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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

コンドールマン 15・16話感想

コンドールマン』の感想。

15話

 冒頭でモンスター一族が新たな挑戦状を叩きつけた……と説明されるのですが、前回の流れで全然出てきていない事項が既成事実にされていて、開幕から困惑(^^;

 前回の石油コンビナート爆破がまるでなかったかのようにセリフなどが展開されているのに、映像だけはきちんと存在するので不思議なことに。

 新たな幹部オイルスネークは、日本から輸送列車やコンビナートの破壊などあらゆる手口で石油を奪い、貿易国の大使として石油の価格を吊り上げ、と暗躍。

 なおゼニクレージー関連で、内閣は総辞職しているはずなのですが、その辺は踏み込まれず。

 しかし、同じく産油国アジウラ国のバタール大使が安値で石油を提供するための交渉に来て、それを阻止しようとするモンスターを止めるべくコンドールマンも行動開始。しかしまことたちは石油危機による救急車の停止により危機が迫る妊婦を助けるべくコンドールマンを呼び出し、葛藤するコンドールマン……と思いきや、即座に子供を優先。

 単にまことやコンドールJr.を優先したのではなく、生まれてくる新しい命も守るべき未来であるからコンドールマンは見捨てられなかった、とフォローは入れてますが、そもそもここを葛藤させる問題にするべきかという部分がかなり厳しく、かといって放置した大臣と大使は即座に誘拐された場所がわかって助けられるので、ここにきて大義を無視したコンドールマンの弱さに踏み込まれるわけでもなく、消化不良な話に。

 子供たちを優先したコンドールマンに大臣の秘書が悪態吐くのですけど、これを引っ張りそうな雰囲気はありませんし。

 ともあれ、大臣と大使を助けられたところで、オイルスネークと部下のギラーメンと対決するコンドールマンで、次回に続く。

 本筋関係ないところだと、コンドールマンの追跡を銃撃や毒ガスで追い払おうとするオイルスネークに、コンドールマンがコンドールハリケーンで毒ガスを振り払おうとするのですが、これにより吹き飛ぶオイルスネークの自動車がミニチュア特撮の絶妙な雑さもあって、凄まじい映像に(笑)

16話

 オイルスネークとギラーメンは、日本最大のコンビナートを午後6時に爆破することを予告し、撤退。阻止するべくコンビナートに駆けつけるコンドールマンだが、オイルスネークはダミーの爆弾を多数仕掛け、コンドールマンを翻弄する。コンビナートではさゆりの弟・次郎が働いており、彼も一心と同様の正義に燃える熱い青年であった。

 一心について知っているはずなのに現れた一心(コンドールマン)に対し初対面のような反応の次郎や、忍び込んだ一心をコンドールマンと認識しているモンスター一族が妙なことになっているのですが、もしかしたらこれ、脚本段階では一心の出番はラストシーンだけで、あとは全部コンドールマンだったのではないか。

 そう考えると、さゆりの出番やナレーションで「一心」と呼んでいる部分以外は繋がるのですが、どうしてそうなっているのか想像すると、Bパートで一心が次郎を殴るシーンがあるのが原因だろうかとか思ったり。

 「君は姉さんのことが心配じゃないのか!」

 「僕はここの保安係だ! 僕にはこのコンビナートを守る義務があるんだ!」

 「バカヤロウ!(次郎の頬をはたく一心)」

 ナレーション「思わず手を出してしまった一心だが、次郎のひたむきな心に惹かれたのだった」

 使命と個人的な情との迷いに立たされた時に、人間でありながら使命の方を取る次郎は、ある意味コンドールマンにとって自らの在り方として理想であるのですが、同時にコンドールマンは「人間が個人的な情愛を捨てる姿」に本気で怒ってしまう、というのはかなり強烈。

 個人的な情に感情を揺さぶられる姿は表情演技などから言っても一心の方が強調しやすいでしょうし、ヒーローが生身の一般人を殴ってしまう画になってしまう……と考えると、このために一心でやらざるをえなくなったのではないか、と思います。

 次郎は部長との対話で父親のことも度々持ち出しますが、ここでコンドールマンという正義のシンボルが父親の理想としてなぞらえられているとも考えると、色々突っ込んで考えられそう。

 最終的に、さゆりが人質に取られ、次郎は銃で撃たれて致命傷を負ってしまうが、コンドールマンが爆破を阻止してモンスターは撤退。

 「一心さん、もう一度……コンドールマンに、会いたいなぁ……」

 「コンドールマンに……」

 「こ、コンドールマンに……頼みます、会いたい……頼みます」

 「……よし! 見ててくれ!」

 次郎と化身後のコンドールマンとの会話は存在しないのですが、先の推測が当たっていたとすれば、次郎が今際の際にコンドールマンの姿を見たいと願うのも、違った意味を伴うものに変わってきます。

 ところで、この「ゲストキャラの死の際にヒーローが正体を明かす」というのは『月光仮面』でもあったパターンらしいのですけど、私自身は『月光仮面』はある程度話には聞きつつもしっかりと作品の視聴には及んでいないので、そこまでは踏み込めません(^^;

 とまあ、妄想推測で色々補完してしまったのですけど、実際に出来上がっている映像を考えると、色々残念な内容、というのが正直なところ。

 一心の姿でありながら、次郎との関係を通じてさゆりとコンドールマンの関係が掘り下げられるのでもないですし、また今回のさゆり自身は体のいい人質要員でしかない、というのも問題で、仮に先の推測通りでもさゆりは扱いにくい材料になっているのではないか(^^;