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ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

キラキラ☆プリキュアアラモード 第11話感想

キラキラ☆プリキュアアラモード』の感想。

 どうでもいい話:これまで、変身バンクの「できあがり」がピンとこなかったのですが、アレは戦隊の

 「完成! ○○ロボ!」

 だと思えばいいのか(笑)

 

 ついに開催されるスイーツフェスティバルに、父を置いて参加するいちか。毎年一緒に参加していた娘とのフェスティバルで突き放され、ショックを受けるいちか父。

 えみるやタツミ&みどりやファンクラブのみなさんなど、これまでのゲストキャラ勢揃いで送られるスイーツフェスティバルで、

 【不審者情報】イチゴの被り物をした道着姿の男性(推定年齢30代後半~40代前半)が、中学生女児をつけ回す事案が発生。

 こっそりついてきていたいちかの父は、友人とともにパティスリーを経営しているという娘の成長に感激し、パティスリーを手伝おうとするも、追い返される。

 「うう……これが思春期か……」

 回想映像で幼い娘を思い出すいちか父ですが、回想でも潔く道着姿だし、劇中誰もこの服装にはツッコミを入れないので、これがフォーマルな衣装として通る街なのかここは(笑)

 そんな親の境遇を推し量るゆかりさん、まだプリキュア達の家庭の事情はあまり描写されていない(あきらに妹がいるぐらい)本作なのですが、何か家族のことで問題があったりするのでしょうか。

 にぎやかなフェスティバル会場に、仮面の少年が現れ、空と街並みを妙な空間に作り変える。すると、これまで倒したスイーツアニマメイツ(仮)が集合、会場のスイーツからキラキラルを奪うため暴れまわる!

 プリキュア達が応戦する中、タツミを襲うドーナツ妖精を、ハイキックで蹴り飛ばすいちか父。

 覇王翔吼拳を会得せん限り、お前がワシを倒すことなどできぬわ!

 本気になったMr.ウサミがキラキラルでないとダメージを与えられない敵に物理攻撃を仕掛けたのですが、吹っ飛んだ後のドーナツ妖精のダメージ描写は無くこれで浄化はされないので、ギリギリセーフの範囲か。

 ……確か、スイーツ作りは乱暴にするとキラキラルが逃げていくので、キラキラルで膨らんでいる妖精はもしや、乱暴に殴り続けてキラキラルを逃がしきってしまえば小さくなるのではないか(待て)

 続いて現れたのは第1話のケーキ妖精ガミーで、キラキラルがあれば自分の欲望を満たせると教えてもらったので奪っていると目的を明かし、いちか父の持つスイーツのキラキラルを奪おうとするが、断る父。

 思わぬアニマメイツの苦戦に、仮面の少年はアニマメイツを悪魔合体させ、合体獣に圧倒されるプリキュア達。そしていちかの父は締め上げられ、さらにスイーツを要求されるが、断固拒否。

 「ああ?! たかがスイーツだろ、キラキラルの入れ物じゃねえか!」

 「これは、ただのスイーツじゃない。とても大事なものだ! だから、絶対渡さん!」

 地面にたたきつけられた彼が落とした箱には、いちかの好きなイチゴショートケーキが入っていた。

 「去年までは二人でフェスティバルに来ていたんだが、今年は一緒にスイーツを作る友達ができたようだ。……よかった。それでも父親ってのはお節介がやめられなくてな……せめて友達と一緒に食べてほしくて……だから、これだけは絶っ対に、守り、たいん、だ……」

 プリキュアを見る市民の反応にせよ、ここのいちか父のセリフにせよ、今回ちょっとセリフで語らせ過ぎじゃないだろうかと思うところがあるのですが、津田さんの息絶え絶えな演技と相まって、そのままいちか父が殺されかねない勢い。

 長老が死亡確認して、気を失っているだけと説明されましたが、ちょっと一瞬、本気で死ぬんじゃないかと冷や冷やしました(笑)

 「ちゃんと、大好きだよ……ごめんね、素直になれなくて」

 父の想いの乗ったショートケーキを食べたキュアホイップの体が輝き始める。

 「いい加減にして! 今日はみんながスイーツで心を通わせる、とっても素敵な日なんだよ! スイーツは食べたら消えちゃうけど、受け取った気持ちは、思い出になってずっと残る! だから、これ以上! 友達の、恋人の、家族の! みんなの想いを、メチャクチャにしないで!」

 すると、人の想いがキラキラルに反応し、市民の体も輝き始める。これを届ければプリキュアの力になるかもしれないという長老のアドバイスとペコリンの呼びかけにより、人の胸の内からプリキュア達に与えられるキラキラル。

 思いっきり劇場版展開なのですが、うーん、良くも悪くも(若干「悪くも」寄り)11話でやるような盛り上げ方ではないよなあ、という印象。

 ホイップのセリフ「友達」「恋人」「家族」は、これまでプリキュア達が助けてきた人々に間違いなく含まれており、実際そのセリフに合わせてそれらに該当するゲストが映し出されるのですが、セリフを成立させる最低条件が満たされているだけで、それ以上撥ねるほどの積み重ねは足りていません。

 話数こそ11話ですけど、ここまでやってきたエピソードはプリキュア加入が5話分、ペコリン関係でゲストなしが1話なので、そういった「人々」が描写されたのは実質4話分+今回しかない、というのは明らかに物足りない。

 実際には前回でパティスリーが大繁盛している関係から、もっと多くの人々が助けられたのだろうと推測は可能ですが、視聴者として見えている範囲はそこまで大きくないわけでして。

 プリキュアに力を与えるのが助けられたゲストだけでは絵として微妙なのだろうし、シチュエーション的にもそれを用意するのは難しいでしょうが、町中の人間全てがプリキュア達を助ける力になる映像にしてしまうと、物語の積み重ねに対して演出がオーバー過ぎです。

 これまでの話数の積み重ねに基本的に関係ない劇場版であればこれでも成立しますが、タツミとみどりのように本編の積み重ねを中途半端に拾ってしまうので、却って薄さが目立ってしまいました。

 また「家族」で扱われるのがいちかの父だけなのは、他のプリキュアについては先に述べた通り家族に触れる機会がないので仕方ないにしても、それではいちかの家族にスポットを当てた場合には、現状は父よりも母の方が物語としての重要度が大きい(キュアホイップに変身できているのは母のために作ったショートケーキのためだから)のに、今回一切触れられず。

 ここで母親の方にも多少思い出すことがあれば、母への思いで変身できたいちかが今度は父への思いで強くなる、とも読み取れるのですが、回想シーンの言葉ですら触れられないのは、正直不可解(^^;

 母に関しては今後のために引っ張った気配が強く、距離感が微妙でややもすれば悪い印象になりかねないいちか父について早めに格好いいところ見せておこう、という意識が先に立っていたのかもしれませんが、話の盛り上げ方が盛り上げ方だけにここで「家族」を拾うのもバランスが悪く感じてしまいました。

 狙いはわかるしその展開自体は悪くないけど、この段階でこれをやるのは急ぎ過ぎ、というところ。

 「うん! みんなの想い、ちゃんと届いたよ! イメージしよう!」

 「かわいく!」

 「くるくるで!」

 「きれいで!」

 「大事なものを守れる力!」

 キラキラルを操るプリキュア達の手で、ロッドが出現!

 「できた……キラッとひらめいた! 名付けて、キャンディロッド!」

 これまで、「人の想いからアイテムが生まれる」とか「プリキュア達の成長に応じて伝説アイテムが現れる」とか「元からあるものに人の想いが宿ってアイテムに変化」のパターンはありましたが、まさかの

 想いを材料に、自分たちでアイテムを作る

 という展開で、かなり衝撃的。

 本作におけるスイーツについての「自分で作らないとダメ」というリアリズムに「キラキラルでなんでも作れる」というプリキュアの設定が合わされば、こうなるのはすごく納得の展開なのですが、それにしてもびっくりしました(笑)

 話の構造に対してこれまでの作品の重量が足りていないのがつくづく惜しい今回ですが、この作品の志向しているものが一つはっきり表れたこのアイテム入手劇についてはものすごくテンションが上がり、ここだけで今回元をとった気分。

 使う技がショートケーキによるプレス攻撃でしたが!

 重甲気殿・大圧殺!

 浄化されたアニマメイツはベルトが破壊され、今までの記憶を失った状態に。洗脳されていたようなのですが、地球の妖精なのか、それとも別次元や外宇宙の妖精なのか。

 次回で説明があるかわかりませんが、仮面の少年ジュリオはプリキュアと対面せずに終わっており、本当の敵の正体はいまだ不明という状態に。どういった目的で妖精を暴れさせたのか、その目的は何なのか、キラキラルについてどれほどのことを知っているのか、それらは全部持ち越し。

 登場時期やポジションからは、プリキュアシリーズで言うと同プロデューサーの『Go!プリンセスプリキュア』のトワイライト(→紅城トワ/キュアスカーレット)が思い出され、追加戦士枠の雰囲気もありますが、一人称は「オレ」だし公式ページでも「少年」表記なので、今のところは男と見ておきます。

 まあいちかのキュアショコラに対する反応から本作世界ではプリキュアの性別にこだわりはないと思われることや、本作のベースに『美少女戦士セーラームーン』がある気配が強いことを考えると、声は皆川純子さん(セーラーウラヌス)だし、スリーライツ的なことを考えている可能性も否定できないので油断なりません(笑)

 いちかは平穏を取り戻したスイーツフェスティバルで父に自作のタルトをプレゼントするが、感激した父は道場にしばらく飾るとドタバタ。

 途中述べたように、新アイテム登場部分でものすごくテンション上がったし、今後の展開のための要素はいくつか散らばり、今回拾われていない要素もどうなるのかと期待はできるのですが、作品の力に対して展開がオーバーすぎて却って白けてしまうのが残念でした。

 11話でこれだけやってしまうと今後大丈夫なのか? と別の意味でのハードルも上がってしまいましたし。

 次回、謎の転校生に、意外にもゆかりが対抗心を燃やす!

 得体のしれないヤツらはちゃっちゃっと抹殺してしまいましょう!(言いません)