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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

魔法つかいプリキュア! 第34話感想

アニメ感想 魔法つかいプリキュア

魔法つかいプリキュア!』の感想。

 クラスメイトのまゆみが挙動不審になっているところを発見するプリキュア3人組。聞けばまゆみは雨の日に優しくしてくれた他校の男子生徒に恋心を抱いているものの、相手は制服以外何もわからない男で、どうすればいいのかわからずにいるという。

 「そういうことなら、占いよ!」

 えっ

 何言いだすのこの子?

 この後の展開なのですが、

 水晶のキャシーを連れてホウキで移動しているところを勝木さんに目撃される→本格的なセットを用意して準備万端(なお途中、校長先生が重要そうな情報を連絡しようとしているのに無視)→勝木さん登場、キャシーの影が消え、魔法使いではないと弁明するリコ→キャシーが引っ込んだので占いができず、占いに頼らず動こうと適当な言葉をでっちあげる

 あのー、これ見てると魔法で占いするつもりだったけど勝木さんが来たので魔法使うのをやめたという話に見えるのですが、するとまさか、

 勝木さんが来なかったらそのまま魔法占いをまゆみの前で実行してたの?

 「まゆみの前では隠さないけど勝木さんの前では隠す」理由は何?

 もはやスタッフの脳内では「魔法を見られたら杖を没収」という設定が完全に無かったことになってるみたいですが、誤魔化し続けた末にとうとう「ナシマホウ界で魔法使いであることを知られてはいけない」ではなく「勝木さんに『だけ』魔法を見せてあげない」になってしまっているのですけど、

 いい加減、変だって気付け!!

 勝木さんの扱い方は無神経の連続でしたが、今回のこれ見る限り本当に何も考えずはみ出してるだけなのだなあ……。

 気を取り直して視聴を続けると、勝木さんは魔法使いを探すためにあちこちで情報収集を行っており、制服の情報から件の男子生徒の学校を割り出すことに成功。しかしまゆみはやっぱり踏み出せず。

 一同の励ましを受けて勇気を出すと決めるまゆみだが、勝木さんと二人で帰る途中にやはり不安であることをこぼす。そんなまゆみに、魔法使いを求めて頑張り続けている自分のことを話す勝木さん。

 「みんなはいないって言うけど、この目で見たんだもん! 私はどんなにバカにされても信じたい! 絶対、魔法使いを見つけるって! 私は、私を信じてる!」

 積極的な行動を伴ってまゆみに寄り添う勝木さんから圧倒的な主人公オーラが滲み出てきているのですが、とりあえずみらいとリコはそこの舗装をぶち破る勢いで土下座するべきだと思います。

 そんなわけで自分を信じる決意を固めたまゆみは、朝早くから登校して教室でラブレターを書こうとする。そこに日直でやってきたリコと会話。まゆみは親の都合で離れた中学に入ったことから入学当初は友達がおらず、自分を支えてくれる人がいることの喜びを話す。そして入学当時、大切なヘアピンを落とした時にみらいが助けてくれたという逸話を回想。

 「なんだか、みらいらしいわね」

 えっ

 何言いだすのこの子?

 まゆみの側からもみらいは自分のことより他人のことを優先してばかりで、考えるより先に積極的に動いてしまう人間なんだよ! と力説されるのですが、

 あーはいはい、スタッフの中ではみらいは「そういう子にしておきたい」のでしょうねー

 見てる側には全然そうは感じられないのだけど。

 わざとらしい言葉が山ほど並びますが、これまでの話でみらいが他人のために積極的な行動を起こす描写って皆無といっていいレベルなので(百歩譲って第9話、リコの夢のために別れることを承知で補習を終わらせようと頑張ったぐらい)、むしろその過去回想は「みらいらしくない」とさえ思ってしまうのですが(^^;

 というか、みらいの言及じゃない第三者視点でのみらいの姿の回想ということで、こればかりは捏造ではない、作品世界の過去に確実にあった話だと受け止めざるを得ないのですが、まゆみ視点での過去みらいは(先生の言伝を忘れてしまうそそっかしさはあるものの)本当に困っている人間に対して真剣に向き合い、泥だらけになりながら積極的に行動している良い子でして、逆にこの良い子がどうして今、こんな自己中で視野の狭いダメな子になってしまったのか、その原因の方が知りたい(笑)

 ラブレターをしたためたまゆみだが、生徒多数のため飛び込んでいけないということで、はーちゃんが魔法でハトを飛ばし、無理矢理男子生徒を一人の状況にすることに。

 結構な被害が出ていそうですし、隠れながらとはいえ御法度の魔法を使っているわけで、問題はありますが32話に引き続き「人を助けるための手段としてこっそり魔法を使う」という基本的な魔法少女フォーマットに則る分、みらいとリコに比べてはーちゃんがすごく善良に見えてしまう(笑)

 そこに「私たちはお母さんだった」とか言っていた人が突っ立っている限りは、はーちゃんが何をしようと連動して彼女たちの地位も下がるので、相対的にはーちゃんが一番善良であるという関係は、当分変わることがないと思います(^^;

 そしてついにラブレターを出そうとするが、男子生徒には彼女がいたことが判明し、フラれてしまうまゆみ。ラブレターのことや今までの想いも無駄だったと考え始めるが、

 「そんなことない! 凄く好きな人ができて、そのために頑張ったんだよ?! それを意味がなかったなんて言わないで!」

 と、号泣しながら叫ぶ勝木さん。

 ここで飛び出すのがみらいじゃないというあたり、本当悪質(^^;

 遅れて涙を流しながら適当な言葉を並べるプリキュアたちも映りますが、まゆみが踏み出すきっかけとして一番貢献したのは明らかに勝木さんで、こういう場面で真っ先に動くのも勝木さんと、どう見てもまゆみの感情に一番寄り添っているのは勝木さんで、他はおまけで引っ付いてわめいているだけという、ひどい絵面。

 まあ、この子たちにそういう共感性が皆無というのははっきりしていますけれど、みらいに限っては今回の話で「自分より他人を優先する」「考えるより先に行動する」人間であることを強調してしまっている以上、そこを外してしまっては元も子もないのですが。

 なんか、もう……本当にプロの脚本家がこれを執筆し、プロの演出家がこれのコンテを切っているのか、真剣に疑問になるのですが。

 その後、互いに慰めながら去っていくまゆみと勝木さんを見てのみらい、

 「イチゴメロンパンだよ!」

 あー、こーいう人間でしたよねこの子は、知ってたよ!

 もうこれ、脚本の悪意なのではなかろうか。

 そこにプリキュアを倒すべく現れたシャーキンスさんだが、イチゴメロンパンで頭ピンク色の3人組は露骨に不機嫌そうな顔で去ろうとするも、受け入れられるはずもなく戦闘。

 「刹那的な感情に振り回されて、一喜一憂するとは愚かなことよ」

 ムホー使いのみなさん、目的は「主が来るための下準備」以外何も判明してないのですが、そんな刹那的な感情がどうとかいう目的なのか、さっぱりわからないのでこんなセリフが飛び出すことすら疑問(^^;

 「愚かじゃないわ! 例え叶わなかった恋にも意味はある! 誰かを好きになって心を熱くする経験は、きっと、私たちを成長させるんだから!」

 えっ

 何言いだすのこの子??

 いやあの、別にリコがその感情抱いたわけでもなければ、既に述べたようにまゆみに寄り添ってたようにさえ見えない(一番寄り添っていたのは勝木さん)わけですし、シャーキンスはまゆみではなくプリキュアを狙っているわけだから恋の感情どうとかを踏みにじるわけではないですし、どういうつなぎ方をしてそういう話に転がっていったのか全然理解できないのですが。

 今のみらいたちは「辛いときでも甘いもの食べれば元気になる!(と私たちは思うのでまゆみもそうのはず!)」という突発的・瞬間的かつ独善的な感情で動いていたところを襲われて怒っていたわけでして、シャーキンスはそれを指して「刹那的な感情で一喜一憂」と言っていると思うのですが、それはボロクソに言われても仕方ないと思うぞ。

 まあそんな、都合よく恋心の話にすり替えて怒るプリキュアなんか強そうなオーラを纏ってドンヨクバールを圧倒。

 「この爆発的な力の上昇は何事?! まさか、先ほどのたわごとが、我がドンヨクバールに勝る力を生み出したと言うのか!」

 正当に思いの力でパワーアップしたプリキュアを見ているなら、このシャーキンスの驚きにも頷けるのですが、論理の根底がぐっちゃぐちゃなため、本当にたわごとで強くなってるようにしか見えない(^^;

 どう考えても彼女たちを強くしてるの、「まゆみのためを思っての私たちの行動を邪魔された! 許さない!」という怒りなのですが。

 前回は「お父様に謝りなさい」とか力強く言うのに全然映像上強くなったように見えず、ただでさえ説得力ないのに映像のハッタリもなかったのですが、今度は台詞と感情が全然一致してないのにオーラ纏ったりしてなんか強そうになってるから、説得力の無さが五周ぐらいして笑いが浮かんでくるレベルです(笑)

 酷すぎる。

 とりあえず、今回の描写からしたらプリキュアはもう何でもいいから怒れば強くなるみたいな感じになってしまったのですが、みらいが扱う最上級魔法「記憶の捏造と改竄による瞬間的感情コントロール」とは妙に相性がいいというのが、凄いような凄くないような。

 本拠地に帰ったシャーキンスは同士の目覚めをベニーギョと待つが、そこにすでに目覚めていたという青年姿のムホー使いオルーバが登場。

 ベニーギョに引き続き急激に美形化の進む敵幹部ですが、外面がいくら整ってもキャラとして面白くなかったら何にもならんので、保留。

 ラスとはすっかり友情が芽生えた勝木さんとまゆみに、魔法使いのシルエットを見せつつイチゴメロンパン宅配。

 これまでの勝木さんへの扱いのフォローを済ませたつもりなのでしょうが、根本的に(作品世界設定での)違法行為を平然と行っているのをごまかしている、という構造が改善されていない以上、何をやろうとも一切フォローにならないわけでして、それも実行している内容(イチゴメロンパンの御馳走)は結局みらいたちの独善的な行為の押しつけでしかないという、無神経さを際立たせているだけの結果。

 なんかもう、台詞や展開の一つ一つに説得力があまりにもなさ過ぎてそういうギャグのレベルに到達しつつありますが、

 私が本編中のプリキュアのごとく感情でパワーアップ出来ようものなら惑星レッドを引き寄せてこの星に叩きつけるぐらいの力は出るんじゃないかと言うほど怒りと呆れで昂っているのですけど(^^;

 何がどう間違ってここまでひどくなるのか。

 次回、リコが立候補