読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

仮面ライダースーパー1 1・2話感想

特撮感想 スーパー1

仮面ライダースーパー1』の感想。

 高杉俊介による棒読みならぬ棒歌丸ゴシック体ひらがなオンリー歌詞とでものすごく気の抜けるOP(笑)

 ライダーの主題歌と言うと宮内洋倉田てつをが話題になりますが、これも相当なものだと思う……(^^;

1話

 アメリカ国際宇宙開発研究所では、超化した人口による未来の破滅を回避するために、惑星F1の開発計画を進めていた。そのために開発用の改造人間スーパー1を作り出す計画を立てており、主人公の沖一也はそれに志願する。

 この「超化した人口による食糧危機」という問題、前作でネオショッカーはそれへの対策として人口を削減して統治する、というものを掲げていたのですが(最終的に投げ捨てられたけど)、この時代にはその人口爆発問題を題材にするのが流行っていたのでしょうか。

 科学者である両親を失って孤児として研究所にて育てられたことに縛られているのではないかと一也を心配するヘンリー博士に対し、死んだ父が追い続けた宇宙に生きる人類の未来に挑みたい、として改造を志願する一也ですが、科学者でありながら空の流星に向かって、

 「流れ星だ。遠い宇宙から、父が僕を呼んでいる使いの星だ」

 とか平然とのたまうあたり、結構な危険人物の予感。

 かくして、一也は改造手術を受けてスーパー1となった。

 スーパー1は前作が「原点回帰」「変身」を強く意識して生物的なカラーリングと造形をしていたことを踏まえてか、メタリックシルバーがメインとなる、いかにもメカニックな雰囲気のデザイン設計。ハチモチーフらしきマスクのシャープさも含めてなかなか格好いい。

 ……はいいのですが、シルバーハンドのフリルはどういう意図でつけたものなのだろうか(^^; 絶対これ、ドアに挟まったりしそうで、開発の邪魔になりそうなのですが(笑)

 品質テストで早速、5つの腕の機能をお披露目しますが、レッドハンド(怪力)、ブルー(電気で非常用電源に使えるが、高圧電流なので人に向けると危険)、グリーン(熱と冷気を使える)は工作用としてまだ理解できる範疇ですけど、シルバーハンドのパンチ力は「外敵を撃破する」目的であることを明言している上に、ゴールドハンドにミサイル装備と、明らかに工作の範囲を逸脱した完全に戦闘を見越している装備なのが、危険に見えてなりません。

 ゴールドハンドで侵入者を見つけるが逃がしてしまい、突然翌日になって外出中の博士がその侵入者に襲われる、と時間の動き方が雑気味に展開され、怪人に誘拐されたヘンリー博士はドグマと名乗る組織に連れてこられる。ドグマは世界の未来を憂えて、有能な人間だけを生かす選民統制を目指しており、そのために優れた改造人間であるスーパー1を寄付せよと迫ってきた。

 いずれ世界情勢は破綻するのでその回避のために、という部分ではネオショッカーの人口統制計画と同じですが、さらに推し進め、「弱者のみを独自に選別して排除する」とすることでより悪辣な敵組織に。

 なお首領のテラーマクロは、『仮面の忍者赤影』の悪役でおなじみの汐路章さん。

 猶予がわずかなところ、一也に専用バイクVマシンを与える博士だが、ドグマの侵入者・猿渡に脅された研究員がコンピュータを破壊したために外部からの変身命令が使えなくなってしまう。ヘンリー博士は日本の谷源次郎に連絡し、一也を任せようとする。

 源次郎はいつの間にかモーターショップ経営になっており、従業員も新しくチョロという男とハルミという女性になっていますが、未だ「マスター」呼びなのか。

 特訓で自ら変身できるようになろうとする一也だが、ドグマは博士の裏切りを理由に研究所を襲い、変身できない一也は深手を負う博士に逃走を促される。

 猿渡(ファイヤーコング)を演じるのは石橋雅史さん。劇中で猿渡流空手を使うと説明されるのですが、演じる本人が空手の達人だけあって動きがキレッキレ。そして構えの時のカリコリという音が異形の雰囲気を立てていて、いい演出。

 研究所は爆破されてしまうが、無我夢中の一也は変身に成功したことで難を逃れ、日本へ向かう……。

 ライダーの基本設定は説明しつつも、事情により変身と戦闘ができないという形で引っ張るという、変則的な展開。過去のライダーも出演せず、第1話でヒーローの戦闘が一切ない、というのは結構珍しいような。……そういえば『BLACK RX』も第1話は戦闘してなかったっけ……?

2話

 「そして、半年後……」

 いきなり時間が飛んだ。

 「七部連山の大森林に、赤心寺という謎の寺院があり、どこからともなく集まった青年僧の荒修行の場であり、中国拳法の修練場でもあったが、その目的と在処は誰も知らず謎とされていた。その赤心寺に、沖一也の姿があった!」

 ……えー、拳法使いが出たものの、1話が宇宙開発を題材にしたSFチックな設定と展開だったところで、2話にしていきなり胡散臭い寺院と拳法、そしてそこで修業しているのが既成事実となっている主人公。

 大丈夫か色々?!

 一也は玄海和尚から、どうやって変身できたのか思い出すよう言われるが、無我夢中なので記憶にない一也。和尚曰く無我の状態になれば変身できるという面倒くさいシステムであるということで、そこに源次郎からの手紙を(従業員経由で)和尚が受け取ったことにより、100人組手風の地獄行が行われることに。

 師範代と思われる弁慶含む門下生を倒した一也は最後の一人である和尚に立ち向かうが、投げ飛ばされる。そこで構えをとると、変身!

 これ、無の境地に至ったとかじゃなくて生命の危機に瀕して防衛機構が働いただけでは……(^^;

 その後、日本で道場破りを繰り返していた猿渡は、新道場の建設予定地にモーターショップがあるので立ち退き要求を実力行使で行うも、一也が現れて阻止。

 猿渡が半年の期間を置いてなぜ日本に来たのか不明、そして道場破りがいったいどういう計画なのか、その意図も不明と、一也と対決させることだけ重視して、他の設定がどうにも雑なのが残念。

 ファイヤーコングになる猿渡だが、変身可能となったスーパー1の敵ではなく、特技の火炎放射も冷凍で阻止されてしまい、あっさり打ちのめされる。

 なお「人に向けるな」と言われた電撃、普通に戦闘で利用。

 源次郎は空に散ったライダーたちの正義の心の生まれ変わり、それこそが今の一也だと確信して、彼に「仮面ライダースーパー1」の称号を与え、共に戦うことを誓う。と、前作から引き続き登場のおやっさんを交えて、「仮面ライダー」という名称に本作なりの意味を持たせてきました。

 2話まとめての流れは色々強引ですが、本作がどういう内容なのか重要なポイントはほとんど見せられており、以降どう転がるか、期待と不安を抱えながら見ていきたいと思います(笑)