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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

仮面ライダースーパー1 23・24話感想

特撮感想 スーパー1

仮面ライダースーパー1』の感想。

23話

 迫る一也を自ら迎え撃とうとする帝王テラーマクロは、ドグマの神カイザーグロウの血を浴びて自ら不死身怪人カイザーグロウに変化。わざわざ一也を迎え入れ、自らの息子となりドグマの後継者となる話を持ち掛けるが、一也は当然これを拒否。戦闘になるも、カイザーグロウの力に圧倒され、撤退を余儀なくされる。源次郎の呼びかけにより、駆けつけた玄海老師と弁慶に助けられる一也だが、果たしてカイザーグロウに弱点はあるのだろうか――

 という内容で展開される、テラーマクロとの最終決戦。

 どうやら次回から放送枠移動ということで色々と片づけなければならないことがあったらしいのですが、内容は正直言って、微妙(^^;

 玄海老師と弁慶の退場は、テラーマクロの弱点を一也に教えるため命を懸けるという内容で展開されますが、ここまで自ら動く機会がなく、動き出すのは強化後のテラーマクロがいきなり拳法の達人と言われても、今一つ飲み込めません。

 そこを認めても、「テラーマクロは拳法の達人である」にスポットを当てたい、と言うのであれば、一也/スーパー1は「拳法家としての勝利(≒心の勝利)」を収める流れになってもらいたいのですが、勝利の鍵は何かと言うと、

 血を浴びる儀式の前に、ドグマで神聖な動物扱いされるカラスが突然、テラーマクロの玉座に出現→そのカラスを永劫のしもべとしてかわいがるべく、肩に乗せて一緒に血を浴びる→その部分だけ血を浴びなかったので弱点になってしまった

 であり、理由づけとしては科学的に納得だけど物語は乗っていない、という困った代物。

 カラスの正体は新組織の使いであり、ジンドグマ悪魔元帥の策謀込みでテラーマクロは殺された、という流れにされてはいるのですが、そもそも突然現れた怪しいカラスを幸運の使者と信じて疑わず肩に乗せて儀式、という大ポカがあまりにも間抜けすぎる上、追い込まれて肩に乗ってもらうようカラスに懇願するも無視されるカイザーグロウがさらに間抜けな印象に、しかも最後まで策謀に気付く気配すらなし、と仮にも一組織のボスなのに凄まじい残念っぷり。

 一也を庇いながら弱点を教えるべく散る赤心寺の皆様方も、あっさり一也が回復→変身で倒せてしまうので、死に様が全然盛り上がらず、新組織の踏み台にされる悪役の踏み台で殺された、という残念な内容となってしまいました。

 前回がこれまでの『スーパー1』のテーマ的集大成として濃密だったこともあるのですが、スカスカの内容で片づけられ、テンションが急激に落ちてしまって非常に残念。

 ドグマは滅び、平和が来た……と思われたところで、新たなる敵の出現。

24話

 OP映像変更にEDは歌まで変更、アイキャッチもイラストが差し替えられ(緻密なメカニックを押し出した前回以前と違い、影を省いたのっぺりした絵で、正直変えないでほしかった)、ガラッと雰囲気が変わることに。

 そんなこんなで、敵組織の変更も相まって作風そのものが大きく変化してしまう様子なのですが、そんな新展開第1話としてはこれまた残念な出来、というのが私の率直な印象です。

 新しい敵組織・ジンドグマは、人口問題への対策から選民思想に至るドグマと打って変わって、とにかく人類を征服し、奪って殺す! という非常にわかりやすい悪の組織に。

 悪の組織のテーマ性が簡素になってしまったのは個人的な好みで言うと残念ながら、まだ作品の間口を広げる目的として理解はできるテコ入れなのですけど、使う戦闘員はドグマファイターを着せ替えて教育、最初の作戦が強力な武器を日本人科学者に作らせたいから脅す、という第1回にして漂うダメ組織の臭いに、早くも頭を抱えます(^^;

 四大幹部の一人が「幽霊博士」なのに、科学技術面であっさり後れを取ってしまっているのはあんまりではないか(ちなみに劇中でも、教授に兵器を作らせようという話が出た際に「何?!」という感じの反応示してますが、以降触れられず)

 交通事故遺児のためのチャリティーバザールに、一也への助けを求めるためやってきた教授だが、彼を襲う怪人キラーナイブ。

 キラーナイブがこれ以前に別の人物を殺害しているのですが、警告状を壁に打ち付けると燃え上がって壁に「死」の文字が残る、という演出は面白い……今回面白かったの、そこぐらいです(^^;

 教授は誘拐され、子供たちはキラーナイブに新品自転車を壊された怒りから奴らを追い詰めて倒そう! と考え始めて行動、と話のスケール感がやたら混乱。

 キラーナイブの目つきもあって、このスケール感の混乱に『ザ・カゲスター』を思い出さずにはいられませんでした(笑)

 捕まってしまう少年たちだが、ハルミの手がかりから駆けつけた一也に助けられ、一也はキラーナイブと戦闘。

 新しい敵だからさぞ苦戦するのだろうかと思いきや、新たな敵との遭遇を感じ取っていた一也は万全のメンテナンスを終え、しかもドグマとの戦闘で変身の感覚が研ぎ澄まされたので変身時間も短くなっている、というわけで準備が万端すぎて全然苦戦しない新展開という、珍妙な絵面に。

 キラーナイブが倒され、ジンドグマ幹部がスーパー1に顔見世&所信表明を行い、少年たちは壊された自転車の代わりをお礼として教授からプレゼントされ、さらに源次郎たちの準備した装備によりジュニアライダー隊を結成。

 「正義の心」と言うも、基本的に私怨から動いている上、普通に怪人ボコボコにしようと考えるアグレッシヴ確信犯の素養アリな子供たちなわけで、下手に装備与えたら危険では。

 作中でも危ない真似はさせないと一応念押ししてますが。

 で、そんなジュニアライダー隊結成に、教授の科学者としての一面とか全然触れられないし、教授にも家族がいるのにそこの話も全然触れられないしで、教授の存在意義が「子供たちに自転車をあげるだけ」というのが、凄くお粗末。

 教授じゃなくて、キラーナイブに殺された全財産引き渡しを要求される男がメインになって、とんでもないガメツさだったのが子供に助けられたことで私財を正義のために使おうと改心してジュニアライダー隊を設立、とかならすっきりするんですが、持ち込まれた要素がてんでんばらばらでまとまっていません。

 次回からジュニアライダー隊ががっつり話に関わりそうなのですが、今回見ると、今後の展開には凄い暗雲が漂ってそうな……(^^;