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コンドールマン 5・6話感想

コンドールマン』の感想。

5話

 今まさにまことを手にかけんと迫るサタンガメツクの刃だが、そこに壁をぶち抜き飛び込んでくるマッハコンドル号。

 そのままサタンガメツクを倒してしまい、アクション自体はスピーディで格好よかったものの、前回尺が足りなくて入らなかった部分を今回冒頭でなんとか処理したみたいな印象になってしまいました(^^;

 サタンガメツクはそのまま幽霊となり(三角頭巾に花束と言う画がシュール)、キングモンスターに召喚されて、コンドールマンの弱点は空を飛べないことだと伝える。

 「このサタンガメツクも空さえ飛べたら、死なずに済んだものを……うらめしや~」

 「ええい、未練がましいぞ! この仇はかならずとってやるから、大人しく地獄の番人を勤めていろ!

 冷たい言い方だけど、敵討ちを約束してて、いい上司だキングモンスター(笑)

 日本ハンガー作戦を再開するべく、女性怪人レッドバットンを指揮官として、その配下にゴキブラーをつけて送り込む一族。二人はコンドールマンを倒せば幹部に昇進させてもらえると聞き、対抗心を燃やす。

 コンドールマンの写真を破ってシーンチェンジは、上手いこと機能せず(^^;

 レッドバットンは、食料品店の経営者に缶詰を売りつけ、その輸送車を襲って強奪することで自分たちの利益を上げつつ、缶詰を義賊紅コウモリ団を名乗って配布することで、市民からの支持を集めるのであった。そして、源太郎もその被害に遭ったうえ、買い占めを行う悪徳商人扱いされてしまう。

 石松、敵をモンスターと認識して一旦ビビるも、再度とびかかる根性だけはヒーロー級(笑)

 一心(に化身したコンドールマン)に向かって助けを求めるたみ子に、源太郎が「ここにいる一心は俺たちの息子の一心じゃない」という場面が入り、頭で理解しつつも「コンドールマン」ではなく「一心」を見てしまう家族の描写が継続され、コミカル描写を交えつつも重たい展開。

 にしても、コンドールマンは普段「一心」の名前で生活しているって扱いで、いいのでしょうか。

 紅コウモリ団ごっこに入れてもらえないまことは、石松ともども子供たちに紅コウモリの正体を力説するが、受け入れてもらえずアジトを探ることに。まことたちが行方不明になったと知る一心は、彼女を探して走る!

 って流れなのですが、映像上はどう見てもまことが行方不明になった事件、という感じになっておらず、行方をくらましてからそんなに時間が経っているようにも見えず、非常に雑なつなぎ方。

 この後助けを求めようとして戦闘員に誘拐されるまことを、一心が助け出してから変身カットでもうコンドールマンになってたりと、流れが色々強引になっており、テンポもよくありません。

 アジトの船で、ゴキブラーと対決するコンドールマンだが、レッドバットンの罠で、飛べないことを利用されて船の底深くに落とされてしまう! そのまま船が大爆発し、コンドールマンは死んだのか……?

6話

 世間的に死んだ扱いになってしまっているコンドールマンだが、やけどを負ったものの命に別状はなく、海に流れ着いていた。そしてゴキブラーもまた、コンドールマンにひっつくことで生き延びていた。

 コンドールマンの生存を信じるまことたちは、病気の妹に栄養のあるものを食べさせたいと願う健一少年に、友達で様々な食材を分けることに。

 分け与える食材がすいとんだったり、芋を入れたパンだったりと、戦時中の代用食を想わせる料理なのが本作らしいところ。

 私自身はそういう世代の人間ではないので、伝聞や書籍やネット上の情報などから推測するしかないのですが、先の大戦に纏わる経験を取り入れることで独特のリアリティを作り上げる本作の作劇の傾向は、色々興味深い。

 しかし、持って帰る途中、ゴキブラーに襲われて食材を踏みにじられてしまう。コンドールマン登場でゴキブラーは逃走するが、健一は食材を拾い集めて去る。その一方で、健一の家には紅コウモリの使者と名乗る女が現れ、健一の父に缶詰を渡して組織に加入するなら缶詰を配給してやる、という取引を持ち掛けていた。そしてその動きは、各地に広がっていた。

 第1話からずっと続くハンガー作戦ですが、ここ2話で単純に餓えの苦しみを描くだけでなく、「餓えに苦しむ人間に食材を与える者が悪人のはずがない」と欲望の裏を突かれて正義を見誤ってしまう大人が描写されるという、非常にえげつない話に。

 本来の目的はストレートに飢え死にを狙う以上、若干迷走気味(実際、健一の妹は缶詰による栄養で多少健康になっている)なのですが、このあたりは後程。

 その後、まことたちは自らを「コンドールJr」と称し、自分たちの力でモンスターを撃破することはできなくても、ゴキブラーがゴミに寄ってくるならそれを排除することで予防はできると清掃活動を開始。

 啓発メッセージを含めつつ、まことが自ら進んでできることをやって、悪に対抗する力を得ていく……という流れで、「コンドールマン/一心の帰るところ・拠り所」として以外の役割を持たせることができ、上手いこと転がりました。

 健一の父の動きを不審に思う一心たちが調査する中、レッドバットンは自らに化粧をしながら、人々が自分をたたえる空想に耽っていた。

 第5話でも世間から注目を浴びるコンドールマンに嫌悪感を示し、「喝采を浴びるのは私だ」というセリフが出ているのですが、レッドバットンの真の目的は自分のファンを集めること。

 ハンガー作戦に対し微妙にズレた感じの展開は、全部このためであると思えば納得。

 様々な欲望から生まれたモンスター一族ですが、レッドバットンが求めているのはモンスター一族の幹部のイスよりも多くの人々が支持するヒーローの姿、というのが今週の2本で一番面白い部分。

 ヒーローであるコンドールマンが「どこの誰から頼まれた」わけでない一方、レッドバットンは「どこの誰からも頼まれる」ことを求めているわけで、ヒーローの精神性に対する強烈なアンチテーゼ。

 まあ、そのためにやっているのはマッチポンプで、人を本気で救いたいわけではないのでヒーローからは程遠いわけですが。

 そして、モンスター一族は指揮官を交代しつつも、継続的な作戦を段階的に成功させており、組織の力としてはかなり優秀だと思うのですが、根本的に個々が欲望から生まれた存在のせいで不安定、という残念な欠陥を抱えた組織という感じに(^^;

 悪が滅ぶ理由づけにしたら、すごく納得できるので、意図的な気もしますが。

 そのころ、忍び込んできたコンドールJr.を捕まえたゴキブラーは、健一の父にライフルを持たせて射殺させようとするが、良心が耐えられず投げ捨ててしまう。

 いつのまに忍び込んだのか不明なまま捕まってしまってる、そもそもいくら人に食料を分け与える義賊でも現代(70年代ですが)日本で一般人にライフル持たせようとする人は異常者だろうに自然と受け止めている健一父、などなど、こういう細かいところが前回と今回、妙に雑な印象。

 脚本が今回の2本、4話までの伊東恒久さんではなく山崎晴哉さん(『巨獣特捜ジャスピオン』にサブで参加)なのですが、大まかな部分が統一されているのは原作者やプロデューサーのチェックが入っているのでしょうけど、こういう細かい雑さが今後も目につくとちょっと辛いかも。

 コンドールマンが子供たちを助け、ゴキブラーと対決。ゴキブラー、空から目つぶしを撒いたりして結構苦戦させるが、絞首刑にこだわって後ろから縄をかけようとするも、ふらふらするコンドールマンを捕まえられず、自分の首に間違えてかけてしまう(笑)

 「コンドールカット!」

 首が飛んだぁー?!

 そのまま縮小→爆発、と2話かけて弱点を突く設定の敵だったのに、杜撰な処理(^^;

 コンドールJr.の志を認め、手をつなぐコンドールマンだが、空からレッドバットンが襲い掛かり、崖から転落のピンチで、次回に続く。

 ところで、動画説明に乗っていたあらすじ。

コンドールマンはまことと仲間たちにコンドールマンのシンボル・金の羽根を象ったバッジを渡した。バッジを合わせるとコンドールサークルという光が発し、コンドールマンを呼ぶことが出来るのだ。

  そんなシーンがどこにもなかったのですが(^^;