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魔法つかいプリキュア! 第9話感想

『魔法つかいプリキュア!』の感想。

 最終試験は魔力を感知すると驚いたように咲く花「びっくり花」を付け、ホウキで空を飛んで先生と対決、誰か一人でも先生の花を咲かせることができれば合格というもので、対戦相手はリズ!

 先生一同、この補習で魔法使いに大切なことを知ったその確認だという話なのですが……えー……魔法使いに大切なことってアレですよね、運命と才能ですよね?

 もちろんそんなわけがなくて、見る限り一人で突っ走るんじゃなくて二人で力を合わせて頑張ることが大事なんだという話なのですが、相変わらずここで運命に選ばれた二人の関係にばかり集中しすぎていて、どうにもすっきりしません。

 補習生徒その他3名とリコ&みらいが完全に分割行動でリズに立ち向かっており、協力して立ち向かう他3名があっさり敗北してしまうので、つくづく本作、運命に選ばれてなければ何やってもダメ、と見えるのですが。

 二人の関係と言う面では、リコの夢のために必死で合格を狙おうとするみらいと、それをみらいは早く帰りたがっていると誤解してしまうリコ、と話を持っていくこと自体は面白いのですが(同時に別れよりもリコの夢を優先するみらいの人の好さを表現できたのも良かったところ)、二人がプリキュアであることに関する諸問題には一切触れず投げっぱなしにしようとするので、こちらも上手く転がらず。

 補習が終わった後に律儀に待っていたバッティが合格証をヨクバールに変え、これを撃破。相変わらず、今回はこういう理由でルビーというのが全くないし、とにかくノルマだからねじ込んだ雰囲気の戦闘(^^;

 みらいはカタツムリニア(鈍行)に乗り、教頭先生から生徒手帳を渡され他の生徒から見送られるが、リコだけ現れず。発車した列車の中、(おそらく自ら解凍した)冷凍ミカンを食べつつ涙を流すみらいの前に、追いかけてきたリコが現れる! 新たなリンクルストーンの兆しはナシマホウ界に見え、それを求めるためにやってきたのだ。

 えー、校長先生によると「運命がいかなるものか見極めるためにみらいを学校に通わせていた」との話なのですが、「見極める」割にあなた、補習にはほとんど顔を出してませんでしたよね?

 一見格好いいこと言う校長先生ですが、大きな運命の流れに対して積極的な行動を見せることがない上、その「運命を見極める」行動のために学校の破壊や町の破壊やみらいとリコの生命の危機を何度も呼んでしまっているので、まるっきり擁護できません。

 もちろん、今のリコやみらいが無事なのは運命が選んでくれたからなのですが、そんなものは結果論なのであり、逆に運命が選んでくれてなくて何かあった時にこのヒトが責任を取るような気配がミジンコほども感じられないのですが(^^;

 とにかく本作「運命」を押し出す癖に、みらいやリコを含めたあらゆる人物がその「運命」とはいかなるものか、そこに向き合い考える姿を一切見せてくれないし、「運命」に対する積極的な行動を何ら取ろうとしないまま考えず適当に動き、そしていいように転がった結果だけを全員が肯定するので、ダメな大人が「運命」の名目で少女二人を危険な目に遭わせているとしかとれないのですけど。

 「運命」が世界を支配していることを肯定したとして、その「運命」を転がしているのがダメな大人とか悪辣にもほどがありますし、校長先生のダメっぷりはもう、さらに一周して笑えないレベル。

 そして総合して考えると、その「運命」とやらを積極的に押し出し色々な人間を転がしているのは校長先生の水晶玉なのですが、

 こいつがラスボスか?!

 今回の脚本担当は鐘弘亜樹さん。小説『仮面ライダーディケイド』でデビュー後に小説『ふたりはプリキュア』などを執筆して今回が脚本デビューとなるのですが、ここまでのシリーズ構成の歪さがモロに本筋に影響しているとしか言いようがなく、今回単品での判断には困る内容。あまり際立って面白い部分がないので、今回の調子が続くと辛いのですが。

 そんなわけで杖の木ディストピアもとい魔法界編は終わり、次回、舞台はナシマホウ界へ。