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コンドールマン 19・20話感想

コンドールマン』の感想。

19話

 見どころ:マッハコンドルで走りながら「ショック・パルス!」と叫ぶコンドールマン

 都内で人間を襲うアメーバゴミをばら撒くゴミゴンだが、策略を嗅ぎつけたコンドールマンがそのアメーバゴミを次々に焼却。しかし、ゴミゴンの本当の狙いは、モンスター工場で子供たちをミニモンスターに仕立て上げることであった!

 誘拐されたマサオ少年はコンドールマンに助けを呼ぶもむなしく、ミニモンスター(魔人コンバットの覆面状態)にされてしまう。マサオはそのまま帰宅させられ、家のゴミ箱をひっくり返した上に、母の首を絞めて殺そうとする!

 映像など見るに、普通に子役に覆面かぶせて首を絞めさせているとしか思えないのですが、なんて映像だ(^^;

 モンスターが妻の首を絞めていると気づいたマサオの父、猟銃を持ち出して突きつける。

 『アクマイザー3』でもイビルに猟銃ぶっぱなす市民がいましたが、この時代、普通のことだったのでしょうか。

 しかしマサオの父は、首を絞めているモンスターがマサオだと知る。

 「お父さん! 僕はお母さんを殺したくない! 早く僕を撃って!」

 「……お前だけを、殺しはしない! 三人で、天国に行こうな!」

 なんて展開を放り込んでくるんだ(^^;

 良くも悪くも『コンドールマン』らしい容赦のなさではあるのですが、この一連のドラマ、別にゴミゴンの作戦と何か関係があるわけではなく、悪い意味でやりすぎな印象に。

 コンドール・アイでモンスター化を解除し、ゴミをコンドールファンで吹き飛ばしてマサオを救い出したコンドールマン

 「マサオくん、お母さんとの愛が、君を心の芯までモンスターにさせなかったんだよ」

 というコンドールマンのセリフは格好いいし、本作のテーマの根幹を為しているのですが、故にこの後のコンドールJr.の展開とも微妙に流れの納め方が悪く感じられたのが、気になって仕方なかった部分。

 マサオの汚いビルという証言から工場を探すことに。一方工場では、いつの間にか誘拐されたコンドールJr.が、コンドールマンを呼ぼうとコンドール・サークルを作ろうとするが……

 「コンドールJr.の必死のサークルも、この鉛でできた密室には通じなかったのである」

 意外な弱点が、取ってつけたかのように登場!

 モンスター化する直前にコンドールマンが子供たちを助け、ゴミゴンに打撃を加えてもすぐ再生する不死身っぷりに手を焼くコンドールマンだが、弱点は火と判明。しかし近くに水場があったため、逃げられてしまう。

 さすがに三幹部の扱いだけあって、ここでいきなり死亡とならず、決着は持ち越し。

 「しぶとい奴……だが必ず灰にしてやる」

 ヒーローのセリフで「殺す」をこういう婉曲表現されるのは、結構過激な印象を産むのですが(笑)

 帰還するコンドールマンは、工場の排煙が真っ赤に染まっているのを見る!

 「デーモンスモッグ! スモッグトンめ、いつの間に!」

 「ゴミゴンの挑戦をかろうじて避けた瞬間、ふと忘れていた空に、早くもモンスターの魔の手は広がりつつあった!」

 忘 れ て い た

 まさかのナレーションから断言される、衝撃の事実!

 途中、ゴミゴンは作戦から目を逸らさせるためにアメーバゴミをばら撒いたのに効果がないと憤っていましたが、十分すぎるほどの効果じゃないか(^^;

20話

 スモッグトンの作り出したデーモンスモッグは、人々を苦しめていく。そんな中、まことの友人であり、コンドールJr.に加入を希望していたエツコが、スモッグを回避するために自分より幼い子供にハンカチを貸し、病院に搬送される。

 そのまま、スモッグによる症状で死亡。

 Aパートから、強烈に重い。

 直接的に「子供の死」が描写されるのも衝撃的な内容ですが、その死を悲しみ顔を隠そうとする母の姿や、そこに写真を撮ろうとして堅介に止められるアキなど、1シーンに様々な要素が放り込まれ、強烈。

 堅介がアキを制止するのは、アキが若干無神経な印象になってしまいましたが、協力者にしてまことの父である堅介のジャーナリストとしての良心が示され、ちょっと好きなシーン。

 正義のために幼い命が惨たらしく散ったことへの怒りを抱えるコンドールマンは、ゴールデンコンドルに化身すると、スモッグをまき散らすスモッグトンの飛行船に攻撃!

 すごくシリアスな展開で、本当は笑いどころではないはずなのですが、1クールでの輸送船攻撃のシーンと同様、この微妙なミニチュア特撮による問答無用の強さ謎の笑いを呼んでしまいます(笑)

 すごく微妙な飛行シーンバンクで「いたなスモッグトン!」「ゴールデン・ビーム!」と普段のコンドールマンの声で叫ぶ辺りも、すごくシュール。

 ゴールデンコンドル、東映等身大ヒーローの変身形態としては結構強い部類にあると思うのですが、もう少し、もう少しなんとかならなかったのか……(笑)

 間一髪脱出したスモッグトンだが、コンドールマン形態で飛び蹴りをかますコンドールマン

 「罪もない子供たちを苦しめ、その上尊い命まで奪うとは! 断じて許せん! 覚悟!」

 アジトへ逃げるスモッグトンは、そこに待ち受けていたゴミゴン&ヘドロンガーに自爆装置を作動させ、逃走。……意外とモンスター一族幹部は仲が良くて、面白い(笑)

 アジトの爆発から脱出したコンドールマンは、内部でマッドXと書かれたカプセルを発見。それはあらゆる毒成分を濃縮合成した化学薬品で、どんな煙でも毒スモッグに変えてしまう、恐るべきマッドサイエンダーの発明であった!

 公害研究所の北水博士に分析してもらう一方、堅介たちマスメディアを通じて警戒が広がっていく。しかしスモッグトンは、タバコや自動車排気ガスなどあらゆる煙をスモッグに変えていく……。

 毒を出すのは何も工場といった大きな組織に限ったことではなく、自動車などの日常生活で使うものでさえ公害となりうる……と示して、これが必ずしも他人事ではないのだと示すのが痛烈。

 工場を止めただけではスモッグに対抗できないと知る一心たちは、北水博士にスモッグを振り払う方法を教えてもらおうとするが……。

 「無理だ。台風でも来て吹き飛ばさん限りは」

 「台風?! 台風と言ったって、このお天気続きじゃ……」

 コンドールマンの超能力で、スモッグを吹き飛ばしてもらえないかしら」

 さすがにアキのセリフは、言わせ過ぎたような(^^;

 ともあれその言葉で、コンドールマンは修行をしてスモッグを吹き飛ばす力を得ようとする。そこにスモッグトンの配下が、コンドールマンを襲うが……

 てっきり襲われても全く動じないのか、あるいは念力波で吹っ飛ばすと思ったら、煙には動かないものの殴りかかってきた魔人コンバットには、普通に殴って対処(^^;

 前回のゴミゴンは倒されず生き延びたのに、スモッグトンは雑に倒され、重要なファクターであるはずなのに毎度修行の流れがもう一つ面白くならないのはどうしたものか。

 修行の結果、力を得たコンドールマンはゴールデンコンドルに化身すると、風で見事デーモンスモッグを振り払って見せた!

 いよいよもって、怪獣になっていくな……(笑)

 人の信頼を受け、修行の果てに科学を越えた力を発揮することで、人の対抗できないものに立ち向かうのが『コンドールマン』ですが、今回はスモッグ対策について「工場は基準を守れるよう対策」などの良心が描かれる一方、タバコや自動車は問題提起するだけしておいて、それに対する人のアクションが薄かったのは気になるところ。

 しかし、喜びもつかの間、北水博士とヘドロンガーが入れ替わることで公害研究所はモンスターに掌握されてしまうのであった! と更なる波乱の展開。

 そしてコンドールマンは、もう一体のドラゴンコンドルの力も秘められている、とさらなるパワーアップを予感させ、続く。

 色々重い内容なのに、ゴールデンコンドルが出ると何か壊れてしまうのが困るのですが、後のゴールドプラチナム(『ブルースワット』)と言い、金色の超常ヒーローには何か笑いを呼び起こす力でもあるのか(笑)