電磁戦隊メガレンジャー 第15話感想
『電磁戦隊メガレンジャー』の感想。
冒頭から、デジタル研究会、廃部の危機。
先輩たちが行っていたHP更新をいっさいやらないし、遊んでばかりいるし、そのくせ何故か電話代と電気代はやたら食っていると、そりゃ怒られますわなって話なのですが、INETは何かフォローするべきじゃないだろうか(^^;(ちなみに、電話代は劇中でも久保田の通信が原因としているものの、教頭の前では止められている)
その場しのぎで現在研究中と言う耕一郎だが、明日までにそのレポートを提出しろと言われ、そのために瞬を探そうとするも、瞬は中学時代からの友人・宗一から助けを求められ、五条院高校を訪ねていた。
宗一は勉強への悩みが原因で既に解決したことだと言い、五条院のデジ研を紹介するも、そこでフクロウのサブリミナルを確認した瞬。高校は既にネジレジアによる武器の開発機関として占領されていた!
というわけで、それ一本で話が作れそうなネタである廃部関連が完全に脇道に置かれてほったらかしになってしまい、本筋は占領された高校を解放するためひとり戦う瞬という、非常にシンプルなお話に。
それはそれで構わないのですが、いかにも怪しそうな先生を瞬が疑うも、実は先生は一人だけネジレジアを探っており、本当は宗一がとりつかれていた……という定番中の定番ネタが組み込まれるも、その怪しげな先生以外の先生がどうなっているのかわからないし、メールで助けを求めたのちに瞬が来るまでにとりつかれた宗一のことも非常にあいまいな話になっており、どうももうひとつピンときません(^^;
切り抜ける方法は瞬が洗脳されたふりをして、味方をも欺いた末にだまし討ち、なのですが、瞬の手を借りようとするものらりくらりと逃げ回られる耕一郎もあまり面白くなりませんでしたし、廃部関連の話をスッパリ切り落として、五条院高校側の事情をもっと踏み込んだ方が見やすかったような。
事件解決後、大急ぎで研究を仕上げようとするデジタル研究会だが、疲れ切った瞬はデリートキーを押したまま寝入ってしまい、慌てふためく一同でオチ。
まあ、廃部関連が引っ張られることは、ないんだろうなあ。後になってからもう一度拾われるかもしれませんが、美味しいネタを無駄撃ちしてしまった印象で、もったいない。