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時空戦士スピルバン 第28話感想

時空戦士スピルバン』の感想。

 「パンドラ女王の声には魔力が潜んでいる。私の予想した通りです」

 曽我町子だから仕方がない。

 まさかの女王パンドラ催眠音声CDを配布することで、妊娠中の母親を通じて赤ん坊を怠惰な性格に作り変え、未来の日本は怠惰な人類の堕落した世界へと作り変えるのだ! という計画。

 ギローチン皇帝が未来人であることを踏まえ、彼の来た23世紀が荒廃するような歴史改変を行うのが目的なのだとナレーションでも説明されるのですが、にしてもえらく回りくど過ぎです(^^;

 仮にも「時空戦士」の肩書を持つスピルバンながら、ギローチン皇帝の未来人設定に特別意識を向ける訳でもないので、こういう遠大な計画を非難する役目としても特異性が今一つ生まれませんし。

 内容的に『シャイダー』と同じ路線を志向している雰囲気も見えますが、社会風刺のメッセージ色は弱め。

 そんな中、このCDを聞いたために育児に専念しようと会社を辞職した少年ケンイチの父というキャラが登場し、計画を阻止した後一切フォローなしという、個人的に上原脚本の一番ダメなパターンがさらっと出ているのですが、上原さんは本当、こういう展開を放り込んで、いったい見ている人に何を感じてもらいたいのか(^^;

 後年のインタビューで上原さんが「非武のヒーロー」の理想を語った際、これまで見てきた作品の中に「暴力で解決するヒーローに対する悪意があるのではないか」と思える展開が度々見えていたのが個人的に腑に落ちたのですが(あくまで個人的な解釈ですが)、このパターンがその意識のテンプレとして扱われ過ぎている気がしてなんとも。

 今回の戦闘の見どころは、これまでEDだけの登場だったグランナスカコンバットフォーメーションの満を持しての登場なのでしょうが、操演で地に足がつかずフラフラ動いているグランナスカは正直、格好悪いです。

 デザイン自体が悪いわけではないのですが、力の入らないパンチで戦闘機を落とし、モタモタとした足つきで戦車を踏み潰す映像は、これで本当に80年代特撮の映像? と真剣に疑うレベル。

 各話ごとに違う巨獣が繰り出され、スーツアクターのアクションで毎週ダイナミックに見せていた『巨獣特捜ジャスピオン』の後だけにどうしても見比べてしまうところはありますが、バンク映像としても宇宙刑事シリーズからさらに退化した雰囲気。

 今回、そんな微妙なお披露目よりも、輪となっている手を生かした肉弾戦に飛び道具反射などの細かい強さを見せ、ツインブレードで画面の奥行きを見せるように飛び道具ディスクを弾き飛ばしていくなどの演出を凝らした、ニュー戦闘機械人ディスクと戦う場面の方が圧倒的に面白かったです。

 次回、ヘルバイラ再び。