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仮面ライダースーパー1 19・20話感想

仮面ライダースーパー1』の感想。

19話

 音声を聞かせる学習法で天才少年を生み出すDGM学習塾。しかし、良の友人はそれによってどんどん様子がおかしくなり、やせ細っていった。その学習塾の正体は、エリートを集め優秀なドグマ配下を育てる、カセットゴウモルの洗脳機関であった!

 うーーーーーーーん、『ザ・カゲスター』『5年3組魔法組』『仮面ライダー(新)』と続けて、どうにも個人的に鷺山京子さんの脚本がしっくりきません(^^;

 後半の子供たちに紛れ込んで洗脳機関に潜入するチョロが、カセットゴウモルの洗脳テープをこっそり民謡のテープにすり替えて、それで洗脳された子供たちとドグマファイターが踊りだす、というネタが入りますが、逆転の切り札とかになるわけでもなくそこで止まってしまい、話として面白くならず。

 大人のチョロが小学生に紛れ込んでしまうとか、そういうのはあくまで表層部分になるだけで、普通はそこに中身を詰めて面白くなる(一発ネタだけで面白い例もあるにはありますが)のですが、ただ紛れ込んでバタバタしているだけで面白くない。

 90年代のメタルヒーローで鷺山さんが書いている話には特にそういうことを感じないのですが、この時期にはどうもそういったネタを突っ込むだけ突っ込んで生きていない、という展開が多く見えます。演出との噛み合わせと言うか裁量も入っているのでしょうけど。

 ところで、『ストロンガー』でも思いましたが、この時期(70年代後半から80年代にかけて)の小学生ってテストで100点取れば秀才! と本気で言われるようなものだったのでしょうか。脚色の可能性はありますが、小学生テストで山を外して50点台、とか普通にヤバいぞ良(^^;

20話

 前作後半でメインライターを降板した伊上勝さんが、ここで本作初参加……なのですが、残念ながら話の内容が異空間レベルに壊れています(^^;

 前作序盤のセリフとか、スランプと言ってもまだ行けるじゃないか、と思ったのですが、これを繰り返すようだとそれはちょっと……とは思わないでもない。

 公衆電話に化ける怪人ツタデンマは、中央電話センター局長の娘ヒロコを誘拐しようとするが、一也が阻止。その後、一也が局長宅でヒロコを警備するが、ツタデンマの攻撃に翻弄され、誘拐されてしまう。

 一度目の襲撃時、付近の現場作業員に変装してヒロコを誘拐しようとしたら失敗したツタデンマ、二度目の襲撃では怪人態で誘拐した後、追いかける一也に対して同じ服装で接近。

 いやいくらなんでも、マンションの屋根をそれでほっつき歩いていたらバレバレに決まっているだろうと(^^;

 局長を脅し、マスターキーを奪おうとするツタデンマの目的は、日本中の電話から殺人音波を流すことで日本人を抹殺すること!

 電話を取れば殺せる、みたいなのですが、いちいちツタデンマから電話をかけないといけないみたいな演出で、すごくみみっちく見えてしまいます(^^; また脚本・監督ともに違うものの、前回と今回とで音波攻撃作戦が被ってしまっているのも、減点。

 演出面でいうと、破壊音波攻撃に使う渦巻きの演出が、密度的にも色濃度的にもやたら濃いエフェクトを画面いっぱい出すもので、渦巻き以外の何が起こっているのか全く見えなくなってしまうなど、このチョイスにも問題アリ。

 マスターキーを奪うべく、局長に接近したツタデンマ。局長はセンター内にマスターキーがあると伝え、キーと引き換えに娘を返してもらうが、なんと局長は一也の変装であり、渡されたキーは偽物であった!

 ・前半、攻撃を受けて川に落とされた一也が、いつの間に局長と話をつけて入れ替わったのか

 ・素直に娘を返してしまうツタデンマがあまりにも間抜けすぎる

 ・そもそも、偽物を渡すつもりなら局長室に呼び込む必要はないというか、敵が狙っている建物を戦場にしようとするな

 と、悪い意味でツッコミどころが満載(^^;

 また戦闘が始まると、突然に源次郎たちが助けに入ってヒロコを助け出しますが、この直前に一也が戻ってこないことへの悪態をつく源次郎達の漫才が1シーン入っていて、そこからいつの間に一也と源次郎が連絡を付けたのかも一切説明なし。

 なおこの漫才シーン、一也を求める電話の主が声からして八代駿さん(ツタデンマの声)なのですが、話の内容に全然関わらないので、完全にカットしても問題ない部分。脚本段階では意図があったのかもしれませんが、出来上がった映像にこのシーンとつながる部分が何もありません。

 ちなみにここで、源次郎が「一也は死んだと伝えろ」とか言い出しますが(ハルミは本当にそう伝えてしまっててんやわんや)、伊上さん、締め切りが近づくと家族の葬式ができたとか嘘をついて逃げていたって逸話があるのですけど、そういう話なのか(笑)

 このシーンの源次郎もやけにイライラしてますし、チョロも不必要に鬱陶しくなっているし、伊上さんが『スーパー1』の登場人物のキャラクター性を掴み損ねたようにも感じます(源次郎は前作からの登場人物ですが、登場人物の関係の変化もあって、前作序盤とはまた違う雰囲気のキャラになっていますし)。

 そしてオチでは、何者かが頼んだ多数の出前が届くが誰も身に覚えがなく、引き取ってもらうところで蕎麦の出前と良がぶつかり、良が蕎麦まみれになるのを笑うみんなでおしまい。

 気分のいいオチとは言い難いですが、最後のひと悶着の原因が全く説明されない上、去り際の蕎麦の出前が「今日で5回目だよ」とかさらっと言っていますが新たな事件の発生では。

 脚本がぐちゃぐちゃの上、演出も裁量を間違えた感じで、残念。