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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

ザ・カゲスター 31・32話感想

特撮感想 カゲスター

『ザ・カゲスター』の感想。

31話

 北山博士の作る強力なジェット燃料UXを武器に転用しようとする怪人カミキラーだが、合成工程の書類を目の前で燃やされてしまう。サタンは重要な発明をコピーもとらずに失わせるはずがないと考え、博士を釈放しその在処を特定するため泳がせる。それは博士の息子タダオが持つペンダントにマイクロフィルムとして隠されていた! しかしタダオは、タケシたちが一緒にかわいがっている子犬にそのペンダントを預けてしまう。

 冒頭、研究室に入ってくるシルエットと足だけ映すホラー演出などは面白く、子犬を独占しようとするタダオの背景に忙しい父のために友達ができない悩みがありそれをタケシたちが理解する、という流れを置くなどしてできるだけ嫌味のない話を展開していますが、博士とタダオ双方の監視のために暗躍するカミキラーにより出入りが激しく、全体としてちょっと落ち着かない話に。

 今回の影夫の処刑方法に硫酸風呂(吊るしてあるロープがろうそくの火にかかっており、一定時間で切れて転落)を選ぶのですが、毎度アイディア路線で処刑方法を考える割に怪人本体の能力とあまり関係ないのは困りどころ。ちなみに脱出法は、勢いつけてろうそくを何とか倒そうとしたらカミキラーが帰ってきたので、蹴飛ばして基地内の機械類を吹き飛ばしその混乱に乗じて脱出という、これまた色々ドタバタしていてよくわからない内容(^^;

 戦闘では今回、コンテナ埠頭での戦闘となり高台を下から撮ったりロングで見せたりしますが、下にマットとか命綱とかあるのだろうけど見ていて怖いなあ。

32話

 ところで前回と今回、フィッシングショップのシーンはなんだかファンタジックフォーカスかかったような映像になっていて、見ていて眼がチカチカします。日常と他のシーンとの空気を分けていると思えば面白いのですが、話がシリアスに進んでも同じ効果が続くのでちょっとどうなのか(^^;

 生きたままの子供の心臓と血を好物とする吸血カズラの栽培のため動く怪人カズラゴン。UFO好きな少年ダイスケは怪しげな光を追って友人の少女と森に入り、友人がそのカズラゴンに捕まってしまう。助けを求めるも誰も信じてくれず、次々と友人たちが捕まりさらにダイスケ自身も捕まる。

 一話限りのゲストキャラが「ほら吹きダイちゃん」扱いされて周辺人物に信じてもらえないという展開をされても、具体的にダイスケ少年がどういう嘘をついてどんな迷惑をかけたのか、が「こないだもUFO見たと言って大騒ぎ」というセリフでしか説明されないため、話にのめり込めません。

 「UFO見たと言って大騒ぎ」は今回の演出見る限り何かを勘違いしただけで、少なくともほら吹きとは意味が違うのですけど。もっと恒常的に嘘をついている可能性もありますが、そうでない場合「一回の勘違い」で「ほら吹き」扱いするのは、むしろダイスケ以外の意地が悪いと思うのですが。

 いやもちろん、UFOなんて存在しない! と言い切れるなら話は別ですけど、どういう規模を目指しているのかよくわからない作戦を繰り返しまくるサタン帝国(警察官が最低2名認識済み)が存在している現状を考えると、それが断言できない世界なものなので。

 ダイスケがホラ吹きであることにピンとこないだけならまだしも、ツタのオバケ出現で一人さらわれたという話でタケシがサタン帝国の存在を全く考えない(実際に目で見て初めて気づく)のも物語都合でしかなく、またタケシの口から「ほら吹きダイちゃん」を言わせてしまったのもマイナス。

 一応タケシはヒーロー側のキャラなので、むしろUFO出たらサタンの仕業かもと結びつけても不思議じゃないと思うのですが、こういうところで引っかかるとどうにも。

 SOSを知る影夫はダイスケたちを助けるが、鈴子を人質にされ(ここも唐突)、今回はベッドに寝かされ丸ノコで処刑されることに。

 えー、ピンチを切り抜ける手段が丸ノコがちょうど拘束する鎖を切れる位置だったからというあんまりにも間抜けすぎる内容なのですが、もうちょっと考えられなかったんでしょうか(^^;

 脱出変身したカゲスターによりカズラゴンは倒され、皆ダイスケのことをほら吹き扱いしたことを謝罪、ダイスケも二度と嘘をつかないことを誓うのであった。

 一回の勘違いで「ほら吹き」呼ばわりしたと思えば、今回本当だったのを信じなかったせいで命の危機だったからもうほら吹き呼ばわりやめます! って、単純だなあ子供たち。

 子供っぽいと言えばそうですが、次にまた適当なところで光ったのをUFOとして騒ぎを起こそうものなら、またほら吹き呼ばわりされること必至で、何も解決してませんよこりゃ(^^;

 最後、河原で青空を背景にハッピーエンドで締めるのはいいロケーションだと思ったのですが、いかんせん演出で誤魔化せないほど話に難が多すぎます。

 しいて言えば今回の教訓はアレです、「子供は失敗を赦さないし残酷」ってことで。