド』2期があるのに、大丈夫でしょうか)、そちらにも期待。

 イーグルの戦闘は、戦隊レッドの武器が蛇腹剣というのに驚きましたが(猛獣使いのムチのイメージか)、空を飛びまわって攻撃を回避しつつ頭から一文字、投げ飛ばされたのを鞭状にして木を使って復帰、遠距離からの連撃に絡めとっての必殺ライザースピニングクラッシュと、特性を生かした技を見せてきて面白いですし、何より格好いい。

 やっぱり、特撮ヒーロー番組はヒーローを格好よく描いてナンボだなあ、と思ってしまうところです。

 倒されたチームリーダーはコンティニューメダル投入で巨大化、それを今度はメカで迎撃。各自メカに森の消火など特殊技能を見せつつ、先着三体合体でロボットとなりチームリーダー撃破。

 ……って、第1話にして幹部が吹き飛んだ?!

 「チームリーダー」って言葉の綾で、実際は企業で言うと「主任」程度かもしれませんが、ちょっと驚きました(^^;

 宇宙からの侵略者なことといい、この微妙な規模とかなんだか1クールで壊滅して違う組織に入れ替わったりしないか、微妙に不安だぞデスガリアン。

 リンクキューブが壊れてしまい、さらに「王者の資格」が行方不明。しかし「王者の資格」で人間の姿に変化し、さらに大和に誘われて住居も確保するジューマン。

 劇中でもメタ気味にツッコまれますが、「王者の資格」が万能すぎるのも、やや不安の材料(^^;

 そして大和に誘われるなり、資格窃盗犯の疑いで締めあげていたことも忘れて「いい奴だな!」と抱きしめるライオンジューマンのレオ。

 声が大きい属性もあって、第1話にして「バカだけど悪い奴じゃないんだけどやっぱりバカ」っていうキャラクター像を嫌味にならないよう押し出してきて、ジューマン側のリーダーっぽい雰囲気もあるのですが、いい感じに面白いキャラになってます。

 どっかで見たような雰囲気と思ったら、アレです、大長編のジャイアン(笑)

 レオを演じる役者の南羽翔平さん、公式サイトの紹介だと岡山県出身で1991年生まれと、自分と同じ出身地で年も近いので、ちょっと本気で応援しようかしら。

 だが一人、ゾウのジューマンであるタスクが大和の誘いを拒否する、というところで続く。

 謎の鳥男(声が村上幸平なので、顔出しの可能性もあり)、リンクキューブの行方、ジューランドと人間世界の文化の違いなど、今後に引っ張られる謎や気になる要素が盛りだくさんで、続きはどうなるのかと色々気になっていく作りも良かった。ここのところ見た特撮番組で一番続きが気になる第1話、かも。