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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

コンドールマン 3・4話感想

特撮感想 正義のシンボル

コンドールマン』の感想。

3話

 サタンガメツクに捕まり処刑されそうになるコンドールマンだが、呪文を唱えるとベルトのコンドルエンブレムから火と煙幕を噴き出して脱出。まことたちを逃がすことに成功する。サタンガメツクとの対決で左腕を斬り落とす深手を負わせるも、自分も毒を受けて倒れ、回復のために走ることに。

 人間の欲望・公害から生まれたモンスター相手に戦うコンドールマンは、毒を洗い流すために清らかな水を求めるも、街中には公害で汚れた腐り水ばかりという、えげつない描き方。

 「太陽よ……エネルギーをくれ!」

 エネルギー切れで化身解除されるコンドールマンの、エネルギー源は太陽であることが判明。

 1話で「太陽の神に代わる」を自称しているコンドールマンですが、愛車マッハコンドル号も太陽光発電で動くと明かされ、敵の出自が公害汚染によることも踏まえたエコ設定と合わせてきました。

 切り落とされた腕の縫合痕を、舐めながら治すサタンガメツク。ヒットマンの死神シローことダンガンマーに、現在進行中の果物と野菜の買い占めについて手ぬるいからお前が指揮をとれと指示。

 「ちょっとお待ちください! 私は、殺しに命を懸ける男! それなのに、買い占めなんて仕事を?!」

 「……殺してもかまわん」

 「え? ほんとですか? ウッヘッヘッヘ……」

 なんて単純な怪人だ(^^;

 弾丸にキスすると、弾丸を模した怪人姿になる死神シローですが、どうにも某世界忍者を思い出します(笑)

 その直後にコンドールマン捜索の戦闘員の通信が入りますが、適性から言ってもこっちに送り込んだ方が良かったのでは(^^;

 手ぬるいとは言うが、野菜不足で三矢家も苦しんでおり、栄養失調ゆえにまことは視力が低下してしまう。

 まことに「これからは野菜も残さず食べる」ことを語らせ、教育的なテーマも組み込んでいますが、餓えの問題を直接的に空腹で済ませるのではなく、ビタミン不足による視力低下という形で描写するのが、独特のリアリティを生み出しています。

 店に並ばないなら直接畑からもらおうとする陽子だが、畑は金満商事が買い占めていた。必死で分けてもらおうと頼み込む市民たちに、死神シローは散弾銃を乱射!

 陽子の夫である堅介は新聞記者ということで、この暴挙を後輩記者とともに写真に収めるのですが、堂々と会社名を出した看板を置いておくのは散弾銃関係なしに動かぬ証拠すぎて、流石に間抜けすぎ(^^;

 この新聞記事の顛末は今回・次回双方ともに出てこないので、金満商事がらみの報道や情報規制はとっくに根回しされていて、大衆になかなか知られない&警察も動けないという可能性も否めませんが(そこを明確に描写していれば、コンドールマンが動かねばならない理由がもう一つ補強できるのですけど)。

 夫に送られながら、なんとかミカンを調達した陽子にモンスター戦闘員が迫り、ミカンを踏みつけていくが、そこに毒を流しエネルギーを回復したコンドールマンが現れ、彼女を助ける。家でなんとかミカンをまことに食べさせるも、そこに乗り込んできた死神シロー!

 散弾銃からサイレンサー付き拳銃に持ち替えていて、様々な武器を扱う殺しのプロという印象を引き立てますが、今回の流れで三矢家を特別に狙う理由は思いつかないので、物語都合っぽく(^^; まあ、三矢家に2度も買い占め計画のしっぽを掴まれているので、既に金満商事から見れば監視対象なのでしょうが。

 まことを銃殺しようとする死神シローだが、コンドールマンが登場して顔面キック。

 「ダンガンマー! 子供たちを苦しめた報いだ! 地獄に落ちろ!」

 外に出て戦闘となるコンドールマンダンガンマー、銃を乱射するダンガンマーに飛び回るコンドールマンという形で派手な音が飛ぶアクションシーンの末、コンドールマンが必殺技の飛び蹴り(名称が聞き取れません(^^;)を繰り出して勝利。

 サタンガメツクの毒に苦しむコンドールマンと、眼が見えないことに苦しむまことと、作戦の指揮を執るも特に役に立つ様子はなしのダンガンマーと、どうにも話がつながらず。途中触れた通り、

 「殺しが命」というダンガンマーに作戦指揮を任せたサタンガメツクは配置に失敗した感じがあるのですが、というか今回、よく考えたらダンガンマーは直接殺した人間が一人もいない(サタンガメツクの秘書一人殺して満足しただけ)のですけど、いいのかそれで。ひょっとして、どうしようもなくダメな怪人だったのでは(笑)

4話

 サタンガメツクに決戦を挑むべく、金満商事に直接乗り込んだコンドールマン

 「ダンガンマーの残した特別製の黄金の弾丸。ただで黄金をやるのは惜しいが、コンドールマンの命と引き換えならやむを得ん」

 「そうはいかんぞ!」

 乗り込んできたコンドールマンは室内バトル。前回も一部室内バトルでしたが、今回は敵本拠地の設定のため、壁に仕掛けられた銃などの大きな仕掛けを多用して、ギミック多彩かつスピーディな戦闘シーンを展開。

 「サタンガメツク、多くの人たちを苦しめたな! 今こそ天の報いを受けろ!」

 机に頭を打ち付けて謝罪と見せかけ、腹部の口から出た手で机の隠しスイッチを押しマシンガンを放つサタンガメツクだが、説明一切なしに無効化されて念力波を浴びせられ、逃走(笑)

 アクションもキレキレですが、細かい技が多彩だし、普通に壁をタックルでぶち抜いたりもしてコンドールマン、意外と強い。

 「コンドールマン、よく運動してくれたな! これで弾丸が完全に食い込んだわ。ハーッハッハッハッハ」

 え? いつ?

 キレのいいアクションを展開したのに、コンドールマンの被弾描写がないので、いつの間にそんなことに(^^;

 サタンガメツクによると、胸に撃ちこまれた黄金の弾には毒素と時限爆弾が仕掛けられており、1時間後に爆発するという。追手から逃げるコンドールマンは、山の中に向かい倒れてしまうが、そこにタバ老人が現れて弾丸を摘出、コンドールマンを救い出す。

 念力のような感じで摘出するのですが、思えば一心の遺骨、こうして取り出したのか。

 コンドールマンを治療するタバだが、そんな中、街でサタンガメツクたちは、今度はコメや麦の買い占めに走っていた。

 10円玉を投げて、売却に応じないなら殺害とえげつない手法ですが、戦闘員に

 「弾丸を節約せんか」

 と言って自ら手を下すサタンガメツクは、面白かったです(笑)

 悪夢を見るコンドールマン人間態(タバは「一心」と呼んでいますが、人間態と化身状態を区別するためやむを得ない部分か)は、人を救うため動き出そうとするが、止めるタバは己と戦う修行をコンドールマンに行わせる。

 「人間としての三矢一心の記憶はない」のに「自分には使命がある」ことは自覚しているコンドールマンですが、ここで問題は「使命」を生んだのは何者なのか。

 コンドールマン自身はドラゴンコンドルの「一心の心と彼が愛した日本に報いる」ことを目的に、一心が転生したという形で誕生したのですが、ここでドラゴンコンドルがいかなる存在かが重要。

 ドラゴンコンドルは「守り神」と称されつつも、その力を宿したコンドールマンが守るのは「人類」とか「世界」じゃなくて「一個人が守ろうとした一国家」であること、そしてドラゴンコンドルがそれを生み出す動機が「自らを助けた者に対する礼」という、言わば非常に個人的な理由、という話なのですが、どうもドラゴンコンドルに使う「守り神」は言葉の綾で、彼らは超常的な存在とは違うものなのか。

 そうなると、「日本の役に立つ」はあくまでドラゴンコンドル一個人(?)の願いに過ぎないわけで、さらにその手段として「苦しめられている人々を救う」は、三矢家との交流からコンドールマン個人が思い浮かべたにすぎず、誰からも示されていない(=誰からも頼まれていない)という話になります。

 つまり、コンドールマンの言う「使命」ですが、確かに「苦しみから人々を守る・救う」ものではあるものの誰かが示したわけでなく、結局は「コンドールマンのエゴから生まれたもの」、ということに。

 そんなコンドールマンのエゴが生まれたのはどこだったのかというと、三矢家が自分を暖かく受け入れてくれたこと、その時に自分に芽生えた「この人たちを守りたい」という感情故で、まとめれば人間に対する「愛」から使命を生み出し、それに則って戦っているのがコンドールマンというヒーロー、ということになるのでしょう。

 しかし、そんなコンドールマンに「愛」を気づかせた三矢家は、そのときコンドールマン」ではなく彼が身をやつした「三矢一心」の方を見ていた、というのはかなり辛い内容。

 逆に、コンドールマンが化身していた一心を否定したのはまことだけなのですが、もしかしたら彼女だけがコンドールマンそのものに向き合えるという展開を示唆しているのか、はてさて。

 サタンガメツクの横暴は拡大し、知人から食料を分けてもらった堅介たちはモンスター戦闘員に車を襲われて捕まり、さらにまことたちもさらわれてしまう。テレパシーなのか、それを感じ取るコンドールマンは修行を打ち切って飛び出そうとするが、抑えるタバ。

 「己が邪念すら振り払うことのできぬ心の弱い人間に、人の命が守れるとでも言うのか? モンスターが倒せるか?!」

 自らの使命を形作る「自分の中に生まれる、自分が愛した人々の声」をバッサリと「邪念」として切り捨て、さらにモンスターも邪念の一つである欲望から生まれたが故に、振り払えない者に勝つ術はない、と精神鍛錬にも理由を持たせてきました。

 苦しみ、脂汗を流しながらも精神を集中するコンドールマンは、ついに闇の中、一つの光るコンドルの姿を見た! それはコンドールマンに眠るドラゴンコンドルの子・ゴールデンコンドルの力であり、コンドールマン天地人の修行を終えたとき、その力を発揮して空間を意のままに操れるようになるのだという。

 しかし、今まさに助けを求める声を放っておくわけには……ということで、己の力の存在を確信したコンドールマンは、まことたちを助けるために飛び出した。

 2話連続「コンドールマンが毒のピンチに陥って、その間に苦しむ人々の声を聞き、なんとかピンチを打開して助けに行く」という展開なのは引っかかりましたし、結局修行打ち切って助けに行くのはどうなのかと思ったりもするのですが、コンドールマンの力について今後の布石をいくつか用意し、かつコンドールマンの「使命」も掘り下げ。

 ところで、子役だろうと容赦なく頭を踏みつける映像が出てくるの、結構えぐいなあ(^^; これぐらい悪辣だからこそ、モンスター一族は倒さねばならない敵という部分に説得力が生まれますが。