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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

キラキラ☆プリキュアアラモード 第2話感想

アニメ感想 キラッとひらめいた!

『キラキラ☆プリキュアアラモード』の感想。

 剣城あきら/キュアショコラは立ち位置とか見た目とか天王はるか/セーラーウラヌス(『美少女戦士セーラームーン』)を思い出すのだけど、はるかは嫌いじゃないのにあきらにもう一つときめかないのは、多分普段の髪型が「満月の夜にまた会おうか!」とか言いそうなせい(おい)

 

 えー、エピソードの内容とキャラクターは面白かったのに、主に演出面諸々の問題がどうにも引っかかり、非常に困った内容。

 喋るかばんは巨大化してキッチンとなり、中に入って充実した設備にはしゃぐいちかが石窯オーブンを開けると、中から出てくる老犬の顔。

 「どうジャバ? スイーツ工房は」

 無言で閉める(笑)

 中から出てきたのは妖精の長老だが、理由があって実態を有しない幽霊のような状態だという。

 「ところで! サイボーグにならんかプリキュアに興味あるジャバか?」

 影を落とした顔で脅すような雰囲気で重く語る長老に、速攻でOKを繰り出し、やはりいちか、頭のネジが飛んでいるか大人物のどちらかでは(笑)

 理由が「伝説のパティシエになればお菓子作り放題だし食べ放題!」と呪文を唱えて変身アイテムを掻きまわすも、ちゃんと自分で作らないとダメだとシビアな世界に笑ういちかを見て、呆然とする長老&ペコリン。

 まだ2話なので、いちかに好感が持てるとかどうとかいうのは様子見ではあるのですが、既に人間・人外を問わずかなり人を振り回す&突っ走る感じで、ちょっと怖い(^^;

 直後、昼休みに遊ぶ姿で、学校ではそれなりに人づきあいができる人間であることが示されるなど、割と早い段階でフォローが投入されていくので、あまり悪い印象にはなってきませんが。

 そんないちか、一人で本を読んでいるクラスメート・有栖川ひまりにバスケの勢い余って衝突し、逃げられてしまう。その後、自宅のポストでドデカプリンのチラシを発見、急いで店に向かうとそこにいたのはひまりだった。

 なおここで、チラシと共に母からの手紙も確認しており、手紙には急に帰れなくなったことを詫びる文章と急患が回復したことを知らせる文、そして合わせて入っていた写真で安心するいちか、という場面が入るのですが、いちかの設定はさじ加減を間違えると重たくなりすぎてしまうので、こういう心配りは良かったところ。

 穿った見方をすると、いちかのこの危ういハイテンションはこの家庭環境の影響なのでは、とか思ってしまうので、こういう部分にきちんと力が入っていると素直に安心します。

 結局、後から現れた少女にプリンを譲った二人。溜息を吐くいちかに、カバンの中にいつの間にか入っていたペコリンはキッチンで作ればいいと提言。

 ペコリンは正体隠すつもりとかなさそうなのですが、今作のプリキュアは秘密主義とかないのでしょうか。

 ひまりの反応から本作世界でもカバンをのぞき込んで大声で会話している人は完全に不審人物扱いらしく、色々危うし、いちか……なのですが、周囲の人間の反応がないのを見ると、人づきあいが苦手なひまりが気づいてないだけでいちかは普段からそういうことしててもおかしくないという認識の線もあって、事態はより深刻な気がする(待て)

 ひまりの塾が始まる時間までに、買い物を済ませて一緒にプリンを作ろうと引っ張るいちか、さっそくキッチンでカラメルソースを作り始めるが、何か言いたそうで言い出せないひまりに気づかないまま何度もカラメルを焦がし、それにまたも呆然とする長老とペコリン(笑)

 「砂糖が結晶化してるんです!」

 ついに大声を出し、本を持ち出して解説を始めるひまりに、押されるいちか。目を輝かせるひまりは、そのままプリンの成り立ちから懇切丁寧に解説。日が暮れ始め、長老とペコリンが居眠りし、いちかが引いていることに気づいたひまりは、トラウマを思い出しながら飛び出してしまう。

 幼少期、自分が勉強して得た知識を周囲の人に伝えようとした行動を否定され、周囲の興味のある話題についていけなかったために、ひまりは自己主張に強い忌避感を覚えていたのだ! と結構リアルなトラウマを抉る展開に。

 ところで、回想で話題に出される「らん子ちゃん」は、脚本の田中さんの遊び心だったのだろうか(笑)

 翌日、図書館で本を探すいちかを避けてしまうも、またもキッチンに足が向いたひまりは、ひまりと同じ本を借りたはいいがそれでも失敗するといういちかに教えを乞われ、カラメルの作り方を説明することに。

 そして、成功するカラメルソース。

 「プリンは……スイーツは科学です。分量を量って、正しく作れば失敗しない。だから好き。でも、友達の気持ちは、私には計れません。私は、大好きなプリンのことを聞いてもらいたかった、それだけなのに……」

 前回のいちかのケーキに引き続き、本作は「失敗」というのがキーワードになるのかなと思っているのですが、ここで計算でどうにかできることとそれだけでどうにもならないこととが明確に。

 繰り出されたのは「自分の好きなことを人に伝えたいばかりに人とうまく交流出来ない」という、「想いを込めて作れば料理はおいしくなる」に対する結構強烈なカウンターパンチ。

 「わかるよ。有栖川さん、本当にスイーツがだ~い好きなんだなあって。まあ、ちょっと話が長いかなあって思ったけど……えへ、だからいろいろ教えてくれて、うれしかったよ! さ、次はプリンの生地だね。一緒に作ろ!」

 そんなひまりをいちかが受け入れるのですが、だからと言っていちかがひまりの全部を肯定してしまうのではなく欠点は欠点と示し、またここでひまりが助けられたのもいちかが無条件でひまりを救い上げたのではなく、ひまりが自分からキッチンに足を運んだのがきっかけ、と行き過ぎないように上手く調整。

 現状、危うい材料になりかねない「想いを込める」に対して、想いを込めてもうまく行かなかった実例としてひまりが登場し、その立場から「計算の必要性」と「想いを込めることの意味」とを強調してきたのが、鮮やか。

 そして二人は、大きなプリン(バケツプリンは自重でつぶれるのではと思ったら、横幅が広くて高さがそうでもないので、これは形を保てる……のか?)を完成させ、さらにいちかが飾り付けたリス型プリンに光るキラキラル。

 その頃、街では新たな悪の妖精が街を荒らしていた! って、前回から同じ妖精が続投するのかと思ったら、いきなり違うのが出てきたぞ(^^;

 プリンを狙う怪物に襲われるいちかたち。いちかはプリキュアに変身すればひまりとプリンを守れると長老に確認し、変身して戦闘に。

 突然の変身から戦闘を繰り出した前回と違い、自分が戦う理由を見つけて挑むいちかは格好よく、戦闘の入りとしてはすごく良かったのですが、ここからの戦闘が個人的に大きく引っかかった部分。

 第2話にして、飛び蹴りをかますキュアホイップ。

 えええええええ?!

 一応キックの際にクリームは纏っているし、通用しなかったという体裁で誤魔化してはいるのだけど、公式サイドから主張してきた「肉弾戦廃止」公約をいきなり破られて、唖然(^^;

 あくまで作品の外でスタッフが持ちだしてきた内容であり、肉弾戦を封印する意味そのものが今のところお話に載っていないので、作品だけ見る分には問題ないと言えばそうなのですが、こういう裏切られ方をされるとさすがに何も感じないわけはありません。

 今回の敵にキックが通用しないので、肉弾戦を封印して特殊攻撃一辺倒にする理由にしたつもりなのかもしれませんが、映像的には「敵に一律で物理攻撃が通用しない」のではなく「プリンの敵だから通用しなかった」と取れるものであるからそういう補強としては意味をなしてないし、敵の設定もプリキュアの力の設定も固まり切っているといえない第2話の現状で、そういう部分を引き算で作ってもどうにもなりません。

 せっかく封印してもなんとかなるだけの引き出しは用意できる設定なのだから、もっとやりようがあったのではないか。

 仮にそこを受け入れたとして、今回もう一つの問題は、単純に今回の戦闘そのものがあまり面白くない、ということ。

 ピンチのキュアホイップに対して、同じく友達を守りたいという想いからキュアカスタードに変身するひまりなのですが、変身後の見せ方が前回のキュアホイップと同様の特殊能力で翻弄になってしまうのはやむなしにしても、勝利の展開はカスタードの拘束技+ホイップのトドメで、そこに攻撃が通用しない展開が全く活かされていない、という(^^;

 また「プリキュア達が戦うことの意味」が未だ「大切な思いを守りたい」の一本しかないのは仕方ないにしても、今回、敵の正体や目的がまったく説明されていないし手がかりもないわけで、倒された敵が前回と今回で違うという点も合わせ、バトルで勝利することがその後にどう作用するのかが、もう一つ見えてきません(現状、キラキラルを奪われたスイーツが元に戻るだけ)。

 今回のプリンの敵は倒されるとどこかに飛んでいったわけでもなく、その場にそのまま残された映像に見える(速攻で復活して悪事に走り出してもおかしくない)のもあって、戦闘終了から間髪入れずプリンがおいしいと楽しむ二人に、「え? それでいいの?」って疑問がどうしても浮かびます(^^;

 戦闘と言えば、キュアカスタード登場から挿入歌が入るのですが、こういうのも前回のいちかの変身同様に1話2話でやるような演出とは思えず、気合はわかるけどもう少し落ち着いてもいいのではないか、と思います。

 1話2話と、全体としてバタバタした雰囲気が漂っているのですが、どうにも持ち込んだ要素を演出サイドできちんと消化できているのか、一抹の不安が漂います。

 例年の構成から考えれば、多分ここから5話ぐらいまでメンバー加入の展開で同様に話が作られ、第6話で設定をより細かく掘り下げて目的を明確化、となると思いますが、そこできちんとまとまってくれれば良いのですが。

 そんなわけで、話自体は結構ツボにはまって面白かったのだけど、主に演出と全体の設定面で不安が漂って困った内容、といった印象。

 100点満点で言うと、加点部分で135点つけたいけれど、減点部分で75点引いて総合60点、みたいな感じでした。

 ひまりのキャラクターは、勉強好きで人づきあい苦手、となるとプロデューサーが神木さんということもあって水野亜美/セーラーマーキュリー(『美少女戦士セーラームーン』)な印象だったのですが、オタク気質で黄色キュアとなると、これは金元寿子の系譜なのか?!(待て)

 冗談はさておき、ひまりの設定も合わせて、第1話で自分がなんとなく予想したことがちょっと形を取ってきたみたいなので、そこが貫かれるならこの先も楽しんでいけそうだとは思います。ひまりの設定自体はなんか、女児に受けるのか気にはなりますが(^^;

 次回、俺の歌を聞け。