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B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~ 第10話感想

『B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~』の感想。

 冒頭から、街の人々のBプロの評判を聞くつばさ、そこから念願のドーム公演が決定したという報せ。

 本作ここまで、基本的にグループ内と業界の内部だけで話が進んでいて、観客や市井の反応と言うものが具体的に描かれてこなかった(多数の観客の明確な反応が見れたのは雨天半裸ライブぐらい)ので、どうも市民の反応は唐突な印象(^^;

 数話前の演劇とかバラエティ番組とかCMの話とかを具体的に出されると、どうして今更そんな話が? という感覚になってしまうので、具体的に過去の活動を褒めるようなことはしない方がよかったと思います。

 視聴者はBプロのこれまでの活動を見てきているのだから、そこで町の人々が具体的に「あのライブが良かった」「あのCMが良かった」とか言わなくてもわかっているはずなのであり、そこを無理に補強しなくてもこれまでの活動の成果が実ってドーム公演につながったんだ、と感じ取れて然るべきなのです(フィクションの説得力やリアリティというのはそうやって生まれるもの)。

 そこをこうやって補強してしまうのは、作り手の方が「B-PROJECTがこれまで何をやってきたのか」を今一つ信用しきれていない、とも取れるものであり、なんとも残念。

 ドーム公演に向けて張り切るメンバー一同だが、その一方で夜叉丸の誕生日が迫っていることが判明し、夜叉丸の誕生日祝いをサプライズで行うことに。つばさが知らない夜叉丸とメンバーの過去も描いて、夜叉丸を補強。

 プレゼントは用意され、食事の準備も万端だが、釈村が焦がした料理の臭いに気づくつばさ。それを換気して取り除こうと窓を開ける王茶利だが、外は雲行きが怪しく強風が吹き荒れる天気で、しかも高層マンションの上層にある部屋だったために王茶利は飛ばされ、料理とプレゼントを台無しにしてしまう。

 金城から、この天気とマンションの上階で窓を開けたらどうなるかわかっているだろうと妙に現実的なツッコミが入りますが、その割に王茶利の飛距離と高度が非現実的なレベルなので、この状況で前髪を気にする愛染と相まってシリアスに捉えられません(^^; というか、普通に吹き込んできた雨と風で料理と装飾がぐちゃぐちゃになるだけでいいと思います。

 脚本の香村純子さんはこういうリアリティのラインを変に飛ばす人ではないと思うので、脚本の上では上記のレベルだったのを、演出が色々盛りすぎた結果崩れてしまったのではないかと思うのですが。というか正直、今回は演出に押されて香村さんの個性が発揮できてないと思う(^^;

 本作、幽霊とかのオカルト要素はそれなりにあるので、多少物理的な無茶も通せないことはないのでしょうが、そうなると金城がやけに現実的な反応を示してしまうのがどうも噛み合わず。

 上に述べたつばさが聞く街の声や王茶利の飛距離だけでなく、ドーム公演の発表の際の人物の妙な移動や、パフォーマンスを考えるメンバーのギャグ強調の画風変更、この後のつばさが金城とリミックスする際の今一つ伝わらないイメージの映像など、今回の演出全般、胸やけしそうなぐらい過剰

 前髪直す愛染とか落ち込む王茶利を励ます野目みたいな細かいところを作りこむぐらいなので、気合入っているのは間違いないのでしょうが、力みすぎなのでは。

 つばさの機転で歌をプレゼントすることになり、新たにパーティ会場をセッティングし直して料理も作りなおしたが、いつになっても夜叉丸は来ないまま、日付が変わってしまうのであった……と不穏に締め、続く。