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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

美少女戦士セーラームーンcrystal 30話~33話簡易感想まとめ

アニメ感想 セーラームーン 金元寿子

美少女戦士セーラームーンcrystal』の感想。ポイント払えばニコニコ動画で見れるので、最終回は感想をとりあえず書いてからと思っていたらもう長いこと放置してしまったので、ペースアップしないと(^^;

 本編の前に、OPとED変更。OPがアレンジとボーカルが変わっていたので誰が歌っているんだろうと思ったら、まさかの堀江美都子さん!

 旧アニメ版はあまり見てないのですが、堀江さんはどうやら旧アニメ版のラスボス役で出演していたそうで、ファンサービスとしてはちょっと納得。

 視聴当時、youtubeの『仮面ライダーストロンガー』が終盤戦だったので、そのED曲のような強く高い声の印象が強かったのですが、こういうしっとりした曲も歌えるのは驚き。

 正直、私としてはやくしまるさんの歌い方だと現実と虚構の狭間に閉じ込められそうな感じがして怖いので、こっちの方が聞きやすいかもしれません。

 EDはちびうさをプッシュ。第3期ではほたるとの関係でもう一人の主役として活躍しているのですが、結構明るめの曲と映像なので、これからシリアスになっていく作風には微妙に合わなかったかも。ほぼ周知の事実とはいえ、前のEDはウラヌス&ネプチューンの正体ネタバレになっていたので、最初のEDと順番変えたほうが良かったような(^^;

30話

 ついに名乗りを上げるウラヌスとネプチューンネプチューンの手鏡がタリスマンだと知るセーラー戦士は、これから何が起こるのか問いただすが、二人は協力する気はないと去ってしまう。

 バイオリンで激しいギターサウンドを鳴らすネプチューン

 音撃斬! 雷電激震!!

 絵のインパクトとしてはちょっと卑怯(笑)

 それぞれが今後を考える中、うさぎは一人ではるかと接触。何故仲間なのに協力しないのか、問いただす。

 「できれば何も知らないまま、この姿で会っていたかった。うさぎと……」

 「はるかさん? はるかさんは、男なの? それとも……女なの?」

 「男とか女とか、そんなに大切なこと?」

 衛に呼び止められて姿を消すはるか、うさぎは衛の胸で泣き続ける。

 ウラヌス(はるか)がムーン(うさぎ)に抱いていた思いは、単なるクイーンへの忠誠心には留まらないような描き方をされますが、この辺は曖昧にぼかしながら進めていく感じ。

 「男とか女とか」と言いつつも、衛を見るなり「王子様の登場」として自ら退いていくはるかを見ると、一番性差を気にしているのははるかのような気がしますが。

 ちびうさが持ってきた図工の宿題(自由工作らしく、粘土で「聖杯」を作るちびうさですが、小学校で「聖杯作る」って言い出す生徒はどう見られるだろうか)を一緒に作り、眠ったちびうさの横で会話するうさぎと衛。

 互いに嫉妬していたことを打ち明け、それでもはるかたちにはきっと自分たちに言えない理由が何かあるのだと諭す衛。そんな二人のキスを見て微笑むちびうさ。

 計 画 通 り (笑)

 はるかと別れたときのうさぎの涙の理由とか、かなり巻き気味にグイグイ処理していく感じで、ちょっと情報の整頓に疲れる内容(^^;

 翌日、亜美は無限洲に新しい予備校ができたと話す。そこの生徒には全国模試満点で、亜美を越える模擬試験毎回一位の天才少女がいるという。

 その生徒・美堂ゆいが優秀と言うよりも、むしろどうして2点落としたIQ300。

 まあ、いかに賢くなろうとケアレスミスが多少なりとあって、それの頻度が少ないという点で見ればゆいが優秀というのはわかりますが、満点の制限がある以上向こうがミスをしない限りはいくら頑張っても引き分けが関の山なのだから、もうそこまで来るとあとは自分自身の問題でしかなく、張り合っても仕方ないと思うゾ(笑)

 と言うわけで予備校に体験入学した亜美は、そこにタウ星系なるものの箱庭宇宙を見る。

 そしてペンで監視カメラを破壊する亜美

 そのまま校内を駆け巡り、数々のダイモーン実験体を確認。ゆいの正体・ビリユイが洗脳した生徒に捕まってしまうが、はるかとみちるに助けられ、セーラー戦士に連絡するとプールに飛び込んで変身!

 妙に格好いいアクションシーンが用意されましたが、変身がどこかで見たことあると思えば、バシャーン(『超神ビビューン』)の変身。

 いかん! 敗北フラグだ!(何)

 そして本当に「アクアミラージュが効かない?!」と展開してしまう(笑)

 セーラー戦士の助けが入った後、「もうこの学園にはいられない」と変身したはるかとみちるはビリユイを倒し、再び去っていく。

 そして元基の大学には、新しい助手として冥王せつなという女性が入ってきていた……。

31話

 水をあげなくても空気中から水分を吸い取って育つ観葉植物「テルルン」のことを知ったまことは、そのテルルンを購入。他方、図工の宿題を誰かにプレゼントする課題でほたるの家に遊びに行こうとするちびうさに連れて、うさぎは無限学園学園長の娘であるほたるを調べようとする。

 プレゼントする大切な人で真っ先にほたるを挙げるのはどういうこっちゃと思っていたら、うさぎと衛が手伝ったのだからどちらかにだけプレゼントは不公平、ということでちびうさなりの気配りを見せました。まあそれ以前に、仮に衛に渡したら自分で作ったものをプレゼントされるのはどうなのだろうという気もしますが。

 聖杯プレゼントを拒否したほたるは、うさぎがトイレに行っている間に発作を起こして倒れてしまう。そこでちびうさは、自分の持つ銀水晶でほたるを治癒。その時謎の声がほたるから湧き上がるのを聞く。

 ちびうさの銀水晶の使い方は、ちょっと不用意すぎて見ていて危なっかしい(^^;

 一人で探索しようとしたら土萠教授に見つかってしまったうさぎは、なんとかごまかしてちびうさと撤退。

 その後、テルルンが生命エネルギーを吸い取るデス・バスターズの陰謀だと知ったセーラー戦士は、植物園でウィッチーズ5のテルルと戦闘。しかし無数のテルルンにエネルギーを吸われてしまう。一方せつなもテルルンにエネルギーを吸われてしまうが、そのことがきっかけで己の使命を思い出し、はるかとみちるに共鳴。

 (なんだ? 今どこかで、何かが目覚めた……)

 街中で何をしているのだまもちゃん。

 今回、ただ一人街中で風にあおられているのですが、セーラー戦士が戦っている間に何やってたんでしょうか(^^;

 覚醒余波で変身できたセーラームーンたちだが、エネルギー吸収の相手には技が通用せず。さらに戦う意志を固めたちびムーンがピンクシュガーハートアタックを放つも、やはり通用しない。

 新アイテム&必殺技初披露なのに、全く通用せず(^^;

 そして今更窓を割って飛び込んでくるタキシード仮面。

 その直後、

 「……デッド、スクリーム」

 つぶやきと共に放たれた光の柱が、テルルを消滅させる。そこには死亡したはずのセーラープルートが佇んでいた。

 原作でどう並んでいたのかわからないのですが(ピンクシュガーハートアタックは原作では通用していた、との情報あり)、セーラームーンの攻撃が全く通用しない展開から新技も通用せず、そこで遅すぎるタキシード仮面登場にプルート登場と、全体的にバタバタした感じになってしまいました。

 サブタイトルなどから、今回はプルート再登場がメインなのでそちらのカタルシス優先でちびムーンの必殺技が通用しない改変などがされたと思われますが、どうにもまとまらず残念。

32話

 ウラヌスとネプチューンを伴い現れたプルートは、ある使命のために転生してきたことを告げる。その時セーラームーンの服装が変化し、そこに跪く三人。

 「我がプリンセス。私たちの無礼の数々、どんな償いもする覚悟はできております。ですが、全てはあなたとこの星を守るため。どうかお許しを」

 一応謝りますが、この後も結構感情的で横柄な態度をとってしまったりと、もう少し自制が必要だと思いますウラヌスさん。

 外部太陽系戦士はそれぞれがそれぞれの星で外宇宙からの侵略者を防いでいた防人という話で、内部戦士以上の力を持つと判明。そしてウラヌスは男でもあり女でもあるという、両方の性別の強さを持つ人物ということも説明。

 「敵か味方かわからない」「男でもあり女でもある」とトリックスター要素が立て続けに持ち込まれた上で、孤独に防人仕事を続けていた事情を重ねると、どうにもセーラーウラヌスは寂しがりの反動からいたずら好きになった問題児という印象に見えてしまうのですが(笑)

 そういえば、みちる以外の友達がいなかった気がする……!

 「男と女の強さ」と言葉だけは並びますが、具体的にどういうものがそれぞれの強さと言えるのかは示されず。その点も、柔道ではまことに女であることを言い訳にしようとする姿勢を咎めたりするぐらいなので、腕力とかそういうのでは通らないわけでして。

 また、もしもそれぞれの性別の強さを兼ね備えているのが本当であるならば、逆にそれぞれの弱さも兼ね備えていると見るのが妥当だと思われますが、そちらに言及しないことも気になる点。

 脇道の要素なので深入りしなくても困らないと言えば困らないのですが、ウラヌスの性別・ジェンダー関連は扱いの難しさもあって深く飛び込まないで抑えた感じに。

 私個人としての印象を言うと、本作は「女が戦士として主役を張っている番組」であって「女が強い番組」ではないと思いますし、ウラヌスも性別どうこうというより、見た目に反して子供っぽいという印象です。

 これまでうさぎに色々ちょっかい出したり、タキシード仮面みたいに仮面とマント姿を見せて飛び去っていったりしたのは、今回出てきた外部惑星戦士設定やうさぎが感じ取り涙したはるかの心情とか含めると、「大人の余裕をもって人をからかっている」のではなく「余裕がないギリギリの子供が余裕のある大人っぽくふるまっている」というのがしっくりくる気がします。

 ところで、はるかの性別は男装と女装でまつげとかの細かい造形が変わったりするので、普段から両方持ち合わせているとか判別が難しいいわゆる半陰陽ではなく、『らんま1/2』みたいにスイッチで切り替えられる能力と解釈すればいいのでしょうか。

 翌朝、無限学園の生徒失踪がニュースとなったことで、うさぎたちは土萠教授が超生物を生み出す研究の果てに学会を追放された人間だと知る。その情報から、教授の娘であるほたると接点を持つちびうさにほたるの監視を命じるルナ。

 1期からポンポン敵を殺している作品ですが、ルナの口から「抹殺」という言葉が飛び出したのは、ちょっとビクッとしましたよ(^^;

 その後ほたるから映画に誘われたちびうさは、約束の時間になっても来ないほたるを案じて研究所に向かい、そこでほたるが筋肉がむき出しになったような醜い義手になっていることを知り、走り去ってしまう。

 「血の通わない、こんな冷たい体の秘密を、誰にも知られたくなくて、ずっと一人ぼっちだった。ちびうさちゃん、やっとできた友達だったのに……こんな体になってまで、どうして生きる理由があるというの? あたしに生きる意味はあるの?」

 本作の生命倫理の基本は「人間のままで生きることにこそ意味があり価値がある」であり、その結果が2期で示された不老不死社会で、かつ人間でない者は元が人間だとしても平然と抹殺しているのですが、そこにカウンターとしてきつい設定が飛び込んできました。

 人間/人間ではないの境界線は、現状、具体的な線引きがされているとは言えず、機械の体に移し替えても本当に人間なのか? という根源的な問いかけ。

 「血の通わない、こんな冷たい体」というセリフがまた、父である土萠教授の手が「冷たい」「人間じゃないかのような手」と評されていることと意図的に重ね合わせられており、かなりのヘビーブロウです。

 飛び出したちびうさは自分がほたるを傷つけたと思い悩むが、そこに降ってきた雹と、次々に倒れて暴れる人々。その間にはるかは自宅マンションで襲われ、外部惑星戦士が無限洲上空でデス・バスターズのシプリンと戦闘開始。それを見て内部惑星戦士も飛び出す。しかしムーン以外の戦士が洗脳され、外部惑星戦士VS内部惑星戦士の構図に。

 個別の扱いが今一つよくない内部戦士ですが、謎の戦士補正も消えた外部戦士と合わせてとうとう全員まとめて洗脳されて戦うことに(^^;

 ここに及んでまたも「ムーン以外の戦士は扱いが悪い」という問題点が浮かび上がってしまいました。

 ただ今回に関しては「心の奥底の黒い部分を増幅させる」作用で、戦士同士が互いに快く思っていない現状を完全に利用されてしまったという展開(助けに行く直前、まことは放置しようとしてました)なのですが、セーラームーンだけ効いてないのは単なる都合のいい主人公補正ではなく、セーラームーンは戦士との関係で心に黒いものを持っていない(本気でウラヌスたちを仲間と信じていて救おうとしている)ということが読み取れるようになっており、戦闘でうさぎの心情に説得力を持たせてきたのは細かい仕事が効いていると思います。

 必殺スパイラルハートアタックを放つも、シプリンは分裂してプチロルというもう一人の魔女が出現、攻撃を無効化。

 その間に、戦士たちにピンクシュガーハートアタックをぶっぱなすちびムーン。

 威嚇かもしれませんが、それは人に向けて撃ってはダメなやつでは(笑)

 そこから邪魔をするなとちびムーンに飛んできた攻撃をタキシード仮面が盾になって受け止めているのですが、特にダメージを負う様子もなく、少なくとも防御力だけはデス・バスターズ相手でも勝てそう。

 「どうしてあたしたち、争わなければならないの? 心の中では敵対し合ってるあら? ……いいえ! 三人はあたしたちを助けてくれた。ずっと見守ってくれていた! 大切なものを守るために戦う。あたしたち、戦う目的は同じはずよ!」

 「いいえ」のところで目のアップになって、強気の表情になるのと、声の調子も強くなることで、うさぎの決意と確信を強調したのは、いい演出と演技。

 タキシード仮面とちびムーンがセーラームーンと手をつなぐと、聖杯が具現化し、続く。

33話

 正直、ここまでは「特にすごく面白くはないけど前期に比べるとマシかな」ぐらいの印象でしたが、今回でテンションが急上昇!

 「みんな……あたしに力を貸して!」

 現れた聖杯から光を受けたセーラームーンは、光を放って洗脳を解除。さらにタリスマンを輝かせ、セーラー戦士から力を受けると衣装が変化してスーパーセーラームーンに。

 ……タキシード仮面が手を上げないのは、ツッコむべきなのかどうなのか(^^;

 膨大なエネルギーに、カオリナイトや教授が驚き、自らの中の何かを抑えようとほたるが苦しみ、師ファラオ90は興奮する。そして一撃で吹き飛ばされるシプリンとプチロルであった。配下全滅に苦悶の表情を浮かべるカオリナイトと、それを見て嘲笑うほたる。

 セーラー戦士統合の象徴として立つスーパーセーラームーンの姿に、ついに真実を告げることを決意する外部戦士。

 崩壊したはるかのマンションに上がる一行、家賃100万と聞いて驚く。

 マーキュリー(……たった100万?)

 と思っているのかどうかは知りませんが、確か高級マンションに住んでいて母のダイヤモンドを実験用に平然と砕く金銭感覚だったので、そのぐらいの値段で動じるのか怪しいところ。

 問題にしたのは「値段」ではなくて「どこからそんな金が出てきたのか」かもしれませんが、曰く「パトロンがいる」という話で、それをネプチューンがギャグ的に諌めて流してしまうため、本筋には関係ないこととしてこの件には深入りしない方がよさそうです。

 ネプチューンが告げたのは、かつてシルバーミレニアムが崩壊した時に自分たち外部戦士が土星に呼び出され、破滅の力を持つ戦士セーラーサターンの下に集まったこと。もしも彼女が力を発揮すれば、世界は破滅を迎えることになるが、今は覚醒していない。しかし、既にサターンは転生しており、その覚醒のキーが三人の持つタリスマンなのだ。

 そして、サターンが転生した少女、それこそが土萠ほたるなのだという。

 「あなたたちが知っている通り、未来はあるわ」

 「どんなことがあっても、セーラーサターンを目覚めさせるわけにはいかない」

 「どうするつもりなの?」

 「……あの子を殺す。そして、サターンを完全に封印する」

 以前、第3期で面白いポイントとして「生存=正義の前提で、敵が破滅をもたらすのではなく、生存戦略の一環で行動している」ことを上げましたがここでもう一つ、「本来は正義であるはずのセーラー戦士が破滅=悪の力を持つ」という要素が持ち込まれました。

 そこでウラヌスは、セーラー戦士にとっての正義――全人類の生存のためにほたるを殺すことを考えるのですが、人間の命を奪うのは問答無用で悪のこの世界ではほたるが人間であるならそれを殺害するのは言うまでもなく悪行なのであり、ウラヌスはそこで使命のジレンマを抱えている、という構図が浮かび上がってきます。

 ウラヌスがもしも、「ほたるは機械の体で蘇生しているから人間ではない」と認識しているならば、それが通用すれば殺すことは(一応)問題なくなるのですが、その話を「仮に生きながらえても機械の体では長くはもたず、改善するにはサターンとしての覚醒しかない」という主張で持ち出すのは、ウラヌスにとってはほたるは人間という認識で、ほたる殺害を悪行と理解した上で選択しようとしていると見て間違いないでしょう。

 「ダメ……ダメよダメ! あの子を殺すなんてダメ! みんな助かる方法はあるわ!」

 そしてセーラームーンはそれを聞いてすんなり受け入れる人間ではないとわかり切っているというのが、ウラヌスの抱える葛藤につながっていきます。

 前回のセーラームーンへの詫びも踏まえ、ウラヌスは自分が罪人として裁かれる覚悟で汚れ仕事ができる人間、そしてそれを意地でもセーラームーンに背負わせまいと考える人間として確立。責任感が強いとも、不器用で連携をとるのが下手とも言える味のあるキャラに。

 果たして、いかなる罰でも受け入れるウラヌスが提唱する、少数を犠牲に多数を救う考えに、セーラームーンはどう反論するのか……?

 「サターンは、目覚めないかもしれない。だって未来は存在するわ! 世界は滅んだりしない、あたしたちは助かるわ! 救えるわ、きっと全てを。だから、殺すなんてダメ!」

 なるほど。

 本作の「運命」「未来」に関する重要ポイントが「未来は変えられない前提」で、2期においてうさぎが敵に対抗するときに持ち出すのが「存在する未来に従うべき」から発展せず、ひいてはうさぎ自身の主体性がないまま流されているだけのヒーローみたいになってしまったのが大きな問題でした。

 その点で今回は、「未来は滅んでいない」という確定事項から始まって、そこに流されるだけではなくその過程の問題であるほたるを殺すか救うかについて、「全てを救う」といううさぎ自身の主張がきちんと盛り込まれるという形で、ヒーローの主張として成立。

 「運命で全てが決まっている世界観」は個人的にあまり好みではないのですが、そこで「不幸の運命や困難も定められていたらどう対応するのか」という要素が組み込まれてきたのは、非常に良かったしそこでうさぎがきちんと前向きな主張を出したのも、高く評価。

 実際の未来が不老不死社会のディストピアなのもあって(これはもう、本当にどうしようもないので完全に無視して話を見るしかありません(^^;)、事故を引き起こす大きな要因である未来設定でしたが、今回のセーラームーンの主張は本作の設定関連で、初めて唸ったかもしれません(笑)

 外部戦士はそのセーラームーンの主張を予測しており、故にまたしても離れていく。ほたるを想うちびムーンは研究所に向かうが、うずくまっていたほたるが顔を起こすと怪物化、ちびムーンから銀水晶を奪い取ってしまう。意識を失ってしまったちびうさで、続く。