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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

魔法つかいプリキュア! 第30話感想

魔法つかいプリキュア!』の感想。

 前回出てきた馬車レインボーキャリッジにモフルンが座ると魔法陣が出てきたけど夏休み最終日なのでみらいたちは帰って校長と別世界でそれぞれ調べる、と玩具展開もそこそこに補習メイトが自由研究を手伝ってくれと頼んでくる。

 自由研究の課題を通じて、徐々に自分の夢を固めていく補習メイトに対して立派な魔法使いにはなりたいけどその先がわからないというリコ、と話を転がすのですが、もはや本作のスタッフがそういうテーマに真面目に取り組んでくれる人たちだとは信じていないので、まったくワクワクもんではありません。

 それに対するみらいも未だに、リコは未来のビジョンが見えていていいな~私も見つけたいな~とか言っていて、30話やって何も進んでいないその有様は、いっそリコを煽っているように見えて鬱陶しい(^^;

 リコは立派な魔法使いはどんな人間かをリズに聞かれて、両親とリズの名前を挙げてどれだけ憧れているのかを力説しますが、今のところリコの両親は父が考古学者、母が料理研究家である以外は何一つ確定した事項が存在しないので、両親の何がどう「立派な魔法使い」で憧れたのかが全くわからず、リコの感情と自分の心情を同期させることができません。

 リズに対しては、まあ複雑な魔法が幼少期から使えたので凄い! ぐらいの感情はあるのでしょうが、正直ここまでのリズって教師や大人としての責任や自覚の下に動いたエピソードが皆無、どころか妹のために平気で規範やルールを捻じ曲げている人なので、きっかけにするのは別にいいけど、憧れるのは考え直した方がいいと思います。

 リズは自分は幼少期のリコとの経験から人に魔法を教えたいと思い、教師を目指したのであなたたちも焦らず好きなことを見つければいい、と言うのですが、それはリコが本当に将来について何も思い浮かばないか、あるいは魔法使いと別の将来像との選択を迫られているときに出すべきアドバイで、「立派な魔法使い」だけしか決まっていないときに持ち出しても効果がないのでは。

 リズのアドバイスは「あなたのやりたいことが将来や夢につながる」というもので、リコの「立派な魔法使い」が単純な精神論的なものとして既にきちんとリコの中で固まっているならわかるのですけど、そうでないけど「立派な魔法使い」という言葉はあるときにそんなことを言ってしまうのは、リズがリコの中の「立派な魔法使い」像を誘導したようなもので、夢の確立とは程遠い話になってしまうと思うのですけど。

 魔法が当然に日常生活で使える世界では「立派な魔法使い」って言葉は「立派な大人」程度かもしれませんが、肝心の魔法の設定が迷走を繰り返している(日常生活における重要度が不明瞭、エネルギー源不明、闇魔法などとの区別が不明、できることとできないことがコロコロ変わる、魔法が使えない人が多数の世界で魔法使いが主役という内容の童話がある、など)ために、「立派な魔法使い」という言葉にまるっきり重みを感じられないを通り越して、意味不明なレベル。

 一方ではーちゃんも、勉強しなくても繰り出せてしまう凄い魔法に自分の力は異質なものではないか、と悩み始めるのですが、上に述べたように魔法があまりに曖昧な設定なので(今回だけでも、絵画から石像取り出す魔法よりみらいとリコの衣装を白鳥に変えて飛ばす魔法の方がすごい、という理屈がわかりません)、その力の悩みが成立してくれません。

 「勉強しないで力が使える」という点については、誰よりもみらいが一番そういうヒトですし。

 ラブーとの戦いでも、勉強しないと使えない魔法より、お手軽に使えるムホーの方がいいだろ? みたいなこと言っているのですけど、「勉強しないと使えない」を論ずる前にそもそも「人間は杖の木から杖をもらわないと使えない」という事情も行く手に立ちふさがっていまして、努力したら誰でも魔法が使える訳ではない時点でラブーの主張は明後日の方向でしかなく、それに魔法はワクワクもんで大好きだから無くしたくない、とまた訳の分からない方向にずれるミラクルの主張と、兎に角見ていて苦痛。

 ついでにフェリーチェとムホーには、何か繋がりがありそうなことをラブーは匂わすのですが、どうせミラクルたちは無視を決め込んでいるので、メタ的に新たな大惨事の予感。

 今回のエピソードは方向としては努力や勉強の肯定のはずなのですが、本作これまでの話の展開がそこに向いてないどころか平然と踏みにじってきたために、言葉が並べば並ぶほど致命傷クラスのダメージとなって突き刺さっていきます。まさに言葉は魔法。

 もう完全に、これまでのツケが回ってきたとしか言いようがない。

 デウスマスト配下二人の封印が解けかかっているらしいことが示されつつ、ナシマホウ界に帰るみらいたち、で続く。次回、ラブー退場?